【第5話】見上げれば"ハードボイルド"。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

伊東での水泳から1週間、未だに筋肉痛が治まらない今日この頃、皆さん寝床でバタフライ楽しんでますか?
日頃の運動不足と年齢のせいか、今でも『伸び』をするだけで『イタタタタタ』。
このままでは近い将来、リアルボイスを叫んだり、プリクラを撮るだけで身体が動かなくなってしまうのでしょうか。 そして大人しく『今日はゲートボールしない?』
あぁそれだけは認められません!
やはり、そんな"れしーと"活動は許されないので、今から鍛えたいと思います。
『おかあさんといっしょ』のぱわわぷ体操で。


【あらすじ】
"ひとり五輪"で老体に鞭打ったガイハさん。
肉体の限界と共に、自ら現役生活に幕を下ろすのだった。


シャワーと温泉で汗を流し、お腹が空いてきたのでディナーを食べに行く事に。
目的地は『ガイハミシュラン』で日本一美味しい洋食屋として認定されている『ボンナペティ』。
住宅街の中にひっそりと佇んでいる為に必ずと言って良い程、迷子になるのですが、今回は地図を持参したので問題はないはず。

30分後。

『どこーー!?』

ガイハさんの記憶と地図に書かれた場所は一致しているのですが、肝心のレストランが見当たりません。

汗だくになりながら、何度も同じ道を行ったり来たり。
その度に不審そうな目つきで眺める井戸端会議のおばさまたち。
仕方がないので、その中の1人に聞いてみる事にしました。

すると

お『あぁ…あのお店ねぇ。あれよ。』

指差されたのは大きな白い建物。

『100えんハウスレモン』。



100円ショップになっていました。

さようなら日本一美味しかった蟹クリームコロッケ。
さようなら思い出たち。
ガイハミシュラン崩壊。


仕方がないので、昨年も訪れた『楽味屋まるげん』へ。
新鮮な地魚と地酒の美味しいお店。
かれこれ5度目。

tumami

注文を済ませ、料理を待っていると、隣から異国の言葉が耳に入って来ました。
どうやら日本人男性と東南アジア系の女性のカップル。

そして、お酒を"一口"飲む度に
グラスとグラスを合わせ
男女『アイシテルー!』

唯一の日本語が"ベタ過ぎる"挨拶でした。

はたして、この女性は『愛してる』の意味を理解しているのでしょうか。
それともこの二人にとって、乾杯は愛なのかっ。
愛は『ルネッサーンス!』なのかっ!
つまり結末は『ボンジュール!』なのかっ!!

よく見れば二人とも小肥りやないかーい!!

はっ!?

落ち着けガイハ!君はそんなキャラじゃない!

retasu

ひとり笑顔で"高速首ふり"で平静を装っていると、次々と料理が運ばれて来ました。


amaebi

・納豆の巾着揚げ
・鯵のたたき
・まるごとレタスのサラダ
・おにぎり
・甘海老のから揚げ
・鯵の煮付け
・鯵フライ

完食。

aji

もちろん、ひとりで訪れる客はガイハさんくらいのもの。
昨年は気になった店員や客の視線も、今やどこ吹く風。
少しだけドボイ(※1)からハードボイルドに近づいた気がしました。

aji


※1…ハードボイルドに成り切れない中途半端な男の通称、またはその様子。


【次回予告】
夜の海でガイハさんを待っていた謎のおっさん。
その男の姿勢にガイハさんは心打たれ…。