百貨店の食品売り場で59円のじゃがいも1つだけ購入した今日この頃、皆さん買い物籠被ってますか?
行列お構いなしのミニマムプライス、周囲からは苛立ちを通り越してため息が聞こえてきました。
じゃがいも1つだけ買っちゃ駄目なんですかっ!?
やはり『急増!コンビニ感覚で百貨店を利用するマナーの無い若者達!』と銀河万丈のナレーションで報道されてしまうのでしょうか。
『…海老反りだね…。』
『…うっうん、海老反り…。』
朝のJR、確かにOL達はそう言っていました。
何かの会話の結論が『海老反りだった』事は間違いないのですが、駅に向かう途中で財布を忘れた事に気がつき慌てて帰宅、再び駅まで全速力で滑り込み乗車をしたガイハさんはそれ以前の会話を全く耳にする事ができませんでした。
事件の予感。
もしかしたら腰椎が不自然に捩曲がり、治療には数週間、コルセットや腰椎バンドだって必要かもしれません。
それに腰椎圧迫骨折なら間違いなく手術、そう考えるとかっぱえびせんのような人をイメージしてしまっても、とても笑える状況ではないでしょう。
耳を羽ばたかせながら会話の続きを待ったのですが、お互いにこれ以上触れてはならないといった空気で、押し黙ってしまいました。
…気になる。
そもそも、どのような状況で大の大人が海老反りになってしまうのでしょうか?
・背後から自転車が腰に衝突。
・エクソシストごっこの末、ブリッジ体勢から戻れなくなる。
・妄想流鏑馬ごっこで弓に、弓体勢から…省略。
・海老の気持ちになるために一週間の海老生活を実戦、海老体勢から…略。
・実は海老蔵ヘア(坊主)。通称『海老剃り』。
どれもが真実に近そうで真実から最も遠い気もします。
こうなったらいざという時の辞引、本物の真理が存在するかもしれません。
歌舞伎の演技の一。相手の威力に圧倒されるさまを様式的に表現するもので、片手または両手をかざして、からだを海老のように反らせる。『関(せき)の扉(と)』の黒染、『太功記』十段目の操などに用いる。
【大辞林】
…余計わからなくなりました。
相手の威力に圧倒されるさま…これはつまり隣座席の狭いスペースに”スーパーヘビー級”のおばさんが無理矢理座ってきた時に押し出され、腰が曲がってしまた…という事なんでしょうか!?
だとしたら恐ろしい!!
恐ろしすぎるゾおばさん!!!
結局考えれば考える程、謎は深まるばかりで
『どれだけ反っちゃったんですか?』
なんて聞く勇気すらありませんでした。
はたして海老反りの真相は!?
名探偵の登場を心からお待ちしております。