誕生日までカウントダウンが始まった今日この頃、皆さんハルマゲドンの覚悟はできてますか?
まぁ4年に1度しか年が増えないんどまた21歳のやり直しですが…。
ツッコミや苦情はいらないですよ。ええ。
誰が1番虚しいかは本人が1番わかってますから。
昨日の続きをば。
テアトルでの一幕。
目の前に席に初々しいカップル。
年はガイハさんと『ほぼ同じ位』二十歳前後、どうやら二人のデートで初映画の様子。ええ、同じ位ですよ。
男『(少し自慢げに)この映画は出てる人がいいんだよ。主演の松尾スズキも良いし、脇役がとにかくいいんだよ!』
女『(パンフを見ながら話を遮るように)あー伊勢谷(友介)くんに菊池凛子ちゃんも出てるー♪松尾って誰?眼鏡のインテリの人』
既に杉並区とメルボルン程の温度差。インテリは松尾貴史だし。キッチュ。
男『う…この映画は小ネタ漫才で、シュールな感ジがタマラナイだよっ。』
女『(だいぶスルーな感じで)ねぇねぇ、これって伊勢谷くんと凛子ちゃんがラブラブになるんじゃないのぉ?』
全く映画の内容を理解していません。『図鑑に載っていない虫』をどう振って転がしたらラブロマンスに繋がるのでしょうか。
男『いっいやソウイウ話じゃなくテネ…まぁ見レバわかるよ!トニカク面白いから!コノ監督だから観に来たヨうなモンだし!』
女『(興味なさそうに)ふーん。私監督とか別に良いんだけどねぇ。』
空中分解の予感。ガイハさんにはどうすることもできません。
上映終了。
満足そうな彼氏。
機嫌の悪そうな彼女。
男『どうダッタ?超面白クナイ?』
女『全然意味わからなかったんだけど。なんで初デートでこんな映画連れて来たのよ!』
ドラマよりドラマティックな展開。出るのか必殺平手打ちっ!燃える闘魂ボンバイエ。
男『イイダロ!別ニ。ナンデワカンネンダヨ!』
おっと解散宣言か。野音で「普通の女の子に戻りたい」。
などと考えていたら喧嘩しながら去っていきました。
当然、小心者のガイハさんは追い掛けることなんてできません。
ただ、この二人の未来が見えた気がしました。気が。
初デートでこういう映画を見に行くならせめて『ラブでジョイなムービーじゃないよ。』とか言っておかないと。大柴風に。
とりあえず、幸運を祈っておきます。アーメン。
ちなみにガイハさんのお隣は、同じく独りで観に来た40代前後のおばちゃん。
これはもしや恋の予感!?
冗談じゃない。