Tomorrow never knows Mr.Children
「Tomorrow never knows」(トゥモロー ネヴァー ノウズ)は、Mr.Childrenの6枚目のシングル。1994年11月10日に発売。前作「innocent world」から約5ヶ月ぶりのシングル。アルバム『Atomic Heart』がロングヒットを記録している最中に発売された。初動売上は前作を大幅に上回り、発売から3週目で累計売上が100万枚を突破して3作連続でミリオンセラーを達成、最終的な累計売上は約276.6万枚でMr.Childrenのシングルでは最大のヒット作となった。累計売上では同年発売の「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)より多いが年間1位は獲得していない。これは当時のオリコン年間チャートが12月 - 該当年11月までの集計であったため、発売日と集計期間の関係で1994年度(22位)と95年度(4位)にまたがってチャートインしたためである。本作と「innocent world」の大ヒットによって過去の作品が再びチャートにランクインする等の大きな相乗効果が生まれた。
「Tomorrow never knows」はオリジナルのシングルバージョンとアルバム収録の『remix』バージョンの2種類が存在する。シングルバージョンは当時のシングル製作スケジュールの都合上メンバー全体のセッションが非常に困難だったため、ドラム等の楽器類が打ち込みになっているが、remixバージョンは純粋なリミックス(再編集)だけではなく、シングルバージョンの打ち込み内容を忠実に生演奏したものに差し替えたリミックスとリメイクの中間にあたる。このバージョンは『BOLERO』に収録されたのでアルバムバージョンとも呼ばれる。基本的なアレンジ自体は両曲ともほぼ同じように構成されている。
『BOLERO』とベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』にはremixバージョンが収録されており、シングルバージョンが収録されているのは本作と日本では入手困難のベストアルバム『LAND IN ASIA』の2作のみ。桜井は『BOLERO』リリース時のインタビューで「この曲はここ(アルバムの最終曲)に入れるしか収まりがつかなかった。まぁボーナストラックとでも思ってください」「これが答えか?と聞かれると、それはちょっと…」と述べている。
フジテレビ系ドラマ『若者のすべて』主題歌。 タイトルはザ・ビートルズの同名曲からとられた。 PVは全て海外で撮影されており、最後の大サビの部分はオーストラリアのグレートオーシャン・ロードの断崖絶壁でヘリコプターを使って撮影された。 当初の仮タイトルは「明日への架橋」だったが、ライブツアー先の名古屋で生まれた曲であったことや、前作までの連続ヒットやドラマタイアップなどで発売前から大ヒット必至と言われていたこともあり、「これは金になるぞ」と言われたことから「金のしゃちほこ」という案もあったと、桜井がうたばんで語っていた。 歌詞の一部は桜井が東京都練馬区の石神井公園をジョギングをしている時に思いついたというエピソードがあり、作曲にあたって桜井の考えたAメロと小林の考えたコード進行が偶然にも一致し、その勢いもあって30分ほどで曲のほとんどを作り上げた。小林はアレンジやコード進行に関して「Time after time」(シンディ・ローパー)を参考にしたと語っている。
SPY 槇原敬之
『SPY』(スパイ)は、1994年8月25日に発売された槇原敬之の12枚目のシングル。『No.1』以来、約1年ぶりにオリコンシングルチャートで首位を獲得。TBS系ドラマ『男嫌い』の主題歌に起用された。
君だけを見ていた To Be Continued
『君だけを見ていた』(きみだけをみていた)は、To Be Continuedの9枚目のシングルである。1994年3月21日発売。ドラマ「もしも願いが叶うなら」の挿入歌。
ア・ブラ・カダ・ブラ 米米CLUB
ア・ブラ・カダ・ブラ (あぶらかだぶら)は米米CLUBの17枚目のシングル。1994年3月25日発売。1993年の11月から1994年の2月まで行われたコンサートツアー「SHARISHARISM THETA」終了後に発売された、1994年の第一弾シングル。この楽曲そのものは「THETA」ツアーで初披露されたものであり、プロモーションビデオも「THETA」ツアーのワンシーンから引用したものである。そして、同年に開催されたフジテレビ主催のイベント「LIVE UFO」の'94年度イメージキャラクターに米米CLUBが、イメージソングに「ア・ブラ~」が起用(また、コーセールシェリCMソングでもある)、さらにはフジテレビがメインスポンサーとして主催したサーカスイベント「サルティンバンコ」のイメージソングにカップリングの「今夜はフル回転」が起用された。関東地区のチャンネル数が「8」であるフジテレビに対し、「8」にこだわる米米は「フジっ子」として数パターンもあるイベント告知CMに出演、「LIVE UFO」の一環として、イベントを行っていた代々木公園の構内にある国立代々木競技場第一体育館でコンサートツアー「SHARISHARISM IOTA」の東京公演を行った。ちなみに、コンサートのセットは「THETA」ツアーを一部手直ししたもので、衣装は前述の「サルティンバンコ」を意識したデザインとなった。このコンサートは東名阪ツアーとして開催され、大阪では大阪城ホール、愛知では名古屋レインボーホールで行われた。このシングルはオリコンシングルチャート初登場2位を記録し、米米にとっては「君がいるだけで/愛してる」以来久々の50万枚を超えるヒットシングルとなり、後年のライブの定番ナンバーとなった。2006年には米米再結成プロジェクトの第一弾としてHOME MADE 家族のヒット曲「アイコトバ」とのマッシュアップ曲「アイコトバはア・ブラ・カダ・ブラ」を制作。この楽曲はトヨタ・bBのCMソングに起用された。
