映画「ロンドン、人生はじめます」を観る | 昼は会計、夜は「お会計!」

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【左ダイアン・キートンとブレンダン・グリーソン】
<物語>(公式HPより)

ロンドン郊外の美しいヒースが広がるハムステッドの住宅街。高級マンションで暮らすアメリカ人の未亡人エミリー(ダイアン・キートン)は、悠々自適の一人暮らしとはいかず、夫亡きあと発覚した浮気や借金のこと、減っていく貯金のこと、老朽化したマンションの修繕費用のこと、上辺ばかりのご近所づきあいなどお金や生活の様々な問題に直面していた。
屋根裏部屋からヒースを眺めていたある日、髭もじゃの男が暴漢に襲われるのを目撃するエミリー。翌日、森の中を訪れた彼女は、手作りの小屋で17年間暮らしているというドナルド(ブレンダン・グリーソン)と出会う。
ドナルドの家が不動産の開発業者の標的となり、不法占拠していた彼は立ち退きを迫られているだけでなく嫌がらせを受けていた。そんな事情もあり警戒し拒絶するドナルドにエミリーも始めこそ拒否感を抱く。だが、庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニック…と余計なモノを持たず手作りの暮らしで満足する彼の温かい人柄に触れエミリーは惹かれていく。
                 ******** 引用終わり
 
   いわゆる商業映画といわれる世界も世の中の動きを見事に反映して、人生の青い頃を過ぎた人びとを描くもの、最期をどのように生きるかというようなものがかなり多い。
この映画も物語にあるような世界には結構同じような境遇や似たような問題を抱えている人はかなり多いと思う。だからといっても、人の生き方を変えるというのはそう誰でもできるものではない。だからちょっとしたこときっかけに生き方を変えたことをすがすがしく宣言するダイアン•キートン演ずるエリーの普遍的に感動するのではないか。映画評論などでも絶賛だ。
   おもしろいのは、もともとが実話で、イギリス社会で環境を守ろうという若者たちがいること、その人たちの助けもあって行政や司法に立ち向かっていくこと、その中で自分の人生を貫こうという気概に拍手せざるを得ない。
  もちろん、簡単に学ぶなんてこと言えないが、少なからず人生後半あるいは終盤の生き方に励ましになることは間違いない。
    女性だけでなく男性も、中年以上の方にはお薦めです。ただエリーなど何歳という設定かわからない(因みにダイアン•キートンは1946年生)が、性的表現には日本人としてはいささか驚くとともに少し引いてしまう。欧米人では普通なのかも知れないが。
    上映館情報など公式ホームページ