恋するプリン。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

洗濯機に入れる予定のものが何故かゴミ箱に詰め込まれていた今日この頃、皆さん気づいたら大切なものを捨ててしまっていませんか?

思い出だけは間違って捨てないように気をつけてます。

それにしてもこの下着や靴下はいつ捨てたものなんでしょうか。



辛口で有名なガイハさんの好物と言えば甘い洋菓子なんですが、年に何度か無性にプリンが食べたくなります。

1年に360日タルトが食べたくなるとすれば、残り5日はカスタードプティングdayなんです。

要は年に5日だけプリン欲求不満ってことなんですけど。



実はこれに深い理由があって、カラメルソースよりもほろ苦い子どもの頃の思い出があるからなんですよ。

クリスマスイブの冷え切った夜、ガイハ少年は大好きなショートケーキを心待ちにしながら母親の帰りを一人薄暗い部屋で待っていました。

普段帰ってくる時間に時間になっても一向に帰ってくる気配がありません。

クリスマスプレゼントもご馳走もいらないんです。ただ暗い部屋の中で暖かく光る蝋燭の炎を眺めて、雪の様に白いスポンジケーキと真紅に輝く苺が食べたかった!!

時間は刻一刻と過ぎていきます。

もうイブが終わりかけようとしたその時、車の停まる音、ガイハ少年は玄関に駆け出しました。これで待ちに待ったイブを祝える!!

けれど母親から出てきた言葉はそんな少年の心を無残に打ち砕くのには充分なものでした。

「ショートケーキはもうなかったの。これで我慢して。」

そう言って取り出ししたのがショートケーキに負けない大きなプリン。

ガイハ少年は「こんなのケーキじゃない!!バカー!!」

その場でプリンを投げ出し不貞寝してしまいました。楽しみにしていたクリスマスイブ、今年はケーキも食べられない!!



朝起きると昨日の姿のままプリンが残っていました。

そんなプリンを見て昨日自分がしてしまったことへの後悔、母親の気持ちを考えると自然と涙が出てきました。

僕はなんてことをしてしまったのだろう・・・

ガイハ少年は泣きながらプリンを食べ続けました。母親が起きるまでに食べ終え「ありがとう」を伝えよう、その一心で・・・。



よくできたフィクションです。ごめんなさい。実は嘘です。

書いててニヤニヤしながら、書き終えて罪悪感沸きました。

クリスマスは毎年楽しく家族で過ごしたし、プリンの思い出も大してないんです。

そもそもショートケーキサイズのプリンってどんなだよっ。

・・・とまぁ大人げない態度を取りつつもデパートで買った高級プリンを頬張るガイハさんでした。いいだろ。