今年の春4年生になり、来月誕生日が来ると10歳になるという孫娘に、いつも迷うので、そろそろ考えておくように送っといたら、「おじいちゃん、本当に失礼なんだけど、できれば現金にして欲しいと思ってるんだけど・・」ときた。
さて、どうしたものかと相談した結果、「いつかこういう日が来るとは思っていたけど、少し早過ぎないかい?じいちゃんだけの考えでいいのか、ちょっと考えてみるから」と返信した。すると、孫からは「うん、ぱぱとままにもいってみる!」と来たから少しほっとして「それがいい、そうしてください」と送っておいた。
切迫早産で大変ということで支援依頼が来て妻が上の子や息子の面倒をみるために岩手に行ってた。そして、超早産で、低体重児とかで、産まれた時は書けないくらいの体重だった。私は連絡が来て岩手に駆けつけ大学病院のNICUに見舞った時に保育器のなかをみて余りにもその小ささに、案内してくれた嫁には見えないところで慌てて涙を拭ったほど。その後、嫁は退院できた、赤ちゃんもやっと保育器は出た、そして退院とステップを踏みながらの成長だった。以来、息子の家でも様々な想い持ちながらの育児だったろうが、幸いにも本人は元気に育ってくれた。年齢が小さい時は同年齢とは比べられない小ささだったが、少しずつその差は少なくなってるようだ。
我が家は男の子2人だったので、ことあるたびに妻は「男ばっかで、精が出ない。ひとりくらい女の子だったら」とよく言ってたので、やっとできた孫娘が可愛くてしょうがなかった。彼女は小さいけど元気ですばしこっこく動き回る子どもで、そのくせ、スマフォとかPadは小さい頃から操作できて、それで絵も上手に描いたり、メールでの連絡窓口になってくれて、仙台の広報担当だと呼んでいる。そして、父親である息子も目に余るほど甘やかせてるし、お兄ちゃんも優しいし、親戚中でも最年少ということもあって、みんなに可愛がられ、伸び伸びとは聞こえはいいが、我儘放題に育っている。昨年はバレリーナが回転するオルゴールという注文に苦労して探した。お兄ちゃんは必要なものは親が買ってくれてるのだろう。誕生日に欲しいものはないかと聞いても「別に」とか言って「いらないから」と、図書券とか送ることすらやめてしまった。物欲は兄妹で正反対であった。それにしても、あの孫娘が遠慮がちだが現金を欲しがることを言ってきたが、さて親とどのような結論になるのであろうか。