
同紙によると「米海兵隊は18日付け報道発表で、沖縄・普天間基地所属の垂直離着陸機MV22オスプレイを18日から熊本地震の被災者救援に派遣したのは『日本政府の要請』に基づくものだったことを明らかにした。中谷元・防衛相は18日の参院決算委員会での日本共産党の仁比聡平議員の質問に対して『米側からの申し出があった』と答弁。記者会見でも同様の発言を繰り返しており、米川の言い分とは正反対です。米軍準機関紙『星条旗』4月18日付け電子版で、日本政府が16日、米国務省に震災支援を要請したと報じています。政府がオスプレイなど米軍の支援に言及したのは翌日の17日でした」(20日付けしんぶん赤旗)
私はいつの何のニュースだか忘れたが、かなり早い段階で安倍さんが、米軍に要請するとの発言を聞いた記憶がある。その時、確か自衛隊も最初の発生後1000にんとか2000という状況から暫時増え始めていってたときだったので、それんしても図分早い段階で米軍を持ち出すものだ、と思っていた。その後、オスプレイの名前が出たときから報道は「米軍から申し出があった」に変わったので、おかしいと思っていた。いちいち、記録等に残していないが、米軍側の証言によって、やはり日本政府の演出だったと言うか、嘘をつきながら米軍を引っ張りだそう、オスプレイを見せよう、という、本当に小賢しい地震救援そっちのけの安倍取り巻き達だ。
ついでに、同紙によるとやっと今日から全日本民医連(全日本民主医療機関連合会)が、20日から第一陣で医師看護師、事務職員ら40人が熊本に向かうと報道している。近隣の福岡民医連・大牟田市の米の山病院に対策本部を設置したという。同連合会では熊本市中央区のくわみず病院で医療活動をしながら避難所での活動や戸別訪問なども行うという。また19日から南阿蘇村に医師を派遣し避難者の健康維持に取り組むという。
これまで、民医連と言えば古くは伊勢湾台風を始め歴史的には台風など自然災害の支援にはいち早く駆けつけ、それが地域に根づきその地域の民主医療機関建設の土壌になったという歴史を持つ。だから、今回で言えばもう1週間経過するという時なので「おい、ちょっと遅くなかったかい!」とは思う。米の山病院をもつ医療法人親仁会は東北大震災の時にいち早く、支援物資を積んで車にいっぱい積んで出発させた。福岡から第一次集約センターの鶴岡まで北上し、峠越えをするのには慣れない冬タイヤを急遽購入したりしながら宮城県・多賀城へたどり着いたとの報告も受けていた。その後も定期的に医師、看護師を派遣し続けていた。
支援は他の為ならず、というか支援することが自ら学ぶことというような思想でやっていた。だから、今回、民医連の対策本部が設置され、さぞかしはりきって、がんばっていることだろうと想像できる。