ハート  | ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

 ビートルズやビートルズのメンバーに対するミュージシャンの発言は今までたくさんありました 。おそらくこれから先もたくさん発言される事でしょう。ここはビートルズが与えた影響を記録していく場所です。

追記します。

 

ナンシーウィルソン(ギター ヴォーカル ソングライター)

 

 

      ゴールドマイン  2021

 

〇私の人生を変えた10枚のアルバム

 

 

ビートルズ『サージェント ペパーズ ロンリー ハーツ クラブ バンド』

 


Sgt. Pepperは、モノクロの世界にテクニカラーで描かれた叙事詩みたいなものが降ってきたようなものだった。ありえないほど美しく、ビートルズが世界中にかけた魔法のエッセンスがこのレコードに凝縮されているのだと思う。この傑作の隅々まで、それぞれの楽曲は私たちが知っている物語だった。私たちは心を広げ、私たちの脳が受け取ることのできる言葉を、このアルバムの楽曲は語っていたのだ。

 

ビートルズ  (Revolver)

初めてRevolverに針を落とした時、まるでレコーディング中に秘密の裏口からスタジオに入れてもらったような気がした。このレコードの音はレコードの溝に深く刻み込まれており、物理的に心が揺さぶられるような感じがしていた。空気が動くのがわかる。彼らの意識の集合体が、新たな高みへと傾きつつあるのを感じることができた。

  
スティーリー ダン(ガウチョ)

  ロックバンドといえばスティーリー ダン。ジャージーなまりと、高度なジャズ ロック的発想の楽曲で、彼らは独自の新しいジャンルを作り上げた。(ガウチョ)は、東海岸のスタジオキャットのような威勢のよさと、西海岸の情景と傲慢さの融合を描いたアルバムである。映像は必要ないほど精巧なビジュアルを持つ曲ばかりだ。

  
ビートルズ(アビイ ロード)

このアルバムは、我が家の世代間ギャップを埋めてくれた恵みであり、救いの手だ。実際に我が家の食卓では、みんなで『アビイロード』を聴きながらマリファナを回していたことがある。確かに父と母と一緒にハイになるのは変な感じだった。普通なら罪悪感に苛まれるはずだよね。でも、ビートルズはオープンで愛情に満ちた雰囲気を作り出していたから問題がなかったんだ。


ピンクフロイド『ウィッシュ ユー アー ヒア』

ピンクフロイドの『ダークサイド オブ ザ ムーン』の続編をモントリオールのホテルの部屋で初めて聴いたことを覚えている。その日の夜、その時間にアルバムの全貌が披露されるとTVやradioでアナウンスされていたので、しっかり聴くことができる位置にいた。これはフロイドの教会であり、私たちの人生がその時点から光の中に出てくるようにとの呼びかけだった。

  
クロスビー スティルス ナッシュ&ヤング (デジャ ヴー)

  60年代後半カリフォルニアのシンガーソングライター、ヒッピーのカウンターカルチャーの聖杯のようなサウンドが収録されているアルバム。前時代のフォーキーなハーモニーに浸りながら、ロック ジャムにハードな音響と詩をブレンドすることで、深みと意味に満ちた新しい文化の刻印がなされた。ギタリストとして、ソングライターとして、CSNYは私の成長の大きな部分を占めている。

  
ジョニ ミッチェル(Hejira)


 ジョニ ミッチェルの名盤の中で、このアルバムが一番好きだった。ジョニの数ある詩的な告白的作品の中でも、この作品でピークに達したのだと思う。彼女の放浪の旅は、豊かな室内風景と融合している。これらの楽曲は、彼女自身のような素晴らしい絵画なのだ。

  
レッド ツェッペリン『ハウス オブ ザ ホーリー』

  私が高校を卒業した夏が「聖なる家」の夏だった。このアルバムは、古英国の伝説のエキゾチックで霧のかかった魔法と、アメリカ南部の深いブルースのリフとビートがブレンドされたものを思い起こさせる。レッドツェッペリンは、丘や谷を移動する大きな気象システムだった。彼らは何か深い魔法のような流れの中を泳ぐ魚の群れのように一緒に移動し、回転した。

  
エルトンジョン(タンブルウィード コネクション)

エルトンジョンとバーニートーピンのソングライティングは、多くの素晴らしいアンセムを私たちに与えてくれた。このアルバムは、彼らが共に作り上げた音楽世界の分岐点となるものだった。高校3年の時、シアトルにいて雨が降る中、布団の中でヘッドフォンを使ってこの映画のようなワンダーランドを駆け抜けた。アメリカの西部劇が詩的な英語のレンズを通して翻訳されたのだ。

