先日といって今月12日の本欄で「減塩、減煙~」と書いたが、実は12日以来完全禁煙している。辛ーい!
きっかけは、あの日盛岡に行って散歩しているときに息子がさりげなく行った言葉だった。子供や患者にも優しい医師なのだが、「減煙」などといっている親父に投げかけた言葉だった。内容はともかく、冷たいなと思ったけどそれに発憤したことも間違いない。彼からは以前も「チャンピックス」を処方して貰えなどといわれていたが、どうせやるならと医師や薬に頼らないことに決めた。もう数日間は気が狂いそうになるくらい辛かった。昨日も久しぶりに会った人がびっくりして、「食事がおいしくなるとか効果が出てますか?」と聞かれたが、まだまだ辛くてそれどころではない。日々これたたかいだ。チョコレートやガム、のど飴などが手放せない。最初から荒療治というか、タバコの煙渦巻くパチンコ屋に行ったり、居酒屋に行って葛藤をした。それでも夜うちに帰った時や寝る前など何気のタイミングで吸いたくなる。地方出張で新幹線や飛行機を降りるとまず一服していたので、そのようなタイミングが一番危険。最初の1週間くらいは、いつでも吸えるようにタバコを持参していた。自分でもなんだかよく分からない禁煙法だが、とにかく2週間を過ぎてほぼ定着してきた。しかし、先日、診療所で久しぶり会った医師には、「自分で禁煙して自信ができたでしょう?それが危ないんですよ」と自分の経験も言って貰って、まさにそんな心境だったので、これもいいタイミングで戒めることができた。
知り合いには、チャンピックスをポケットからだして見せてくれながら吸っている人もいた。パチンコ屋でも居酒屋でも平気だが、新幹線を降りた時のようなタイミング、パソコンの前で文章を悩んでいたりする時などやはり手にしたくなる。もともと紙の時代に原稿書きをする時が一番タバコを必要としていたので、その癖というのもあるように思う。
最近は何かやる時とかは必ずネットで調べるが、禁煙についてはあまり調べないで始めた。チャンピックスを服用しなかったことで辛かったのだろうが、逆に言えば、チャンピックスの服用は医師の管理下に置かれるので、自分でやっているという自覚が少なくなっていたかも知れないし、数は少ないようだが精神的に不安定になるなどの副作用も無視できないようだ。変な夢を見るようになったということで服用自体が怖いという書き込みもあった。
ということで、ここまできたらもう続けるしかないのでブログにも禁煙解禁ということで書き込んだ次第。