朝起きると猫たちが行方不明になっていた今日この頃、皆さんうちの"タマ"知りませんか?
探しても探してどこにも見足らず焦り始めるガイハさん。
もしや…ついに家出!?
着替えて外を探そうかと思ったその時、ふと横を見ると半開きになったクローゼット。
服が毛だらけになるのを防ぐために、頑丈にロックあるはずのクローゼット。
まさか…
丸まった体に光る目、そしてふわっと舞う茶色と白の毛々…。
!!
やはり猫のいる家庭で、スタイリッシュに生きる事は容易ではなさそうです。
真夜中の25時に、080の知らない番号から着信がありました。
暗闇に鳴り響く『時効警察』のメロディ。
もちろん出る事もなく、ただひたすら鳴り止むのを待っていると
『ピーー。』
不快な電子音の余韻を残し。自動で電源オフ。
いつの日から当たり前になっている自動オフ。
『またか』と思いながら、電源を入れ直すガイハさん。
これでもう大丈…
一瞬の点灯の後にまたもオフ。
臨終。
『080』は呪いの電話でした。
真夜中に ベルがなった
ガイハさんの vodafone
お別れの時がきたのを
皆に 教えたのさ
修理にも出せない vodafone
ガイハさんとも お別れ
今は もう 動かない
マイ vodafone
頭を過ぎる白い犬。先生!
まだソフトバンクには替えたくない!
出来る事はしてみようと電池パックを入れ直してみる事に。
暗闇の中、手探りで電池パックをはめ直すガイハさん。
よく見えませんが、なんとかなるはず!
カチッ。
カチチッ。
なかなかはまらない電源パック。
おかしい…くっ!
このっ!
くそっ!
えいやっ!
そいやっっ!
ベキッ!!
暗闇に響く渇いた音。
嫌な予感。
慌てて電気を点けると、不自然に折れ曲がった形ではまった電池パックがそこにはありました。
とても指で外れそうにないので、ハサミを取り出すガイハさん。
たしか以前にもこのような事があったような…(※1)。
今度は指を切るわけにはいかない!
慎重に、僅かな隙間にハサミの歯を押し込み、梃子の原理で一気に持ち上げ…
ベキッ!!
!?
テープは剥がれ、ボロボロに削れて中身が剥き出しになった電池パックらしき塊。
もはや原型を留めていません。
ノーン!!
力任せに無理矢理外し、再び押し込むガイハさん。
執念。
どうか点いておくれっ!
『OPEN WAVE』
やった!!ヤッホー!!
満身創痍のvodafone、またも死に際で息を吹き返しました!
喜びのあまり携帯を持ったまま踊りだすガイハさん。
『あぁっ…!!』
よろめいた勢いで手から"するり"と零れ落ちる携帯。
『ピーーー。』
!!
黒へと"帰る"vodafone。
コンドコソオワッタ…。
結局、自動電源オフ機能はより高性能に、いっそう素直でなくなりました。
あともう少し、もう少しだけ頑張りたいと思います。
※1…ハサミで電池パックをこじ開けようとしたところ、左手小指に刺し、流血。詳しくは8月26日『氷結おぼろ丸』参照。