
会社が捻出した現金のプラス(マイナス)と損益計算書の利益(損失)がずれる原因の1つである、「見積もり項目」について書きたいと思います

ミツモリコウモク


見積もり項目とはなにかというと将来起こる可能性があることを想定し、
事前に損益計算書に損失を計上してしまおうというものです

損益計算書の中には、いろいろ見積もり項目があるのですが、中には本当に計上することが正しいのか迷ってしまうものがあります

制度上絶対なのでどうしようもないのですが、一例をあげてみますね

有価証券報告書(会社の一年間の通信簿)の中に「資産除去債務」という言葉をみたことがあるでしょうか

実務上この見積もり項目が使われるのは、会社が賃貸でオフィスを借りているときです

新しく会社を始めようと考えたり、現在のオフィスが手狭だなと思った時に会社は賃貸でオフィスを借りることがあります


オフィスを借りただけでは、本来損失は1円もでていないのですが、
借りた直後に「将来いつかは退去するのでしょう。その退去時の費用を見積もって毎年損失を計上してね。」と制度上言われてしまいます

私個人の意見ではありますが、不必要な制度だと思います

理由としては、借りてから何年そこで事業を続けるかを予測することは予測にしか過ぎず、
また退去時の費用を見積もりで業者から出してもらうのですが、
退去時の金額と大きくかけ離れていることが多いのです(居抜き等もありますし…)

なにより事業拡大等のポジティブな理由で「さあ頑張るぞ!!」というときにいきなり損失の話をされると気分が盛り下げてしまいがちです


皆さんが経営者ならどう思うでしょうか




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