Get Along Together-愛を贈りたいから- 山根康広
『Get Along Together』(ゲット・アロング・トゥゲザー)は、山根康広のデビュー及び2枚目のシングルである。結婚する友人のために1週間で書き上げ、1993年1月21日にデビューシングルとしてリリース。オリコン最高12位。同年9月6日にリメイク版「Get Along Together-愛を贈りたいから-」を2ndシングルとしてリリースしロングヒットを記録。オリコン最高5位。第26回日本有線大賞最優秀新人賞、第35回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。この曲で翌1994年の第45回NHK紅白歌合戦に出場した。
LOVE YOU ONLY TOKIO
「LOVE YOU ONLY」(ラブ・ユー・オンリー)は、TOKIOの1994年9月21日発売のデビューシングル。TOKIOのデビューシングルにして、TOKIOのシングルとしては最高売上枚数を記録した。この作品で1994年の『第45回NHK紅白歌合戦』に出場した。デビューからわずか3ヵ月と10日の快挙で、当時の最速出場記録であった(その後、WaTが記録を塗り替えた)。なお、TOKIOは初出場した1994年以来、2011年現在、17年連続で出場している。また、L'Arc~en~CielのライヴDVD『heavenly ~films~』には、当時のラルクのメンバーがパートチェンジ(ボーカル:tetsu、ギター:hyde、ベース:sakura、ドラム:ken)したTOKIOのコピーバンド「KIOTO」としてこの「LOVE YOU ONLY」をカバーした映像が収録されている(tetsuと城島茂は交友関係がある)。フジテレビ系列アニメ「ツヨシしっかりしなさい」のオープニングテーマ。 ボーカルの長瀬よりベースの山口の声が中心に作られている(ただし、初期の山口は長瀬とのツインボーカル的な扱いでもあった)。 2004年9月にデビュー10周年を迎えるにあたり、「LOVE YOU ONLY」がセルフカバーされ、新バージョンとして10周年記念アルバム『TOK10』に収録された。
君が好きだと叫びたい BAAD
君が好きだと叫びたい(きみがすきだとさけびたい)は、BAADの1993年12月1日発売の3枚目のシングル。アニメ「SLAM DUNK」第1期オープニングテーマ曲。BAAD最大のヒット曲。アニメ「SLAM DUNK」では次回予告ではこの曲のインストが使われ、オープニングテーマ曲が第2期になっても使用された。
接吻 –kiss– ORIGINAL LOVE
接吻 –kiss–(せっぷん –キス–)は、1993年11月10日に発売されたORIGINAL LOVE通算5作目のシングル。<接吻>は日本テレビ系ドラマ「大人のキス」主題歌として制作された。オリジナル・アルバムには未収録で、ベスト・アルバム『SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE』に最初のサビを省略したアルバム・ヴァージョンで収録され、シングル・ヴァージョンは『変身』と『THE BEST SELECTIONS OF ORIGINAL LOVE』、2枚のベスト・アルバムに収録された。田島貴男によれば自分の作風が定まった曲だとし、“長く甘い口づけを交わす”という一行で「決まった!」と思い、この曲は、歌っていて一度も恥ずかしいと思ったことがないと、2007年10月のインタヴューで答えている。この曲は数多くのシンガーによってカヴァーされたが、その中で中島美嘉のカヴァー・ヴァージョンについては、「美しく歌い上げていただいて本当に嬉しかったですよ。他人が歌って曲として成立するのは、曲書きとしてこれ以上、光栄なことはない」と、同じインタヴューで答えている。<微笑みについて>もオリジナル・アルバムには未収録で、ベスト・アルバム『SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE』に収録された。東芝EMI在籍時の楽曲をすべて収録したアーティスト非監修のBOXセット『COLOR CHIPS ORIGINAL LOVE LEGEND 1991-1994』には間奏パートでのフルート・ソロがある“Rare Version”が収録されている。両曲とも小松秀行加入、森宣之離籍後のラインアップでレコーディングされた。ジャケットにはテレビ朝日旧本社内で撮影されたバンド・メンバー全員でのショットが使われている。