朝一の欠伸で顎がつってしまった今日この頃、皆さん変幻自在に外してますか?
寝起きの悪いガイハさんも瞬時にお目覚め、そして悶絶。
夢の世界、現実経由・地獄の世界でした。
原因は4本指サイズの無理な大欠伸、端から見れば寝ながら発声練習。
朝弱いかたは、快適な朝を目指して是非チャレンジして見てください。痛みを犠牲にして。
先日、近所の団地を散歩していると、5歳くらいの男の子とその母親のケンカ現場を目撃しました。
『団地っぽい風景だな…。』
何が”団地ぽい”のかわかりませんが、戦後の標準的な家庭を絵に書いたような『悪ガキ』と『外でもエプロン&サンダル』の母親の姿に、長谷川町子的ノスタルジアを感じました。
すると少年が母親に一言。
『この、どてかぼちゃ!!』
!!
…少年よ!今何と申した!?
”どてかぼちゃ”
確かにそう聞こえました。
【どてかぼちゃ】
土手に生えた南瓜は肥料が足らない為に食用に適さない。この事から『役に立たない』・『取るに足らない』の意を表す。
今となって触れてはならないような完全な死語。
度を超えて、昭和過ぎではありませんか!
これも現代の教育なのかっ!?
リバイバルの教育なのかっ!?
どこで見た展開。
これはもしや、ハロウィンだから!?
『This is Halloween』
それならジャックスケリントンは”どてかぼちゃ大王”になってしまう!?
そもそも、どてかぼちゃなんてナンセンスな言葉を使うなら、同じ意味の『おたんこなす』のほうが美的ではないですか。
おたんこなす。
オッタンクォナスィ。
オッタゥァンクゥォナッスィ。
ナポリの風を感じませんか?
イタリア語っぽく聞こえてきませんか?
こ洒落たレストランでパンチェッタのジローさんが
『Il mio none e "ottanconasu" (私は役立たずです)』
なんて口説いてきたら、知らず知らずに騙されちゃうんじゃないですか?
友達に。
恋人に。
上司に。
ポマード臭い二日酔いのサラリーマンに。
優しさと気遣いのおたんこなすはいかがでしょうか?
悪口もちょっとお洒落をすれば、カンツォーネの調べのように、陽気なジョークに早変わり。
まさか。
閑話休題、あまりにも衝撃的な出来事だったので、この少年が何故『どてかぼちゃ』と言ったのか聞かずにはいられませんでした。
少年に近づくガイハさん。
すると突然身動きがとれなくなりました。
地面が沈んでる!
このままでは、自分自身がどてかぼちゃになってしまう!!
あぁぁぁぁ…
・・・夢でした。
どてめっ!
それにしても、古き良き時代は死語という埋葬と共に滅んでしまうものなのでしょうか。
たまには、そんな時代を振り返って一言いかがですか?
どてかぼちゃ。
おたんこなす。