明日は広島市内で仕事。今日は前泊で瀬戸内の故郷へ。先輩と食事をする約束だったけど広島空港についた時には、身体の不調でキャンセル。先月に続いてまたも一人酒です。
西日本の日の入りは遅いので港まで行ったら、潮の香りがして懐かしさがこみ上げてきた。
港から瀬戸内海の島々へ通勤通学の人を乗せた連絡船が出て行く。この何気ない風景に中学生、高校時代にどんなに癒されたか、また東京で何十年も暮らすと思って無かったけど、故郷を思い出すと、この景色と匂いだ、潮の香り。港の左には親父の最期を看取った病院もある。
ホテルからいつものお任せ料理の店へ。田舎だが気の利いた料理をリーズナブルな価格で提供する、
何が出て来るか楽しみなお任せ料理のお店「息吹」です。写真はすずきの焼き物をメインにした八寸。因みに「蓼食う虫も好き好き」の蓼ですずきを食べる。その後、天麩羅、蛸と鱧の酢の物(鱧は三番目にお吸い物でも出た)だ。締めは新生姜ご飯。極めて満足度は高い。お酒も広島の地酒以外にもいろいろ工夫して揃えている。
先月来た時には満席で入れなかったけど、今晩は私以外誰もいない。おりしも小説現代六月号の重松清「 赤ヘル1975」を読みながら、眼から広島弁、味も瀬戸内の夜を堪能した。
このブログも同時並行。実況中継並だ。フルーツがデザート。
そろそろお茶でおしまい。まだ近くの後輩がやってるお店に顔を出さなければ。
故郷といってもオヤジもお袋もなくなって、住いも昨年取り壊して帰る実家も無いが、やはり故郷はいつも私を惹きつける。