別れの房総トレイン。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

顔チェキでガイハさんに似ている芸能人を鑑定して貰ったら里見浩太朗だった今日この頃、皆さんこの印籠が目に入ってますか?
ちなみに2位が中田英寿で3人が城咲仁でした。
顔チェキの明日が心配になりました。
里見浩太朗似のガイハさんをよろしくお願いします。


さて、毎年秋になると4泊5日の校外研修が待っています。

高校2年当時、ガイハさんU田さんよしC君3B君、そしてT朗君を加えた5人のグループで行動する事が多かったのですが、この日もいつものメンツで外房の研修先に電車で向かっていました。

何もない無人駅のような駅で電車を乗り換え揺られること30分、駅に停車中にとある異変に気が付きました。

『バッグがない!?』

ガイハさんのバッグが行方不明になっていました。
どうやら乗り換えの駅に忘れてきた様子。

慌てて4人に


『バッグ取りに戻るわー!!先行っててーー!!』


と伝え電車が駆け降りるガイハさん。

すると
U田さんとよしC君、3B君も飛び降りてきました。


『俺達もいくぜ。みんなでバックレだ!』


まさに青春の一コマ。

熱い友情を感じました。これでこそ仲間…この5人の結束が…


ん?


T朗君がいませんでした。

すると窓の向こうでトランプをしてるT朗が見えました。
そして気付いたらしく間の抜けた声で言いました。『どうしたのー?』

ドアが閉まり動きだす電車。


『T朗ぅぅぅぅぅー!!!』

ガタンガタン…


『動き始めた汽車の窓にー顔をつけてー君は何かを言おうとしている』

さようならT朗。
その後、彼は別のグループの一員になりました。
プラットフォームが運命を別けました。


T朗を見送ると後ろで、今にも消え入りそうな透き通った声で悲しんでる男がいました。
えのきです。
呼んでもいないのに後ろで泣いてます。


G『なんでえのきがいるの?』



え『(かなりスローなかんじで)だってぇーみんなが下りたからぁーみんなはぁーどうするのぉー?』


U『これからバッグ捜しに戻ってどっかで昼飯喰ってサボるんだよ。』


え『サボりはダメだよぉーー。先生に怒られちゃうよぉー。』


G『じゃあ次の電車で行って先生にバッグの事伝えといてよ。』


え『えーーそんなぁ、だって1時間も電車来ないんだよぉー』


U『でもサボりは嫌なんでしょ?てかもうこの段階でえのきもサボりだからな?』


え『えーーーー、じゃあ先生に伝えておくよぉーー。』



さようならえのき。

えのきと別れました。


バックを口実に脱線し始めたガイハさん達を待っていた悲劇とは・・・また明日。