ようやく市内全域のレベル5が解除されたのを受けて、昨日から市内バスが一部路線を除いて開通した。同時に小中学が再開された(伊豆山地域除く)。降りていくと相変わらず災害派遣車両と表示された自衛隊や各県警察や消防の車両の行き来が激しい。そうした外からの応援部隊の車両基地が、私がよく行く海釣り施設の駐車場、多賀の長浜公園が使われている。気の毒にそばにテントが乱立していて、そこでの生活らしい。
マリンスパ熱海で、被災地住民や自衛隊、警察、消防隊員に温泉大浴場を無料開放を始めた。その他にも市内の旅館でも手書きで各種隊員の入浴歓迎と書いてあるところもあった。
テレビによれば、市内のホテル旅館はキャンセルが増えているし、駅前の商店街も客がすっかり減ったらしい。風評被害だと報道していた。確かに先週には夏休みを待たずして観光客もだいぶ増えてきていたところだった。それが、テレビであれほどまでに連日連夜の熱海報道でさすが観光客が引いたらしい。伊豆山地区以外は大丈夫というようなことを伝わっていなきので、やむを得ないところだろう。
買い物に降りて行っても、人が歩いていなくてひっそりとした感じで、寒々とした光景だ。
天候はやはりずーと雨模様か霧雨のような日々が続いて、マンション脇の川も相変わらず音を立てて流れている。さすが、先週は茶色の水だったが、今はほとんど色は取れてはきているが、流れの激しさは音が11階まで聞こえてくる。
天気のせいもあるのだろうが、市内に出るとヘリコプターが必ず上宮を舞ってたが、今日はいなかった。
交通関係では、国道135号線が一部は重機も入ったらしいが開通の見通しはたっていならしい。海岸線の有料のビーチラインが、緊急車略と住民に限り昼間の通行を10日まで、限定許可たという。
なので、熱海から隣の湯河原、小田原方面に行くには、梅ライン経由で熱海峠から国道1号線に出るか、ターンパイクを経由しないと行けないらしい。
新幹線やJR東海道線、伊東線は、通常運行に戻っているのだが、道路網が寸断されたことが、観光客減にも影響しているのだろう。
あとお伝えしておかなければやならないことは、テレビで報道されているように土石流が国道まで到達していることて、重機すら一部しか使えない現状で、ボランティアの受け入れができないそうだ。今は登録だけは受け入れていて、活動は見合わせているとのこと。
もう一つ、市の広報からは、支援物資については、いったん熱海市役所まで連絡をいただきたいとのことだ。裏事情としては何ヵ所があった避難所を市内二つのホテルに集約したことで、日常生活に特段不便な事はないそうだ。コロナ禍ということもあり、単身者なども一部屋与えられて、温泉は言わずもがなたが、食事もバイキング方式を細かく分けて密をさけるやり方で、知り合いが語り合いながら食事もできると大変、好評らしい。それで、支援物資もどんどん送られても困るらしい。
せっかくの全国のみなさんの好意なのだが、熱海の特性であったり、コロナ禍での避難生活ということでの、お願いらしい。
ご理解の程お願いします。