朝っぱらからマンションのおばちゃんに「あらー大きいわねぇ。身長いくつだったかしら?土曜日はお仕事?」と質問攻めだった今日この頃、皆さんご近所付き合い大事にしてますか?
ちなみにさも知り合いのように話しかけられてますけど初対面でした。
身長答えたことないし。とりあえず1cmサバを読んせていただきました。
空腹を満たすとガイハさんは眠くなったので公園のベンチで眠りにつきました。
するとバッグと財布は無くなり、身ぐるみを剥がされ海に沈められ二度と目を覚ますことはなかったのでした・・・THE END。
嘘です。そりゃそうだ。
眠け気に耐えながら電車に乗って伊東に。
伊東線の車窓から。
石丸謙二郎の声が聞こえてくる前にポカリが飲みたくなりました。だって海だし。
そんなことを考えてると、足に違和感を感じるようになりました。
見てみると靴下に穴…いやいや両足の平にマメが4つ、つぶれかけていました。
靴を間違えたようです…変に色気づいてオシャレするから恥かくんですよね。大人に憧れた子供がお酒を呑んで体壊すのと同じでしょう。
あっガイハは子供の時からお酒を呑んでたってことじゃないですよ。精練潔白・純粋の塊でした。
そんなわけで歩くだけで足が痛いので、伊東に到着するとまず靴下を探しに行くことにしました。
まさかぶらり一人旅が靴下探しの旅になるなんて思いもしませんでした。靴下も心もぽっかり穴が空いています。
ローソンを見つけたので、さっそく靴下を探し…売切れてました。
誰が大量に買ったんですか?わざと隠してるようにしか思えません。
しかたないのでホテルまで我慢して、予定通りなぎさ公園に行くことにしました。
重い荷物を持って足を引きずる孤独な男…ハードボイルドどころかただの傷だらけの放浪者です。
アヌビスが現れました。
こういうオブジェの感想って難しいですね。だいたい感想聞かれても『すげー』としか答えられない自分が恥ずかしいです。
そもそも彫刻=考える人or動く石像くらいの知識しかない人間なんで直感ですごいかすごくないことくらいしかわからないんですよ。
でもよくよく考えたら『すごくない』ものってよっぽど見るに堪えられないレベルなわけで、まずそんな作品お目にかかれないので殆どが「すげー」で済んじゃいます。
そんなわけで『すげーアヌビス』認定です。
そもそもこれが何なのかわかりません。少なくともアヌビスではないでしょう。終。
痛さも限界に近づいてきたのでホテルに向かうために松川遊歩道に。
昔ながらけやき道って感じで大好きです。
ホテルに到着するとチェックインする前に売店で靴下があるかどうか尋ねました。
すると
「残念ながら置いておりません。」
終わりました。
何も買わないのも悪いので友達に手紙を書くためにはがきと切手を買いました。
切手を頼むと
「絵葉書って50円切手で大丈夫でしたっけ?」
・・・この人大丈夫なんでしょうか?
そう思ったおれも50円で大丈夫なのかわかりませんでした。
「50円・・・だったと思います・・・(↓)」
ホテルマンと放浪者、成人を越えた者同士の会話がこのザマでした。
ホテルで夜景を眺めながらワイン片手に愛を語れるそんな大人になりたかった・・・
もう諦めました。



