本当にこの歳になると何もおめでたいことはない。コロナ禍に加えて移住後、事実上はじめての熱海での新年（昨年のお正月も熱海で過ごしたが、その時は私自身は引っ越しはしていなったので）。
天気予報でも寒波が来るとかさんざんいわれても、それでも太陽が出ているときはポカポカあたたかく、東京の三多摩での生活からみるとほんとうに暖かい冬を過ごしている。そのうえで、朝夕と２回温泉に浸れるので、やはり引っ越してよかったと思うところ。かみさんも山形で生まれた割には寒いところは苦手だとずーと言い続けていたので喜んでいる。
さてこちらのお正月ですが毎日散歩で歩き回ったが、やはり観光客が多くて、しかも若い人が圧倒的に多い。お風呂での話によると、近くの来宮神社もすごい人出で、みんな若い人ばかり。何年か前から、歴史のある神社の割には、恋愛スポットとしての売り込みにやっきで、嫌になるといってた。１１階の廊下から来宮神社の入り口の鳥居あたりがみえるのだが、入場規制をかけて列ができているのが見えるくらいなので、初詣にも行く気もしない。
いっぽう、散歩で行く梅園では早くも冬至梅や紅梅が咲き始めているし、日本で一番早い桜で有名な糸川遊歩道沿いの熱海桜も１２月のうちからぽつぽつ咲いていた。（既報済）古くからいる人に聞いても、今年はやはり早いそうだ。いずれも９日から梅園梅まつり、糸川桜まつりがはじまる。
さて、恒例の箱根駅伝は長年のファンである早稲田が往路でエース格が振るわずシード圏外でがっかりしていたが、復路でがんばって６位まで上げて取り敢えず面目躍如といったところ。駒澤大学の１０区逆転優勝は、両方とも宗教系大学で好きではないが、そのことはあっても駒澤の粘りに二重の意味を含めて拍手を送りたい。
変わったことといえば、この間、今年入学予定の６歳の孫娘とメールのやり取りをしていたのだが、なにしろ気まぐれなお嬢さん。夜中の１１時ころ返事が来ることもある。私は８時を過ぎると眠たくなるので、ベッドに入ることが多い。たぶん、だれかとラインをやり取りしているのだろうやたらスタンプ(ステッカーともいう）をいれてくる。種類も動くやつなど増やしてきた。最初はお父さんが用意してくれたらいいが、今は自分でダウンロードなどできるらしい。言葉も結構、正確だし、ミスったら「まちがえた」といって、すぐ訂正してくる。のんきなお兄ちゃんや年上のいとこなどと比べてもいちばんすすんでいるようだ。いまだ、スタンプなどうまく利用できないかみさんは、こんな子が大きくなるとどんな娘になるんだろう、といっている。冬休み中に、前歯が２本抜けていったが、「歯が抜けた」と写メ付きで報告してくる。父母が医療従事者で、幼稚園が休みの日などは県内の近場に住む祖母の家で過ごすらしいが、ケロっとしているようだ。
今、テレビでは首相が記者会見しているが、この人のしゃべり方はまったく魂が入ってないというか、心に響いてこない。ただ、今年の東京オリンピックについて、「人類はコロナを克服した証として」「東北大震災の復興を世界に伝えていく」という趣旨の発言をしていたが、それより前に、緊急事態宣言を検討せざるを得ない状況であることを冒頭にいいながら、オリンピックの開催の可否について一言も触れないでで、こういうことはいうのは、まさに詐欺ではないか。会見冒頭にもいまだ感染者が増えていること、世界的にも収束がみえていない、ことを言及している。なのに７月開催予定の世界でも最大規模のイベントを開催できるかどうかの検討すらしていない(実際は裏ではやっているのだろうが）のは、自分からはいっさい触れたくないというあまりにも幼児的な自己中心的な発言であろう。
取り敢えず、新年１回目の投稿ということで、久しぶりにＰＣでうちました。