ザ ドゥービーブラザース | ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

 ビートルズやビートルズのメンバーに対するミュージシャンの発言は今までたくさんありました 。おそらくこれから先もたくさん発言される事でしょう。ここはビートルズが与えた影響を記録していく場所です。

追記しました。

 

The Doobie Brothers

 

 

マイケルマクドナルド(ヴォーカル ソングライター キーボード   スティーリーダン)

 

 

         ステレオガム 2022

  私がポールマッカートニーの楽曲でずっと好きだったのは、「マーサ マイ ディア」だよ。私はこの曲のメロディー構成とコード進行、全体的なハーモニーのセンスをいつも愛していた。「レディ マドンナ」もそういった楽曲の一つだよね。

 

 

  その曲と「マーサ マイ ディア」はポールが人生の早い時期に聴いて影響を受けたものなんだろうなといつも空想していたんだ。そういう意味で私は常に彼と親戚関係を保っているような感覚を持っていたんだ。なぜなら私は父と一緒にラグタイムや30年代、40年代のポピュラーソングをたくさん聴いて育ったんだからね。このような音楽こそが私の人生とキャリアを貫いている音楽的なセンスなんだ。だからマッカートニーのそのような作曲スタイルに私の耳は簡単に持っていかれてしまったんだよ。

 



             ミュージックタイムズ  2015


 ビートルズとアビーロードスタジオは彼らの音楽に独特なねじれを与える為にエレクトリックを使った先駆者だった。

 

 

 

                           ニューヨークタイムズ  1982

 

 レイチャールズは間違いなく私の歌に最も大きな影響を与えていると思う。また、マーヴィンゲイとスティービーワンダー。レイチャールズのアルバムと、私が何度も聴いていた初期のマーヴィンゲイのレコードがいくつかあった。そうやってスタイルを偽造したんだ。それはあなたを興奮させ、あなたはほとんど無意識のうちにそれに耳を傾けるだろう。私はビートルズの狂信者だったが、リズム&ブルースアーティストと同じ様なやり方で模倣しなかった。

  ビートルズは私にとって重要だった。奇妙なことに、私は大人になってもレトロなロックンロールに興味がなかった。だから、リボルバーやサージェントペパーズこそが私にとって重要なものだと考えていた。彼らが音楽やテクノロジーに与えた影響は、私にとって非常に大きなものだった。そのレコードと最初の本格的なコンセプトレコードの1つであったという方法は信じられないほどだった。コンセプチュアルなレコードがずっと好きだったし、その録音プロセスが基本的にアルバムや音楽の見方を変えたからね。

 

 

  50年後もいまだにそれが持ちこたえているなんて信じられないよ。ペッパーは私たちの音楽に対する見方を本当に変えたと思う。4トラックで収録されてたのに。。。どうやってやったのか分からないよ。歴史の流れを変えたアルバムは少ないよね。私が好きなレコードの多くはとてもシンプルに作られたものだったんだけど。

             

             ローリングストーン



 僕は最初、ビートルズはちょっとバカバカしいと思ってたんだ。僕も他のアメリカ人みたいにエドサリバンショーを見て素晴らしいとは思ったんだけどね。。。すでに僕はその頃には音楽に夢中になっていた。僕はビートルズよりもビートルズがカヴァーしたアイズレーブラザースのほうがずっとずっと好きだったんだよ。そして、ビートルズは歌詞の内容も軽いものだった。彼らは型にはまっているようで、キュートなヘアスタイルにキュートなスーツなんかを着ていたよね。


 それが変わったと思ったのは(リヴォルヴァー)からだよ。後から考えればあれは必然的な作品だったんだよ。彼らがあのモップ頭のイメージから抜け出すためにはね。彼らは髪を伸ばし始め、音楽に挑戦的に取り組み始め、歌詞の内容からも深みを感じるようになった。僕は(エリナリグビー)や(フォーノーワン)を何度も何度も聴いたよ。歌詞に注目しながら。。そういった出来事からの影響は、僕にとっては(What a Fool Believes )なんて曲で結実しているよ。だって君たちは良く言ってるよね?ビートルズはもっとも偉大なアーティストなんだろう?僕も他人程じゃないけどいくらかは影響を受けたんだよ。

 

 

(What a Fool Believes )

 

(What a Fool Believes )の共作者

 

 

 

 

マイケルさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


             エルモアマガジン  2016


ジョンマクフィー (ギター ソングライター プロデューサー ヒューイルイス、エルヴィスコステロ、ヴァンモリスン、ボズスキャッグス、ニックロウ、スティーブミラーなどのギタリスト)



 ビートルズが出てきた時にみんながバンドを持ちたがった。みんながこう言ってたんだよ。⦅この(マクフィーキッド)はもう演奏の仕方を知ってるぞ。だから彼を僕らのバンドに入れようぜ。⦆ 僕はこっそりと簡単にロックンロールに飲み込まれたんだよ。そして10代の初めにはセッションに雇われていた。僕の母親は僕の最初のレコーディングの契約にサインをしなければならなかったんだよ。


◎あなたは誰と曲を書いてみたいですか?