 

 

 

 

 

 

 私が見に行った2回のポールマッカートニーのショーの前に、3回ほどポールと話す機会があった。ひとつはウイングスとの共演で、もうひとつは彼の新しいバンドでの、ポールマッカートニーのショーだったかな。

 

 ポールマッカートニーはまさにあなたが望むような人だろうと思う。彼は本当に寛大で優しくて、気取ったところがないし、ただ良い人で、ちょっとした明るい人だった。

 

 ポールが生き続けているのを見るのは私にとって非常に印象的なことだった。なぜなら、その途上でポールはジョンレノンとリンダを失ったのに、彼はひたすら楽観主義と美しい才能で前に進み続けている。。。。。


  そして、彼が作ったばかりの新しいアルバム、2020年の『McCartney III』はとてもすばらしかった。彼は本当に素晴らしい。そして、(プロデューサーの)リックルービンとの信じられないようなドキュメンタリーを見たばかりだ。。。。


 そのドキュメンタリーはビートルズをよく知っている人だとしても、メロディや構造、曲作り、歌い方、演奏の仕方などについて、もう一度、上級特別クラスを受けることができるみたいな感じだった。彼はそれらをすべてを上手くやった。彼はマスターだった。



 レノン=マッカートニーのソングライティングチームとして、ポールがインタビューで頻繁に語っていたことのひとつが、ジョンのシニカルさと気性の荒さ、そしてポールが得意としていたポジティブなメロディとのバランスだった。



 そしてソングライティングチームの中で、ジョンレノンは暗闇を明るさの中に入れて、芸術を生み出していた。そこには闇と光がある。



  ジョンレノンの父親はちょっとした「ろくでなし」で いつも行方不明で船乗りのような男だった。ジョンは痛みを抱えていたし、その上、ジョンもポールも10代の頃に母親を亡くしている。


  それが二人を多く結び付けたものだった。だけど、ポールの家族はより幸福で音楽的で協力的だった。一方、ジョンの家族は、肩の上にチップを乗せた孤独な子供みたいなものだった。だからアーティストとしての二人の関係が完璧だったのだと思う。

 

 



◎初めて弾いたギターはまだ持っていますか?
 

 

 

 いいえ、あれはゴミみたいなものだから、捨てた。燃やしてしまえばよかった。弾けないし、Fコードも弾けないし、あのギターではどうにもならなかった。 ブリッジが固定されていなかったから、いつもチューニングが狂っていた。だから、弾いているうちにチューニングが合うようにブリッジを少し動かした。でも、あのギターはとてもひどかったから、どうやって強くなるかを学んだ。だってネックがパイプでできたベニヤ板のようなものだったから。

 

 

 

 

 

      2017年 エンターテインメント

 

 

◎私に演奏させたいと思わせたアーティスト

 

 ザ ビートルズが最初にシーンに現れた時、私たちはかなり若かったけど、電撃が私たちを襲った。それはちょうど(ウクレレを置いて、ギターを手に取れ!!)って言われたみたいだった。(ビートルズに成る方法を学べ!!ビートルズのガールフレンドじゃなくて、実際のビートルズに成る方法を!!)

 
 
 
◎決して忘れられないコンサート
 

 

 私は(ウィングス)をシアトルのスーパードームで見た。それは信じられない程、素晴らしかった。それは(Venus and Mars)という曲で始まったのだけれど、暗闇の状態から始まって、明かりがついた時に、あなたはそこにシャボン玉が浮遊しているのを見ただろう。それは(ああ!なんてことなの!!)って感じだった。それはもしあなたが見たとしても、決して忘れることが出来ない瞬間だっただろう。ステージングと大きなライブのヴィジュアルに付随する楽曲の印象。このロックショーの最初の数秒以上にエキサイティングなコンサートは無かった。

 

ハート ウィングスカヴァー

https://www.youtube.com/watch?v=mXBLUmAo0j8

 

https://www.youtube.com/watch?v=CtzBosIctvQ

 

 

 




◎子供の頃コンサートを見るなどして、(うん。私はミュージシャンになるんだ。)って思った瞬間はありましたか?


