【第4話】ひとり五輪。 | ガイハ日記。

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自分のblogの通信簿を作成するサイト『ブログ通信簿』で『ガイハ日記』を判定したところ、【主張度:1・気楽度:3・マメ度:3影響度:3】だった今日この頃、皆さん
通信欄には、もっと自分の意見を言ってみてもいいのでは、バレエダンサーを目指しましょうと書かれていました。
ブログ年齢は17歳。
実年齢とあまり変わりありません。え。
主義・主張の無い『ガイハ日記』、日々ごまかしながら綴っていましたが、やはり先生の目はごまかせなかった様です。
というわけで、これからバレエを極める為に修業の旅に出ようと思います。
誰か止めて下さい。


【あらすじ】
テディベアミュージアムにて、またも脳内で『ポニョ』がパラサイトした"おっさん"ガイハ。
ついには"鬼"と化し、伊東の地に降り立ったのあった。


ホテルのフロントに到着すると、先客の老夫婦が何やらトラブルの様子。

kawa

謝罪するホテルマン。
何か文句を言っている主人。
そしてビデオカメラで両者を交互に撮影する婦人。

困っている姿を楽しんでいるのか。
はたまた、『怒っている貴方も魅力的』とパー子精神か。

お取り込みの邪魔をしないようにチェックインを済ませ部屋へ。
そしてバッグの中から"とあるもの"を取り出すガイハさん。

さっそくエレベーターで10階へ。
そう、今回の旅の裏メインイベント『ひとり五輪・水泳自由型』。

kaipan

実を言えば、幼稚園から6年間スウィミングスクールに通い、区大会にも出場経験もある少年時代。
泳ぐのは10年ぶりですが、身体に染み付いた経験はそう簡単に忘れるものではありません!

さぁいざ仮想北京!
今こそ過去の栄光を取り戻そうじゃありませんか!

なんちゃってレーザーレーサーに着替え、誰も居ないプールへ。

まずはクロール!!
目にも留まらぬ超高速のバタ足で…

ばしゃばしゃばしゃ!

威勢の良い音とは裏腹に、なかなか前に進まないガイハさん。
そして息切れ。
ぜぇ…ぜぇ…いったい何故!?

ならば平泳ぎ!
そうだ『ハードボイルド協会の北島康介』と呼ばれた男、完璧なフォームで世界新を目指そうじゃとありませんかっ!

スイスイ…
ずびずびずぼぼぼ…

スイ…
ずびずびずび…

浮かんでは沈んでいく身体。

まさか…そんなっ!
それならバタフライ!
気分はトビウオ!
ブルーブルー 高く飛んでみせる!

バシャンっ!





沈没。

さようなら過去の栄光。
もはやそんな時代、誰も信じない!


それから、何度か"リハビリ"を重ねるうちになんとか50メートル完走。
この調子で頑張れば、昔のように…

ぴきっ

!!

『あぁ…!!』

股関節に激痛。

気がつけば左腕も回りません!
心は子ども、身体は老人のガイハさんには1時間の水泳が限界でした。

gomakashi

どうか…若さを下さい!!

kamo


【次回予告】
満身創痍の身体を引きずり、洋食屋『ボンナペティ』に向かったガイハさんを待っていたのは奇妙なレモン?
そして、そこで明かされた驚愕の事実とは!?