リーランド スカラー | ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

 ビートルズやビートルズのメンバーに対するミュージシャンの発言は今までたくさんありました 。おそらくこれから先もたくさん発言される事でしょう。ここはビートルズが与えた影響を記録していく場所です。

 

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  フィル コリンズ、ニール ダイヤモンド、ホール アンド オーツ、ドリー パートン、ダイアナ ロス、ヴィンス ギル、クリント ブラック、トリシャ イヤウッド、ライル ラヴェット、セリーヌ ディオン、ワイノナ ジャッド、ロビー ウィリアムズ、オリビア ニュートン=ジョン、ロッド スチュワートなどのヒット曲に関するスカラの作品をお聞きになったことがあるでしょう。しかし、ミルウォーキー生まれ、ロサンゼルス育ちのベーシストは、ジャクソン ブラウン、リンダ ロンシュタット、クロスビー スティルス&ナッシュ、そして最も有名なジェームス テイラーとの仕事を通じて、70年の西海岸のシンガーソングライターのサウンド作りに貢献したことでおそらく最もよく知られている。

 

 

 

 

◎2,000枚をはるかに超えるアルバムでベースを弾いていると、セッションワークは少し古びてきませんか?

 

 

   そんなことは無い。 今でも、私に何かしてほしいという電話がかかってくるたびに、私はああ、これは素晴らしい!と思うんだ。

 

 

  私のキャリアは、ほとんどジェームス テイラーのおかげだ。彼がヒットしたことで、コーヒーハウスで聴くだけの音楽ではなく、音楽として成立していることをみんなが認識したんだ。当時、LAにはたくさんの素晴らしいソングライターやグループがいた。 ジャクソン ブラウン、イーグルス、ザ フライング ブリトー ブラザーズ、ポコ。これらはすべて、ある西海岸のサウンドの特徴になった。今、ナッシュビルで起きていることの多くは、70年代初頭のLAサウンドに通じるものがある。


〇スクラーによれば、彼の名を高めた70年代初期のセッションは、セッション ワークの性質に大きな変化をもたらしたという。

 

 

  60年代のLAには、ハル ブレインやキャロル ケイといった、当時も今も畏敬の念を抱いている素晴らしいセッション プレイヤーがたくさんいた。彼らがセッションをするときは、事前に入念にアレンジされた楽曲を、とことん演奏するのが常だった。しかし、私が仕事をするようになるころには、アレンジの作業はプレイヤーの肩にかかることが多くなった。アーティストが曲とギターだけを持ってやってきて、その周りに音楽を創り出さなければならないことが多かったんだ。


  このような方法で音楽を作るための鍵は、曲の感情の世界に入り込むことだ。それは不可欠なんだ。私が多くのミュージシャンに見る欠点は、彼らが曲の中に入り込むことなく、自分たちのために演奏することだ。全音符を必要とする感情があれば、全音符を演奏しないとね。『こんなのはつまらない、私はもっと演奏するべきだ。』なんて思わないよ。

 

 

〇彼のトラックは微妙なバリエーションと調整された接続線で生きている。彼はどのようにしてグルーヴを押さえながらメロディーの衝動をバランスさせているのだろうか。


  自分の瞬間を待つんだ。ちょっとした自分の署名や個性を加えることができる場所を探すんだよ。私は幸運にも、自分の成長時にポール マッカートニー、モビー グレープのボブ モズレー、クリームのジャック ブルースなどの演奏を聴くことができた。彼らは皆、全員がメロディックな内容と深い懐を併せ持つベースパートを作り上げた。私はいつもずっとそう感じて共感していた。彼らとは違い私は直感的で、知的ではないプレイヤーになりがちなんだよ。赤信号が点灯すると、私は私の直感で行こうとする。だから私はできる限り深く 本能的な反応を演奏で示そうとしているんだ。


 

 

 

 

 

   伝説のセッション ベーシスト、リーランド スカラーはポール マッカートニーと出会ったことがあり、二人ともある種のパーティーに参加していた。リーランドはポールに自己紹介をしに行き、ポールがどれだけ彼にインスピレーションを与えたのかを伝えた。彼が歩いてくるとポールが 「なんてこった。君はリーランド スカラーなのか!私は大ファンだよ。」 と言った。

 

 

 

 

 

 

        彼のフェイスブック 2016

At the McCartney concert. Kids in a candy store. Wow!!!

 

マッカートニーのコンサートで。 キャンディ ストアにいる子供たち  わぁーーーーー!!!

 

◎あなたはビートルズに続くロックの革新の中にいたわけですが、ポールとその仲間たちがあなたにとってどんな存在なのか、少し話してもらえますか。



  私にとって何もかもすべてなんだよ。私は初日からビートルズ フリークだった。彼らがハリウッド ボウルで演奏したときは、案内係をしていた。ポールマッカートニーのメロディックなベースのセンスは、私に大きな影響を与えた。そして、ユニットとしての彼らも素晴らしいものだった。

 

 

 

 


            ベースプレイヤーユナイテッド 2012



◎もしあなたが3人のフェイヴァリットベースプレイヤーを指名することが出来るとしたらそれは誰ですか?

