世界で一つオーダーメード版『人生ゲーム』の販売が決定した今日この頃、皆さん人生の博打楽しんでますか?
パッケージや盤面に写真、名前、マス目には実際のエピソードが印刷されるというもの。
つまりガイハさんなら
18歳…胃を壊す。
19歳…大晦日に口ピアスが埋まって手術。
…。
人生ゲームで振り返る過去の事件簿。
駒が進む度に暗くなるプレイヤー。
待っているのは、老衰か!?はたまた不名誉な死か!?
お手柔らかにお願いします。
【あらすじ】
華の105円"かけショー"生活。
試行錯誤の末に、極上の"まことスペシャル"が生み出されたのだった。
連日、105円だけを握りしめて『はなまる』に向かう日々。
挨拶は
『"かけショー"1つ!』
そして”まことスペシャル”。
浮気なし!はなまる以外は愛せない!!
当然、ぴっぴの姿はありません。
それから月日は経ち、暮れの季節。
『はなまる』が願ってもない暴挙に出ました。
『50円割引券』。
しかも、クーポンではなく期限内使い放題のパスポート。
つまりこれは、105円の"かけショー"が52円で食べられるという事!!
まさか割引券を使ってまで"かけショー"を食べる人間いるなんて想定していなかったのでしょう。
情けは無用!
死なない程度に生かす!
潰れない程度に食す!
3人は割引券を剣のように振り翳し
『"かけショー"1つ!』
もちろん半額だからと言ってトッピングに妥協は許されません。
お代わりも52円。
いくらお腹が減っても、200円の"かけ中"では無く"かけショー"お代わり。
日が経つに連れ、態度が冷ややかになる店員。
そんな目で見たって引き下がりません!
くしゃくしゃになっていく割引券。
怯む事無く"かけショー"を食べ続ける3人。
ところが、そんな幸せな日々にも、突然終わりを迎える時がやってきました。
ある日、朝の目覚めと共に頭浮かぶ"かけショー"。
口の中で広がるてんかすの味。
うっ…気持ち悪い…。
"かけうどん"過剰症でした。
思い出せば思い出す程、吹き出す胃散。
もう食べたくない…。
ぴっぴの気持ちがわかりました。
『もう"かけ"なんて食べないなんて言わないよ絶対。』
『はなまる』に向かう事は二度となくなりました。
今だに『はなまる』を横切ると起きるアレルギー反応。
半年足らずで食べ尽くした一生分な"かけうどん"。
いつか、ぴっぴやまこっさんと"はなまる同窓会"を開ける日はやってくるのでしょうか。
ちなみにBenBenはと言うとと、『はなまる』に立ち寄ったのは1度だけ。
そのかわり自宅には、天井まで天高く伸びる"赤い狐"タワーが聳えていました。