  もちろんポールマッカートニーだね。だけどドンヘンリーも素晴らしい作詞家だよ。ビリージョエルは本当にいい作曲家だ。彼らの音楽性を考えて、僕がこんな事を言うとおかしいと思うかもしれないけどね。マールハガードとは一緒に書きたいなあ。本当に彼は素晴らしいソングライターなんだ。良い曲を書くにはたくさんの違った方法があるよね。でも、今、名を挙げた人と曲をかくのは簡単な事じゃないよね。

 

 

◎貴方の無人島のCDは何ですか?
 

 

   ビートルズのラバーソウルかな。たぶん。ビートルズが来るまではロックンロールを聞いていなかったという事実と関係があるのかもしれない、僕はカントリーミュージックしか聞いていなかったから。。彼らは少なくとも心理的に私に大きな影響を与えた。

 


 ビートルズが出てきたとき、自分自身を楽しませるために音楽を演奏する代わりに、突然私はバンドにいた。私は理解した。女の子はどうやら僕が好きみたいだ!それはインセンティブだった。

 

 

ジョンさんのギター

 

 

 




パトリックシモンズ(ギター ソングライター ヴォーカル)

 

 

 

      エルモアマガジン  2016


◎あなたは誰と曲を書いてみたいですか?

 

 

  僕はポールマッカートニーとボブディランを愛している。僕は曲を書きたいと思う誰とでも曲を書きたいよ。僕が過去に一緒に書いたことがあるのは僕の妻と僕の子供、トミージョンストン、ジョンマクフィー、マイクマクドナルド、僕らの今のベースプレイヤーのジョンコーワンだね。


 だけど、僕は誰かと曲を書くことを夢見たりしてはいないよ。だって曲を書くのは楽しいプロセスなんだから。そして誰でも曲を書くことが出来るんだ。良い曲は(ハート)から来るものだし、良い曲は(君自身の経験)から来るものなんだよ。だから、君がどんなに挑戦したとしても、作曲においては君は君自身の外に出る事なんて出来ないんだ。

パトリックさんの

 




トムジョンストン(ヴォーカル ソングライター ギター)

 

 

             エルモアマガジン  2016


◎あなたは誰と曲を書いてみたいですか?


   ポールマッカートニーは僕の人生で今まで音楽を聞いた事がある人の中で最高のソングライターの一人だよ。だから、彼が一緒に曲を書きたいと思う人だね。ポールマッカートニーはとても短い期間に次々と曲を書いた。そして、そういった彼の曲のすべては本当に信じられないような楽曲ばかりだった。僕にとってあれほど短い期間で驚くべき楽曲を作ったことは信じられないことで、あごが落ちそうになったよ。


 そして、彼の楽曲の内容を見ても、本当に良く書かれているものだった。熟考されているものだったし、素晴らしいコードを持ち、素晴らしいリズムの構造を持ち、素晴らしい歌詞を持っていた。彼の楽曲はそういった部分をすべて持ちながら作られていたんだよ。もちろん彼もみんなが書くようないくつかの不発弾の様な曲を書いた事を知っているよ。だけど、僕はそういった曲は聴こうとしなかったから、僕はこの質問に対して自分が知っている中でポールマッカートニーの名前を挙げる事が出来るよ。


 スティーヴィーワンダーは僕が一緒に曲を書きたいと思うもう一人の人だね。スティーヴィーワンダーは群衆たちで混雑していたR&Bシーンにおいて本当に際立っていた。R&Bシーンにはたくさんの素晴らしいシンガーがいて、たくさんの素晴らしいソングライターがいた。だけど彼は彼の楽曲を全く誰とも違うレベルに置いたんだ。そしてスティーヴィーワンダーとマッカートニーは(Ebony and Ivory)を書いたよね。



 だけど本当に長い間、僕はいつも僕一人で書いているだけなんだよ。僕らがスタジオに入って、ギターを持って座って、実際に楽曲が現れてくる。コードチェンジ、リズム、フィール、詩そんなものが。みんなが一緒に居てそれの為に働いているんだけど、だけど実際に作曲については僕が一人で書くんだよ。

 

 

 

 

ビートルズ『サージェント ペパーズ  ロンリー ハーツ クラブ バンド』(1967年) 

 

 

