今井絵理子は小学生の時にかの有名な沖縄のアクターズスクール出身でSPEEDとしてデビューしたからグループ活動は解散したが、元メンバーの島袋寛子とAKIHIROというユニットを作って活動しているらしいが、当時小学生の彼女たちも今や31歳。しかしヒット曲もなく障害児を抱えた今井の足下を見透かしたような擁立劇だろう。今井と言えば先の戦争法案の時に「戦争を経験していない人が賛成!というのは、どこか説得力がないでしょ。今の日本の流れを拝見すると、どこかプチ戦争なら賛成!みたいに見えるのはわたしだけでしょうか?」とツイッターにつぶやいてネトウヨたちの攻撃に遭い炎上したことで有名になった。そんな人を何故自民党が担いだのか。その辺の事情をリテラが次のように書いている。
「第一報は自民党サイドからのリークで産経新聞が報じましたが、これを後追いする形で、日刊スポーツとスポーツニッポンが、13日の自民党の党大会で、今井が君が代を披露することを報道しましたからね。事実上、所属事務所も認めたということ。早ければ、週明けにも今井本人が会見を開き、出馬表明するとみられています。~ 自民党が今井に狙いをさだめたのは、今年の参院選で沖縄が選挙区の島尻安伊子・沖縄北方担当相が改選となるからだという。今井に島尻を“便乗”させようという目論見なのだ。
安倍政権が辺野古移転を強行するためには、参院選は沖縄選挙区で絶対に負けられない。沖縄の有権者は安倍政権の”沖縄いじめ” 状態に不快感をもっているうえ、島尻氏は基地反対派から賛成派に寝返ったことで評判が悪い。このままいくと、参院選で“オール沖縄”が再現されて大臣が落選するという事態が起きかねない。そこで今井さんを比例の候補にして、島尻氏を全面応援させたいと考えているようです。
いうまでもなく、今井が所属していたSPEEDは沖縄アクターズスクール出身。グループ結成時に今井はまだ小学生だったこともあり、当然、地元・沖縄では「あのエリちゃんなら応援したい」という思いも強いはず。いわばそんな今井人気を利用しようということらしい。 ***引用終わり
彼女は、沖縄から出た175R(イナゴライダー)のボーカルと結婚・出産後離婚しシングルマザーとしてがんばっている。そして何年か前の日テレ系24時間TVで自分の子どもが、障害児あることも告白している。小さい頃から見守ってきた沖縄の人は誰もが応援したくなる人に違いない。
実は、私がかつてよく行ったスナックにヒロのおじさん(漢字がどちらかは不明)と時に一緒になった。愛想がよくてみんなにはやされると必ず顔からは似合わないSPEEDのヒット曲をよく歌っていた。もうメロメロで可愛くてしょうが無いという口ぶりだったので、大変な支持が集まるに違いない。
しかし、あの年齢で平和を語り、障害を持つ子が「障害じゃなくなるような世の中をつくりたい」というような人だから、むしろ若いのに政治家に向いているのかも知れないが、足下を見透かす自民党のやり口が可哀想な気もする。
「しかも、自民党が連携させようとしている島尻大臣は、沖縄にルーツがないだけでなく、前回の選挙で 普天間の沖縄県外移設を公約に掲げて再選したにもかかわらず13年に公約を破棄、辺野古移設容認に転向。さらに、そうした寝返りも棚に上げて、昨年4月に は基地建設反対を訴える市民運動を「責任のない市民運動」などと批判している。このように沖縄県民を愚弄しつづけている政治家と、故郷・沖縄を愛する今井はともに手を取り合わなくてはいけなくなるのだ。しかしだとしたら、いったいなぜ、今井は自分の信条と矛盾するような政党の候補になろうとしているのか。
「今井が所属するライジングプロダクションは自民党の谷垣禎一幹事長と太いパイプがありますからね。事務所の圧力があったんじゃないでしょうか」(芸能関係者) たしかに、ライジングプロダクションは、バーニング傘下のプロダクションの中でも、政界との関係が根強くささやかれてきた事務所だ。安室奈美恵が沖縄サミットのイメージソングの歌手に選ばれ、各国首脳の前で披露した際も、小渕恵三元首相との癒着が指摘され、01年に創設者の平哲夫氏が脱税で逮捕された際にも、暴力団とともに、政界への資金流入が取りざたされた。
そのライジングの政界人脈の中でも、もっとも深い関係が囁かれていたのが谷垣幹事長のかつての親分である加藤紘一氏。つまり、谷垣氏はその加藤氏時代からのライジングとのパイプを今回、利用したと考えられる。」(同前出)
だけど番外、昨夜のSMAP✕SMAPでビストロでオーナー役を中居ではなくキムタクがやっていた。妙にキムタクが張り切り対照的に中居が沈み、これがエリー、ジュリー母娘がプロデュースする路線らしい。間違いなくSMAPは変わりそうな感じがする。騒動の振り返りで書いたようにジャニーズそのものも政権に近く、また一方の騒動の主・清原も今や芸能人で、この二つの騒動で甘利の辞任劇も今国会の争点もいつの間にか飛んで行っている感じこそ政権の裏に潜む人たちの思い通りなのかも知れない。それにしても、彼らの予想を超えて広がりそうな元巨人選手の清原選手現役時代の薬汚染証言は、徹底的に暴かれると巨人軍と親会社読売新聞は江川事件以上の衝撃と影響があるかも知れない。当然、表から裏社会から圧力もあるだろうが負けないで徹底的に暴いていって欲しいものだ。