俯けば『眩暈』。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

子どもの頃吹けた口笛が年々吹けなくなってきている今日この頃、皆さん日々退化してますか?
今では『ピューピュー』と寂し気な渇いた音で、遠くまで聞こえる事もありません。ハイジさんごめんなさい。
そういうわけで真夜中に、ひっそり練習する他なさそうです。
気分はしずかちゃん。
お隣りさんには覚悟して戴こうと思います。


『吊橋に行かなきゃっ!』


いつも通りの朝、歯を磨いていると頭の中に、ふと海辺にかかる大きなそれが浮かびました。
鎌倉大仏の時のように、実際に足を運ばせなければならないのでしょうか。


ところがドッコイC、acrophobiaという病気を患っているガイハさんは、容易に吊橋を渡る事ができません。
命に関わる重病のような書き方をして同情をひこうとしましたが、実は高所恐怖症なんです。


たかが高所恐怖症と言う事なかれ、3階の窓から真下を見ようとするだけで足がすくみ、震えた声で『翼の折れたエンジェル』を歌ってしまうくらい萎縮してしまう程ですよ。


そんなガイハさんに吊橋を渡れと言うのですか!?
自分で言い出した事ですが。


同様に恐ろCのが、永田町御茶ノ水などの地下鉄の駅でお目見えするロングなエスカレーター。

あれは凶器ですよね。
非常階段の隙間と同じで、視覚と想像力で殺されます。


下りエスカレーターで正面や真下を見ようものなら即硬直、一押しで転落、まさに人生の落とし穴が目の前に広がっているわけです。


ビクッ!
ガタガタ。
ドン!!
ゴロゴロゴロ…。


…。


哀れな最期が音だけで表現できてしまう虚しさ。
あっちむいてホイすら殺人兵器に成り得ると言えるでしょう!


それにしても実際に落ちた人っていないんでしょうか?
絶対ガイハさんのような人は数多くいるはず!


JRで肩がぶつかって転落した人がいるくらいなんですから、年間50人くらいはエスカレーターから転げ落ちていても不思議ではないし、雪だるまが転がって大きくなるように、人を巻き添いにして最終的に『御茶ノ水の"ピサの斜塔"や~』的な被害があってもおかしくないじゃないですか!

やはり、こういう事件は揉み消されてるのでしょうか。

いっそ下りはジェットコースターにしてくれれば良いのに。


そういうわけで、こうなったらBGMに『ビックブリタッチの死闘』を流しながら、目隠しをして吊橋に行く他なさそうです。電波少年的な。

景色を見なければ、そこが高所である事もわからないはず!


ん?何かが違う?
何か本来の目標すらも見失ってる気もしますが、『なんとなく吊橋が頭に浮かんだから行かなくちゃ』という既製事実を作ってしまった今、身を震わせて行く他なさそうです。


(正直な事を言えば、箱根彫刻の森美術館にあった塔の頂上へと続く螺旋階段も、途中までしか昇る事ができませんでした。)