「脱税の世界史」 | EVIL LIVE

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読書の春夏秋冬

著:大村大次郎(元国税調査官)

 

いやぁ、読んでみたら意外と面白かったって感じの本です。

国の衰退に税(脱税)が絡んでいるとは、新しい視点だわぁ

個人的には、いわゆる庶民の脱税より国の上層部の腐敗(そして国が亡びる)の方が記憶に残りました。

 

金のためには(生きるためには?)改宗すら厭わない感じがパネェですな。

政教分離って大事だわぁ

個人的に、良い面悪い面があるのは承知の上で学術的にはキリスト教ってロクなことしてねぇなwと思ってます。

ガリレオ・ガリレイとか、この本でいうアメリカ大陸進出の件とか教会税とか子供たちへの性的虐待の件とか、etc..etc...

学術的にはイスラム教の方が柔軟でまだマシ。

 

アメリカが元祖タックスヘイブンっていうのは意外と目からうろこだけど、現代のタックスヘイブンとは思いっきり違う気がする(苦笑)

現代のは住まず営業活動もせずペーパーカンパニー置いて脱税脱税♪みたいな感じだし、おだし。

 

個人的にこの本の著者と同じ感覚(「お金持ちはそれなりに税金を払うべき」)で金持ちは多く税金払っておくれよ~とは思ってますが、恨みとかは無いです。

ただ、現代のタックスヘイブン利用の金持ちの先進国のインフラを享受しつつ脱税はイラっとしますな。

脱税しているとはいえ庶民より納税しているって言い分があるでしょうけど、倫理的にクソなので取り上げることもない。

あと政治家の貴族的というかまぁ、外国勢力のスパイにならない程度の給料は理解できますけど、ボーナスはありえんだろ、と思ふ。

まぁ、文句があるならルール作成側(政治家側)になれ、って話かもしれませんが、(自分弱いので)そっちにいったら自分に都合のいいルールに甘受することになりそう(苦笑)

というか、まぁ、反対勢力多そうだしな。

この本でも、王がまっとうな税改革しようとしても貴族連中の反対で挫折っていうのがいくつも出てくるので、ほんと真っ当な事って大変だわぁ

まぁ、政治が悪いって言ったらその政治家を輩出した国民が悪いって原点に戻られても切ないですが。

ただ、近所の選挙区の愚民っぷりは異常w

疑惑・不祥事のやつをすぐ復活させるし、日本の農産業に壊滅的なダメージを与えかけた奴も輩出させるし、逮捕されるような奴も輩出するし、マジで引く民度だわ

…すいません、脱線しました。

 

大英帝国は、無駄に強かだなぁ…

タックスヘイブンすら利用する、さすが第一次世界大戦の3枚舌外交の国だわ

 

…正直、この本読むと大企業はあくどいことして儲けている感があるわぁ(苦笑)

アマさん便利だけど、数年前(不祥事&改悪してた頃)みたいにちょっと距離置くわw

 

本人の努力とかもあるけど、時代背景とその土壌みたいなのは考慮して欲しいわ…と、思わなくもない。

かなり違うけど、私がもし中国に生まれてたらがっつり電子決済使いまくるだろうし、まぁ、そんな感じ。

 

以下、たら

 

・お株の話

(NISA分を外した)特定口座に40銘柄買っていることに気付いてちょっと衝撃を受けているw

5銘柄くらいはよく分からずいわゆる「遊び」で買っている感じ(苦笑)

もうちょっと選択と集中をしたい、と前も書いていた気がするんですがねぇ…

ぱっぱっと手放したい銘柄に限って調子が悪いw