たまたま今日もMLB中継を見てるので、現地アメリカが4月15日ジャッキーロビンソンデー(MLBで初の黒人選手のデビューした日でこの日は全チーム全員が同じ42番の背番号をつけ故人を讃え偲ぶ)ということで、試合前のセレモニーなどを中継でも紹介してた。解説の新井宏昌さんも「いいですね、いつか日本でもこのようなことができればいいですね」と言ってた。
こうしたのをまともに見たのは初めてかもしれない。それで、懐かしくなったのだ。
私は小学生の頃から野球少年だった。地元の広島カープファンで、野球ノートなどをつけていた。大学生となった長兄が学生運動を始めてたようで帰省した時には当時のうたごえ喫茶ともしびやカチューシャの歌集を持ち帰り、よく「うたごえ」運動で歌われる歌などを歌っていた。そんななかで、脈絡は覚えていないがジャッキーロビンソンという黒人選手が大リーグで様々な困難を乗り越えて活躍したのだという意味のことを話してくれたのを鮮明に覚えている。私の周りでそんな話しをする人は兄貴をおいていないので不思議と耳と頭に残っていた。
その後の生活で電車通勤でスポーツ新聞など読んでたので、きっと何度か、4月15日のこの日のことや選手たちの写真などを見たはずなのだが、この歳になって、朝からテレビの前に座りMLB中継で大谷さんを追ってるなかで、この日の中継が新鮮に映つり、兄貴のことまで思い出すことになったのだろう。
それにしても今でも日本だけでなくアジアに対する差別は様々な形で残っていることを聞くが、一方で、プロスポーツの世界で、こうした黒人選手の活躍を記念した行事を全米各地でやるMLBの民主主義というのを感じるのも間違いないことだ。