 電撃は天国以外から来ました。アンと私が最初に撃ち抜かれた出来事は、エドサリバンショーで私たちが最初にビートルズを見たことでした。私たちの家族はカリフォルニアのキャンプ ペンドルトンのマリンベースに住んでいました。私たちは家族みんなで白黒テレビのまわりに集まっていました。その頃はほとんどの人はカラーテレビを持っていませんでした。



 ビートルズについてはまるで月面着陸の時の様に以前からそれが大きなイベントであるかのような予想と宣伝がありました。その時が私とアンにとってロックミュージシャンになるように印象付けられた瞬間でした。私はその時7歳か8歳だったと思います。


◎彼らを見て貴方はどこからインスピレーションを得たんですか?



 すべてです。彼らは本当にその時、私たちの時代の道徳感をハードに押さえつけたんです。今見るとちょっとおかしいですよね。彼らの初期の姿を見るのは。。。彼らはその頃まだスーツを着ていました。しかし、性的な部分は縫い目から飛び出していました。彼らは長い髪でクレイジーでした。その頃、彼らは次世代に向かうパンクスの様に私たちには見えたんです。そして彼らはまたとてもかっこよかったんです。



 だけど私たちは彼らと結婚したいとは思いませんでした。私たちは彼らになりたかったんです。私たちはすぐにエアギターショーをリヴィングルームではじめていました。イギリスのアクセントを真似して、彼らのファン雑誌を読み始めました。アンはいつもポールになっていました。私はほとんどジョージかジョンでした。
 

 


◎リンゴにはなりましたか?



 時々私たちはリンゴになっていましたよ。幸福な事に私たちの両親は音楽的な人だったので、私たちが音楽に熱中することへの手助けをしてくれました。両親が私たちにギターを買ってくれた事が私たちの世界の始まりになりました。私たちはビートルズのアルバムと古いコードブックから演奏を学びました。その後、次々と世に出たブリットポップもすべて知っていました。

 



◎そこにはたくさんの女性ロックスターはいませんでした?ジョニミッチェルとかジャニスジョプリンとか?



 ジョニミッチェルから私たちは巨大な影響を受けました。だけど女性がソングライターとして進みだすのを貴方が見たのはすべてビートルズの爆発後の事ではないですか?



◎貴方の好きなビートルは誰ですか?


 私はジョンレノンに夢中でした。彼は素晴らしいリズムギタープレイヤーでした。しかし、その面で彼は過小評価されていると思います。なぜならリズムギターはバンドにおいて他の楽器パートよりも軽視されているからです。

 

ナンシーさん

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=41P8UxneDJE

 

 

 

 

アンウィルソン(ヴォーカル ソングライター ギター)

      
               グラミー 2014

 私はエドサリヴァンショーで初めてビートルズを見ました。あまりにもたくさんアメリカの子供たちの様にナンシーと私と、私の姉のリンはテレビの前で椅子に足を組んで座っていました。私は12歳でした。ナンシーは8歳でした。私たちはテレビを見ているただの小さな女の子でした。そして、その出来事は私たちの人生を変化させました。それは私たちの心に本当に干渉してきました。その後、私たちは同じような女の子ではなくなりました(笑)



 それは彼らがセクシーだからじゃないんです。それはナンシーと私が新進のミュージシャンだったからなんです。それは彼らのキャラクターをミックスさせた音楽が理由にあるんです。それはあのショーを見てしまったからなんです。彼らが演奏したあの短い時間がそうしたんです。

 
 その出来事は私の両親と祖父母に(私たちにギターを買い与えなければ)というプレッシャーを与えました。私たちはビートルズのガールフレンドになりたくなかったんです。私たちはビートルズになりたかったんです。それはたくさんの女の子が思う事とは違う考えでした。そのショーの後、私たちはEコードの演奏方法を学びたいと思い。(P.S. I Love You)をそして演奏されたすべての曲を演奏しました。その時から私たちは進み始めたんです。もう一巻の終わりでした(笑)



 子供がドアの向こうで何をしているのか知らないたくさん親たちと違い、私たちの両親は私たちのベッドルームで私達がしていることを知っていました。なにしろ、彼らにはギターの音が聞こえていたんですから!私たちはそこで練習していました。



 彼らがしたようにハーモニーを歌うことは私たちにとり素晴らしいインスピレーションでした。私たちは家族でいつもハーモニーを歌っていました。それはただただ楽しかったです。姉のリンはその時16歳でおそらく私たちの中で一番のビートルズファンでした。彼女と違い、ナンシーと私は自らをミュージシャンと考えていました。ビートルズが演奏するようなギターを見て、とてもかっこいいと思いました。