 
 それはとても難しい質問だね。僕はベースを持っているほとんどすべてのベースプレイヤー達の演奏を楽しんでいるんだ。だけど、例えば僕が何かを学ばせてもらったという観点で選ぶのならば、ポールマッカートニーからの影響は僕にとっては巨大なものだった。そしてあと二人、チャールズミンガスとジャコパストリアスは多くの事、多くのスタイルを教えてくれた。そして、僕はユーチューブでベースプレイヤーを見るのが好きなんだ。たくさんのユニークなプレイヤーがいるよ。


◎貴方がベースを演奏し始めたモチベーションは何ですか?



 僕は5歳の時からクラシックピアノを弾いていた。中学生になった時、音楽の先生が僕に言った。(12人もピアノプレイヤーがいるんだよ!ベースプレイヤーが必要なんだけど、挑戦してみない?)彼はアップライトベースを出して来て、僕に渡した。僕はすぐにこれが僕が欲しかったものだと分かった。彼は僕に基礎的なレッスンをしてくれて、僕は自分で練習した。そして、僕にとってピアノは過去のものになった。僕はアップライトのベースを中学、高校、そして大学での2年間弾いた。


◎正式なレッスンは受けましたか?



 大学でサーマンディーグから受けた。そしてビートルズがヒットした時に僕はエレクトリックベースに注目し始めたんだよ。アップライトベースはそういったバンドでは難しそうだった。ジャズなら大丈夫だろう。だけどロックでは難しかった。なぜならそのベースには優れたピックアップがなかったからね。




            ベースプレイヤーマガジン 1999


 僕は5歳の時からクラシックピアノを弾き始めていて、アップライトベースを学び始めた時でさえ、まだまだ完全なクラシック音楽かぶれだったよ。オーケストラに夢中だった。僕はその時、エルビスにもビーチボーイズにも無関心だった。僕はガーシュインとコープランドに夢中だった。それは異なる世界だった。



 その後、僕がビートルズを初めて聴いた時は、その時、僕はハリウッドボウルで案内係をしていた。それは、ビートルズの最初のハリウッドボウルでの演奏だった。。。。ポールマッカートニーが僕の人生を変えてくれた(笑)



 
 ポールマッカートニーは僕にとってはすべてだった。だけど、僕だけではない。あの頃、彼の演奏の影響を受けていないベースプレイヤーなんていなかった。なぜなら、彼は完全なミュージシャンシップを持っていたからね。ビートルズの中期から後期にかけて、ビートルズの楽曲で彼が一体何をしているかが、後続のベースプレイヤーにとってはバイブルだった。僕はすべての彼の演奏を覚えている。彼のミスタッチまで愛しているんだよ(笑)

 

 



           ミュージシャンズフレンド   2013年

◎貴方は巨大なビートルズのファンですよね。貴方はビートルズの誰かと演奏をしましたか?


 いいや。だけど僕はポールマッカートニーに会ったことがある。それはとても素晴らしいことだよ。それでわかったんだ。彼が僕の家の1マイル先に家を買ったってことが。僕は彼の家に行って彼の郵便ボックスにメモを落とそうっていう野望を持っているんだ(笑)もしかしたら彼がそれを受け取ってくれるかもしれない。僕は彼を隣人として歓迎するつもりだよ。そして彼に言うんだ。(もしレストランの情報が必要だとか何かわからないことがあるなら、僕の家に叫んでください)って。彼は呼んでくれるかもしれない。わからないけど。


◎もし彼がベースプレイヤーを必要とするならですよね。。。

 


 そうだよ。君にはわからないだろうな。僕が例えばジミヘンドリックスのような人と演奏する機会がなかったからといって僕が後悔してると思っている人がいるみたいなんだ。僕はジミと2、3回会った。だけど彼と演奏する機会は無かった。



 だけど僕は幸福だって思ってるんだよ。なぜなら僕はかつて、僕が好きだったほとんどの人達と会ったり、演奏出来たりしたんだから。そして、もし一緒に演奏出来なかったとしても僕はポール マッカートニーやジミのような演奏の名手達の十分近くにいたんだよ。そして(僕は彼らを知っているんだ。)と言える事は本当に素晴らしいことだ。


 例えば僕はエルトンジョンと一緒に演奏する機会は無かったよ。そして僕は死ぬほどエルトンの音楽が好きなんだ。彼には会ったけど、演奏する機会はなかった。一回呼ばれたんだけど、他のセッションに行っていたので不可能だった。だけど彼に会って、話をすることが出来た。

 
 
 
 
 
 
 
(トゥーハーツ)を演奏した時にフィルコリンズが言った。(ビートルズみたいにやりたいんだけどマッカートニーみたいなベースを持ってる?)って僕は(もちろん!)って言った。あのPVでのフィルコリンズはまるでマッカートニーみたいだよ。

 

 

 

 
       ベースプレイヤー    2014
 
  私は決して他のプレーヤーをコピーしたり、誰かのスタイルに深くかかわったりした事は無かったが、マッカートニー、ティムボガード、ジェマーソン、ジャックブルース、エルトンジョンのディーマレーみたいなメロディックなプレイヤーには惹き付けられた。きっとその親和性は、私がピアノを演奏していたからだろう。特に私はビートルズとライチャスブラザースとジェームスブラウンのレコードと一緒に演奏して学んでいたんだ。私は33 1/3RPMで楽曲を学んでたけど、45RPMまで回転数を上げて、キーを探してレコードと一緒に演奏をして、快適に演奏出来るようになったら、33 1/3RPMに戻してたんだ。すると、十分に余裕をもって演奏する事が出来るようになったよ。
 

リーさんの演奏