中華料理屋で『にら焼餃子』と『にらなし焼き餃子』を1皿ずつ頼んだら、何度も確認された揚げ句に哀れむような目付きで見られてしまった今日この頃、皆さん初デートに納豆餃子食べてますか?
中華料理屋で餃子2皿とごはんだけ頼んで何がおかしいんでしょうか?
特別な餃子マニアでも餃子似のガイハさんでもありませんが、なんとなく食べたい気分だったんです!
にらの有り無しの食べ比べしたっていいじゃないですか?
と心の中で呟きました。
新宿テアトルに『図鑑に載ってない虫』を観てきました。
さすが『時効警察』や『インザプール』の脚本監督、『ダウンタウンのごっつええ感じ』の作家を手掛けた三木聡監督というだけあって小ネタ・大ネタ漫才、ニヤニヤ笑うか失笑するか、ホームランか三振か人を選ぶ映画。
ライターの俺(伊勢谷友介)は、仮死体験ができるという“死にモドキ”を使って死後の世界をレポートするように美人編集長(水野美紀)から強引に依頼され、相棒のエンドー(松尾スズキ)や、元SM嬢で自殺願望を抱くサヨコ(菊地凛子)らとともに“死にモドキ”探しの旅に出るが……。TVドラマ「時効警察」や、映画「イン・ザ・プール」「亀は意外と速く泳ぐ」で人気の三木聡が手掛ける一風変わったサスペンス・ロードムービー。
床にぶちまけた塩辛がニコラスケイジに見えるとか、爺をくすぐる仕事とか、ゲロお好み焼きとか…玩具箱をひっくり返したような大人の悪戯心に溢れています。
主演の伊勢谷友介や菊池凛子が霞んでしまうくらいキャラの濃い脇役達…とくに時効警察でお馴染みな岩松了&ふせえりや、村松利史、笹野高史、片桐はいり、つぐみや松重豊が良い味出してます。
シュールなもの、微妙な間、頭を使わないで楽しめるもの、バカバカしいものが好きな人にはたまらないでしょうし、わかりやすい笑いや綺麗なロマンスを求めている人には絶対に向かないでしょう。
わからないものを面白いと感じるか感じないかで好みが分かれるかもしれません。
あまりにも細かい所に笑いや小ネタがちりばめられているので、好きな人は何度も観たくなる中毒性有り。
それと『時効警察』好きであればさらに倍楽しめると思います
それはそう、子どもの頃夏の日の夜の公園で、怖いもの見たさでマスクマンの怪しいマジックを見ちゃったような感覚。
仮面の中はすっぴんも想像できないほどの厚化粧。たまねぎ戦士。
3枚重ねの驚き。マジックとメイクのダブルショック。
そういう経験ないですか?ガイハさんもありません。でもたぶんそんな映画だと思います。
決してデートにはお勧めしませんが、個人的には楽しめたので★★★星3つ。ちなみに大リーグボール養成ギブスを作ったのは星一徹さん。
そして11月には三木聡監督&オダギリジョー主演で『転々』が公開。
岩松了&ふせえり、笹野高史に加えて、友情出演で麻生久美子まで出るので考えるだけでニヤニヤしてしまいます。
あとは『めがね』。
かもめ食堂の監督・スタッフ、出演は小林聡美ともたいまさこ・・・言うことなしっ。期待しています。
打倒リリコで頑張ります。
※2008年現在、結局見てません。申し訳ないです。