   ビートルズから一枚を選ぶなら明白な選択だよ。1967年の春、家に帰ってきたら、兄弟が週末中ずっと『サージェント ペパー』を聴いていた。私は度肝を抜かれたよ。このアルバムは、ロックで何ができるかという常識を覆すものだった。インド音楽、20年代、クラシック、ブルース。歌詞も、もうひとつのバンドというコンセプトも、ミュージシャンが(アルバム)として発表した最初のアルバムだと思う。本当に想像力をかき立てられたよ。「Getting Better」は素晴らしいロック ソングだ。リンゴとポールが作ったリズムはまさにモンスターだ。"A Day In The Life "は驚くべき作品だ。アルバムを通してゾクゾクしたし、今でもゾクゾクする。

 

 

 



トムジョンストンさんの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョン コーワン (ベース)

 

 

 

             ブルーグラストゥデイ  2016年
   

 

◎最初に好きになったベースについて教えてください。なぜそれがあなたの楽器になったのでしょうか?誰が弾いているのを聴いたのですか?


   私にとってはポール マッカートニーがほとんどだった。ビートルズが私にとって完璧な年齢でヒットしたんだからね。私は教会で歌を歌いながら育ったから音楽が大好きだったが、スポーツもとても好きだったんだ。実は私はアメフトの選手になりたかったんだ。高校2年生までフットボールをやっていたけど、その頃からミュージシャンになることを真剣に考えるようになったんだよね。近所で小さなバンドをやっていたんだけど、他の楽器は全部取られてしまっていた。バンド仲間は「お前はベースをやれ」と。僕は「いいよ」と。そんな感じだったね。


◎なるほど、それでうまくいったんですね。最初に買ったベースはまだお持ちですか?


   残念ながら持ってないよ。私の最初のベースは日本製だった。ユニボックスと呼ばれるもので、ポールマッカートニーのベースをコピーしたものだ。私の幼馴染のビクター ウッテンの最初のベースも僕と全く同じベースだったんだよ。彼はそれをまだ持っていると思う。

 

◎ポールマッカートニー以外に、長年にわたって影響を受けたベーシストはいますか?

 

   もちろんいるよ。影響を受けたのはロックではポールマッカートニー、クリームのジャック ブルース、そしてイエスのクリス スクワイアだよね。私の好みは変わったけど、もちろん歌いながらベースを弾く人たちにはいつも共感していた。

 

◎それは大変なことですね。

 

 

   確かに大変だよ。やることが山ほどあるからね。シカゴのピーター セテラもラッシュのゲディ リーとともに大好きだった人だ。だって本当に歌が上手いベースプレーヤーはそんなに多くないからね。それはちょっとした仕事なんだからね。


◎自分の声に才能があることを知ったのはいつですか?

 

  僕の最初のバンドのときかな。スパンキーとアワー ギャングの「サンデー ウィル ネバー ビー ザ セイム」という曲をやったんだ。かなり洗練された曲なので、どうやったのかわすれちゃったが。最後に、そのバンドのリード シンガーだったスパンキー マクファーレンが、高くて長い音でこのアウトロを歌うんだ。僕はそれをフルボイスで歌っていたら、一緒に演奏していたメンバーが "すごいなあ、上手いね "と言ってきた。それで、「ああ、そうなんだな」と思ったんだ。


◎ボーカルで影響を受けたアーティストは誰ですか?

 

   私がミュージシャンとしてスポンジのようだった頃、つまり10代の頃、1965年から1968年にかけては、AMラジオがちょうど混雑していたんだ。ポップミュージックのルネサンス期だったんだよ。ラジオをつけると、スティービー ワンダー、アレサ フランクリン、スモーキー ロビンソンが聞こえてくる。バック オーウェンズ、レイ チャールズ、チャーリー リッチ、ビートルズ、ローリング ストーンズが聞こえてくるんだ。フェリックス キャバリエールとエディ ブリガティのいるヤング ラスカルズが聞こえてくるんだ。驚異的なシンガーたちだよ。ポップミュージックの本当に素晴らしい時代だった。もう少し深く、もう少し後になると、もちろん、ツェッペリンやヘンドリクスも出てくる。1930年代や1940年代にガーシュウィン一家がポップミュージックを書いていた頃と同じように、ポピュラーミュージックの黄金時代とみなされるようになると思うよ。

 

  その頃は若いミュージシャンがすべてを受け入れようとする、そんな時代だった。そして、そのような年齢になると、コピーをすることになる。特別な人たちをコピーするため、そのハードルはかなり高く設定されていたんだよ。ポール マッカートニーやスティービー ワンダー、モータウンのアーティストたちをコピーしようとしてたんだからね。素晴らしい時代だったよ。

 

 

ビートルズカヴァー