さっき書かなかったけど小さな物語？があったのです。
午前にかかりつけの歯科に臨時の予約外患者として行った時の話。衛生士に呼び込まれ診療室に入った。外れた詰め物の金属片を渡して、ユニット(診療台)に上がろうとした時に、思わず笑っちゃった、というか、何か懐かしさがこみ上げて来た。わけが分からない。これは何なんだろうと考えながらユニットにのってから、思わず声が出そうになった。「そうだ！昔の漫画に出てくる典型的な秀才の女子、メガネをかけて聡明そうで、きっと昔はそれで、いじめられたか、いじめ側だったのではないか」と気になり始めた。
合間に、はい、口をゆすいでくださいと、ユニットが上がった時に、「いじめられてましたか？それとも男子やできの悪い女の子をいじめてましたか？」と聞きたくなった。かろうじその欲求を抑えていたが、気になってしょうがない。
でも待てよ、いつからメガネをかけていたのか、小学生時代からとは限らない、いやいや中学生でもこのパターンは成り立ちそう。ちょっとハスキーな口調も何か物語の構成要素になりそう、 なんて事考えていたら時の経つのは早い。あっという間に先生と交代した。
外れた詰め物をセメントで埋める作業に。それが終わった時、先生(彼女が小学生時代から知っている)が、何か心配なことかあったら何時でも言ってくださいね、というから、体重がなかなか減りません、って言ったら、爆笑。そんなこと言ってんじゃないの！歯がぐらぐらしたりとかそう言う事です！って言われたが、彼女も「レコードダイエットやってるだけど」と、ひとしきりダイエット論議。
その時、その先生がメガネ衛生士に、あなたも子供産んでから早く元に戻さないとねって、言ったので、なんだ既婚で、妊娠中か とわかった。やや頭の中が混乱し始めたころすっかり終って、では６月◯日にメンテナンスで予約が入ってるようですからその時にお待ちしていますって、送られた。
たったこれだけのことなんです。でも衛生士って普段からマスクはするし、ユニットの後方から突然声をかけてくるし、(この歯科は特にそうなんだんけど)ネームプレートどころか顔も見えない。今日はたまたま臨時で、問診のようなものを受けたので顔が、見えた。もしかしたら普段でもメンテナンスでお世話になっているのか、全く初めての人かが分からない。
今時、医師だって自己紹介から始めたりするのに、衛生士はなぜか正面から名乗らない。これが不思議だ。
まあ、お話は横にそれたが、今日の経験は何だったんだろう。ちょっと珍しい経験をした一日だったということか。