 私はいまだに彼らを愛しています。私はヴィニルの彼らのアルバムをすべて持っています。そして、その一つをターンテーブルにおくと。。ワーオ、それは驚くべき音楽です。

 


 ええ そうなんです。その夜が私の人生を変えました。だから私が今ここにいるのです。

 

 

 

           ローリンストーン 2009

◎貴方の好きなビートルは誰ですか。


 私はポールマッカートニーを愛しています。その理由は彼がミュージシャンだからです。コンサートで見る彼はまるでアイドルかロックスターの様でした。でも、彼はいい加減ではありませんでした。ヴォーカルにおいても、バンドにおけるプレイヤーとしても、彼はミュージシャンでした。対象的にジョンレノンはより彼自身の魅力に重きを置いているようでした。ロバートプラントとともに私のヴォーカルスタイルの影響にはポールマッカートニーがいることは明らかでしょう。そして作曲においてもそうなのです。



 ビートルズにおけるハーモニーは私の基本にあります。人々はジョンレノンとポールマッカートニーがあのようなハーモニーを聴かせたことに驚きましたが、それは難しいことではありません。なぜなら彼らは子供の頃から一緒に歌っていたからです。

 

 

 

       ローリングストーン  2012


 私たちは1987年の五月にヨーロッパに渡りました。私たちのツアーの為です。そのツアーはウェンブリーでの3回を含めて、すべてソールドアウトしていました。ナンシーと私はツアーが始まる前に一週間の休暇を取ることに決めました。だから、私達はイギリスに早めに行きました。私たちが考えていたのはビートルズを目当てに(マジカルミステリーツアー)に行くことでした。2日間ロンドンに滞在して、それからリヴァプールにドライブしました。私たちは一日をビートルズゆかりの場所の観光に費やしました。しかし、泊まったホテルが気味悪かったので、私たちはすぐにスコットランドに行きました。


 そこで、私たちはポールマッカートニーの農場を見つけることが出来ると確信していました。私たちはポールの家の扉にたどり着いた時に何が起きるのかについて話しませんでした。私たち3人はまるで女子学生みたいにそわそわして、きっとポールは私たちに会えたならハッピーだろうって確信していました。私たちはノープランでした。ホテルも取っていませんでした。道路地図を持ってナンシーはメルセデスをレンタルしました。私たちは初日、道路のそばのホテルをとりました。そしてスコッチをのみ、ハギスを食べました。スコットランドの荒野はまるでMTVの影響がないようでした。私たちはその年、初めてそこで無名の存在になりました。その年、私たちは世界でもっともビッグなバンドの一つでした。だけど田舎のホテルでは私たちは(ポールマッカートニーをストーキングしている3人の馬鹿なアメリカ人女性)でした。


 私たちはポールが1977年のシングルのタイトルにもなった(マルオブキンタイア)で農場を運営していると知っていました。しかし、曲の名前で探すのは問題がありました。探していた名前である(ジュニアズファーム)はテネシーにありました。私たちはキンタイア岬に長いドライブをせずに行く方法はフェリーに乗ることだと分かりました。私たちにはもう何日もドライブに費やす時間がありませんでした。困難な旅の後、私たちは港につきましたが、フェリーが悪天候でキャンセルされたことを知るばかりでした。


 私がポールマッカートニーの農場に一番近づいたのはフェリーの港に立ってキンタイア岬を見ている時でした。私たちはポールが向こう側にいることを知っていました。私たちは10代のベッドルームからワシントン、そしてスコットランドのホテルまでは何とかうまく成功してきましたが、とうとうポールマッカートニーには私たちの手が届かないままでした。

 

アンさん

https://www.youtube.com/watch?v=zWzy5q_M5Ho

 

https://www.youtube.com/watch?v=1Cw1ng75KP0

 

https://www.youtube.com/watch?v=KE5GGMhmo-M

 

https://www.youtube.com/watch?v=fM44F-M78Vs

 

https://www.youtube.com/watch?v=LnJW-97m_ZI

 

https://www.youtube.com/watch?v=Y2lXKZ9Zksg

 

 

 

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=IeEA9yuZ2G8

 

 

 

 

ハート ビートルズカヴァー

https://www.youtube.com/watch?v=GYTwPVLNXSo

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=hqjiH3opVOM

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=UQ6g63totSQ

 

 

ジョンレノンカヴァー

https://www.youtube.com/watch?v=m-pZde3BKA8

 

ポールマッカートニーカヴァー

https://www.youtube.com/watch?v=xLg8a41DrN4