有価証券の約定契約書とかを見ると「パリティ」という聞きなれない言葉が書いてある事があります。
パリティというのは、転換社債型新株予約権付社債を株に転換するときの比率で、例えばパリティ100%の場合は転換価格と株価が一致している状態を指します。
つまり、パリティが120%の場合は転換価格よりも株価の方が高い状態で、パリティが80%の場合は転換価格よりも株価が低い状態を意味します。
パリティは従来「等価」という意味があるようです。
最近の転換社債は、パリティが100を超えるものはあまり無いように感じます。パリティ30~60くらいでしょうか。なので、そういう場合は株に転換する確率はかなり下がります。満期まで保有するパターンで額面よりも低い単価で購入し、額面との差額を利息として受け取るパターンが多いです。
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