安倍も中谷も日本語が通じないのか、耳が悪いのか、真性の狂人か | 昼は会計、夜は「お会計!」

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国会中継であれ、要点であれ、中谷も安倍もまあ適当に言葉を発してはいるが、まともに質問に答えない、もしくは数十日前に口にしたことと食い違っていようが全く平気。何回も審議が中断してもいっこうに平気。こんな姿を国民が注視していることなど、安倍内閣にはいっさい関係ないのだろう。「国民の理解が進んでいないことはその通り。しかし、この法案が通過した後には必ずや理解が進む」と言い切る。中谷も安倍も日本語が通じないのか、耳が悪いのか、このような人に何を言っても無駄のような気になるが、国会の場でイライラをして暴言・妄言のたぐいが出ない限り強行採決は平気な人たちだ。公明党も昨日の山口代表の質問ですら、ホルムズ海峡問題で、もっと切れなきゃいけないのに、山口氏には全くその気も無い。多くの創価学会員が三色旗を掲げて国会へ行ったり街角に立ち始めている。自民党内もかなり強引な手法で総裁選挙を無投票にするために様々な工作をしたことなどへの不満も水面下にはあるようだが、もうこの党も物言う人はみな排除されるらしい。このような国会審議などまったく意味が無いし、野党のあれだけの追求に平気で先に書いたようなすり抜けを平気でできて、一方で必ず「決めるときには決めていただく」ということだけは言い添える。堂々と強行採決をやる宣言だ。ここまで「意志強固」で日本語がまともに語れなくても平気でいられる総理はかつて誰もいなかった。「あーうー」を連発した総理も進退窮まったりすれば政権を投げ出した。自民党は鷹派の後にはハト派が出たり、金権の後はクリーンといわれる人が出たり、それなりのバランスを取ってきたが、ここまで歴代どの内閣でもやってこなかったろ解釈改憲を遮二無二に口八丁だけでして歴代の最高裁判事や元総理からもバッシングを受けても、右翼的な人たちを周囲に固め「戦後レジームからの脱却」を背骨に、国会へは出ないで大阪まで行って右翼的言辞を吐く関西系の番組に出たり、よいしょしてくれる櫻井よしこのインターネットテレビなどへの出演で、ここまで露骨な出演番組の偏向は第一次安倍内閣も含めてかつて無いことだったらしい。もう側近だけでなく、あらゆる場面で自分の我が儘を許してくれる人、自分の歴史観を褒めてくれる人に囲まれていないと機嫌が悪いらしい。そういう意味で、本当に真性の狂人か心底甘ったれ坊ちゃんでしかない。第一次安倍内閣の時には本人も閣僚達も軽々しく発言して、そこからほころんで体調悪化も重ねて簡単に政権を放り投げた。そこで、第二次安倍内閣を立ち上げるときには、まずもって周囲が持ち上げて総裁選へ出ることをそそのかし、石破など地方票では完全に負け戦だったが幸い決選投票で逆転勝利が転がり込んできた。そして、政権立ち上げに際しては国民会議派など徹底的に右翼史観の持ち主を立ち上げ、戦略家・荒井参議院議員を当広報委員長にして内調レベルと表の舞台のつなぎ役とし表の顔の電通・博報堂を通じてマスコミ統制に就任当初から乗り出し、いまや寿司友といわれるほど各社論説委員やコメンテータと定期的に飲み食いをいている。昨年、特定秘密保護法を強行採決した日の夜にも各紙代表を集めて寿司屋へ行った話しはあまりにも有名だ。時事通信の田崎氏などその寿司友の幹事役を自認しているというほどであまりの政権寄りの発言と広報誌化した産経傘下のフジテレビのコメンテータの座を安定にしている。内調レベルの深慮遠謀と安倍独特の暴言暴走が表と裏で補い合っている。
 昨夜、先週末の世論調査の結果を報道していたが、NHKは安倍支持率も先月より6%向上し43%、不支持率は7ポイント下がって39%で、ことし6月の調査以来3か月ぶりに「支持する」という回答が「支持しない」を上回ったという。この数字の異常さに驚いた。同時期の産経新聞系FNNの調査では「支持率は前回調査(8月15、16両日実施)より0・4ポイント上昇し、43・5%。不支持率は44・5%で0・5ポイント下がった。7月の調査で支持率と不支持率が逆転して以降、支持率は回復傾向にあるものの不支持率を上回るまでには至っていない」ということだ。それとくらべてもNHKの数値の異常さはほぼねつ造を疑わせる数値だ。最近の国会周辺デモを報道しない、国会審議を中継をしないなどで批判されているNHKは、会長問題や経営委員の百田氏など長谷川氏など露骨な右翼人事などで既に公共放送の体をなしていない。

 こんな国の状況に加えて沖縄県民の意志を貫く翁長知事の辺野古埋め立て承認取り消し問題でも国はあくまでごり押しをしようとしている。これだけみてもこの国には民主主義はないのだろう。大雨による水害事故での常総市の市長や安全担当の課長などの発言も、何やら菅官房長官の発言と似て、ちっとも住民奉仕の精神が微塵も見えない。市長にいたっては「まさか決壊するとは思ってもいなかった」と答えていた。そんなことよく言えたものだ。気象庁の警報、県の警告、そして多数の住民からの水位上昇について越水の情報、そして堤防の決壊などの事実が発生し、大惨事となっているときに、その辺の居酒屋談義のように自分は(決壊するなど)そうは思わなかったと平気で喋る感覚。
福島では、遂にサブドレンからくみ上げ地下水を浄化処理した後の水を海への排出を始めたことが公表された。漁民のインタビューでも「浄化したといっても本当にきれいななったわけではないし」という発言もある。またあらかじめ処理できないトリチウムがリッターあたり460ベクレルという濃度があること、そして、地下水くみ上げが過ぎると、地下水位が立てやの水位を下回ることになり、高濃度汚染水が周囲に漏れ出し地下汚染が拡大すると危険な状況が続く。福島のこの状況で川内原発は再稼働したが、川内原発の下を通る姶良カルデラを同一とする桜島の噴火に次いで、阿蘇山も噴火して、微妙に火山列島がどうしても気になる。災害が起きた後、またまた「想定外だった」「まさかここまでとは思わなかった」などの発言を政治家はできないのだ。
 本当にどうでもいい人達が政治を担っている。この状況、この空気、こんな国に、それでもまだ「諦めない」などと軽々しくは言えないだろう。大雨被災地域で空き巣被害が急増しているというこの国は本当に「美しい」のか「Cool Japan」などと言えるのか。