ジャニーズ問題自己防衛が過ぎで破壊的方向へ | 昼は会計、夜は「お会計!」

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前日の会見でNGリストが作成されていな事が判明。ジャニーズ側は、2日前に提起されたが「絶対当てなきゃ駄目だよ」時には井ノ原氏が発言したことなど説明して、委託した運営会社に抗議して「謝罪を求めたが、相手が外資系企業で本国に確かめなければならない、と言ったとか、まるでジャニーズ事務所が被害者であるかなような他者責任の態度だ。 

 そもそも、あの会見の評価で、国内の経営者団体などは、一定の前進はしたとか評価しながら、「今後を注視して行く」などの声が多く、テレビ局もそれぞれ似たような見解を出していた。どうもそれらは多くは、できるだけ早急に「前進した事が確認できた」として契約再開などに踏み切ろうという思いが透けて見える。

 それに比べて、外国系メディアの記者たちの評価は手厳しいものだった事に感心した。その多くは、時間2時間制という時間を決め、その上で「一社一質問」では、なんら本質的な課題解明はできない、という意見が多かった。そもそも加害者側の立場が理解できていない、などなど。さらに私も思ってた事だが、第三者委員会が真相を解明していない事だと。それは、長きにわたる加害状況から考えてジャニー喜多川氏との関係でかなり寵愛を受けたと自他共に認める多くのタレントがいるが、その人たち自身は、少なくも新役員になった人は口を揃えて「噂には知っていたが」といい「結果として見て見ぬふりと言われてもしょうがない」といってるが、第三者委員会できちんと、それらを全てヒヤリングして、事と次第によっては、最低限自分も被害に遭わなかったのか、あるいは性加害に対して幇助など加害性が疑われるケースもあるだろう、という指摘がある。

 被害者の方が語っているのは「応じなければ、呼ばれない」という絶対的な力関係の中での事件なのだ。その振り分けからして、多くのエンタメ界で活躍する現役タレントすべてが、やはり事件との関係を第三者委員会に明らかにすべきである。

 テレビ局の多くが「頑張ってるタレントに罪はない」としている立場だ。多くのファンたちも同じように言って「ジャニーズという名前がなくなるのも悲しい」などと平気で言う人が多いが、上記のような事柄言うと、少なくとも「OK」が出された人しか認めてはいけないのではないか。被害を訴えている人に比べて、現にタレントとして活躍している人が、その身の証を立てる場を作らないままこのじたいは治っては行かないのだろう。そこまだ言う意見に対して紅白からジャニーズが消えるかも、と言う報道に、「過度な対応は頑張ってる罪のないタレントが新たな被害者になる」と言う意見などが、そうした「ジャニーズ性善説」のような極端な趨勢を正さなければならない。

 しかし、今回新たにNGリストやOKリストが出た事で、ともかくジャニーズそのものが破壊的な方向に行きつつあるのかもと思う。

 ただ私も四谷で生活してた時期が長かったのだが、国立競技場で嵐かコンサートをやるようになりすぐ3日間開催になった頃は、その時は、もう昼間から電車や千駄ヶ谷や四谷界隈には少女から大人まで多くの女性が異常にたむろしていた。そうした景色から数十年しても相変わらず、うちわを特殊に装飾した物を持ったかなりの年齢の女性がテレビの画像で見てきたので、今回の^出来事に対して、世間の評判とは違うことを平気で喋る喋る社会人というか、大人を見ていると日本は誰かが昔言った「一億総白痴化」の弊害がやはり現れてきたなと思うのだ。それは女性だけではない。阪神の久しぶりの優勝に道頓堀に押し寄せ、川にダイブする人たちをみてもそう思うし、今年もまもなくやってくるあの外国の宗教上の行事に、渋谷に集まってくる若者たちにも同じものを感じる。 

 一人ひとりになれば、きっと真面目であったりする人が、なぜか群れを作ると何故か馬鹿騒ぎするような民族性になったのかと、つくづく感じる。一昔前には「嫌いなタレント一位」だった某お笑い芸人が、充電しながら全国を回る番組には、訪ねた家を出る頃には大勢の人が、集まり叫び握手灘を求める景色も不思議でしょうがない。それは、所さんのなんたらという番組でもNHK番組でも、タレントが地方に行くと人が集まってくる傾向は日本の景色になってきた。

 ジャニーズ問題に戻ると、私はだいぶ前と言っても、30年前から言ってたが、ジャニーズのグループできちんと合唱として歌えるグループはない、それに比べて韓国のグループは人数に応じてハーモニーを歌え、ダンスもできるという意味で、日本ではイエメンだけ集めた感じが抜けないと言ってきた。だから韓国と違って世界的には通じないということで、私が当時感じてたことは正しかった。(ただその後TOKIOが楽器演奏ができるとか同様なグループも多少あるらしい)

 この際、ついでに書いとくと、なんとか坂グループなど某有名プロデューサーが、組織した女性グループも、みな斉唱しかできない、せいぜい部分的に輪唱しかできない。芸能と呼ぶにもあまりも低レベルなエンタメで世間を席巻してきたのは、男性で言うジャニーズグループと同じで、日本のエンタメ界を牛耳っている。お笑い界は、かつての吉本興業グループの独占から少しは変わってきたが、まだ力は絶大だ。


こうして見てくると日本における芸能というのは、やはり芸術というには遠く、エンタメとしてもなかなか世界に通じない何かを、きちんと解明しないといけないかもしれない。