HGシリーズは、C.O.R.Eが終わってしまって、ちょっと遠のいていたんですが、今回は結構前から期待しておりました。
「復讐鬼ヤプール」編。何せ、うちの子どもたちが大好きなオメガと、僕の大好きなエースとが入っているので。
買ってから気付いた。対象年齢15歳以上なのね。
昔って、もう少し下じゃなかったかしら。気のせいかしら。
近くのガチャ点に入っていたんですが、ラインナップ的に数あってもちょっと……と思いまして、メルカリで探しました。
定価+200円くらいで買えたんで、店に行くまでのガソリン代と考えれば、それほどお高い買い物でもなかったと思います。
楽天でもセット売りしてますね。
手っ取り早くそろえるなら、選択肢に入れても良いんじゃないでしょうか。ポイントが溜まっているとなお良し。
以前のHG関連の投稿では、一体ずつ紹介しておりましたが、今回はセットで買ったので、丸ごと紹介します。
まずは僕のイチオシ、ウルトラマンエース。
このサイズで、しっかり作りこまれている。
ながらく新しいのを買っておりませんでしたが、HGシリーズのクオリティって、僕が好きだったC.O.R.E時代から、さらに上がっている。
正面から。
お馴染みのファイティングポーズ。
エースの骨太な感じも、良く出ています。
横から見ると、顔の造形美が引き立ちますね。
昔、HGに次ぐ、よりハイクオリティなDGがありましたが、DGと比べても遜色ない作り込みだと思います。
色合いも、とても奇麗。
この小ささで塗ムラが殆どないのも驚きですし、とにかく銀の発色が素晴らしい。
背中まで塗られているのは、現行のムビモンとかウルトラ怪獣シリーズからすると、逆に新鮮。アルティメットルミナスもそうですが、小さい方が背中は塗られやすいのでしょう。
という背中。
スーツ間があって好きです。
特に、ちょっとぼてっとした尻の部分。太ってるというより、スーツを上に着ているという感じが出ていますね。
顔のアップ。
この小ささで、まあ何と丁寧に作りこまれていることか。
額のビームランプやカラータイマー、目などの塗分けも見事だし、エース特有の耳や口元も緻密に彫られております。
寄りで見ると、スーツの股部分や首筋の皺までリアルに再現されているのが分かる。
やっぱり一番のお気に入りになりました。
どのサイズになっても、エース兄さんはカッコいいです。
アルティメットルミナスとの比較。
HGシリーズはだいぶ小さめなんですね。
しかし、東宝怪獣コレクションでもそうですが、小さければ小さいほど、作り込みの密度に感心させられます。
続いては、エースの超獣。
「復讐鬼ヤプール」に登場したブラックサタン。「究極大怪獣」シリーズでも入っていた、エースの超獣の中ではいぶし銀の実力派です。
エースの超獣は、最初の方に渋かったり、センスオブワンダーなのが出て、回を重ねるたびに奇抜で派手な超獣デザインが増えて行った印象があるのですが、ブラックサタンは中期に登場した超獣の中では、抑制の効いた色彩やデザインで、それがかえって印象に残りました。超獣の中でも個人的に好きな一体ですね。
正面。
金とグレーの配色が見事。
体表にいくつも丸がついているのは、エース超獣デザインの特徴でもありますが、棘や角を含めたゴテゴテしたものはそれほどない。
横から。
鱗のような体表が見事ですね。特に尻尾。背中の鰭にも皺が刻まれている。
尻尾の先端は矢じりのようになっており、誘導ミサイルになる。
ある程度色に応じて分割されており、素体色を上手いこと活かした構造になっています。
背中。
巨大な耳がおどろおどろしいシルエット。悪魔的でカッコいいですね。
顔のアップ。
一つ目に一本角、下に伸びる牙。
鬼のような風貌ながら、名前は「サタン」。
和洋折衷とはこのことか。これが違和感なく溶け込めているウルトラ怪獣デザインの懐の広さよ。
頭部に空いている謎の穴、胡乱な一つ目。
この目から光線を発射する。外付け武装がなくとも、中々に強かった。
エースとの身長比較。
頭一つ大きい、この体高差が良いですよね。
超獣を驚異的に見せるため、エースよりも少々身長高めに作ってある。
特にブラックサタンは、身長の高さが映えるデザインになっていますね。
第22話「復讐鬼ヤプール」
さあ、みんなで観よう!
エースの突き出した拳が、胸部にヒットするようにできています。
本編では、一度は倒すも、宇宙仮面からエネルギーを供給され続ける限り何度でも甦る厄介な敵でした。
先に宇宙仮面が倒されたことで、よろよろっとしたところを、エースから石油タンクを頭からぶっつけられて、石油塗れになったところをタイマーボルトで焼却! オーバーキルのメタリウム光線――! という展開でした。ブラックサタン同様に渋くてカッコいいタイマーボルトの登場回で、これまた印象に残っていますね。
エースと並べて飾ることで、特別映える怪獣。これがラインナップに入ってくれたのは、とても嬉しいですね。
続きまして、現在放送中のウルトラマン、オメガ。
HGシリーズ参入は、当然ながら今回初――だよね?
エースとは真逆とはいかぬまでも極端に赤面積が逆転してるカラーデザイン。シュッとしていて、とてもカッコいい。
これがエースと一緒に入ってるっていう喜びがなかったら、セット買いしなかったかも。
正面。
エースに比べてシュッとしたシルエット。
特に腰のあたりにくびれができています。人間体のソラトがしゅっとした後進だから、納得のスタイルの良さですね。
横から。
エースと対になるファイティングポーズ。
足もほっそりしていて、バランスを取り辛いからか、支えも中々にデカい。
側面の方が、銀と赤の塗分けが際立ちますね。
耳の後ろ側も銀になっているなど、よく見ると面白いカラデザですね。
背中は、ちょっと有機的なぐにょぐにょが付いている。
個人的にはこれ、脊椎に見えて仕方がないんですが、違いますよね?
けっきょく、この造形は何だったのか、まだよく分かっていません。
顔のアップ。
フィギュアーツなどで見ると、耳の上の部分が若干凹んでいたりとシンプルなようでいて細かい。HGのオメガも、それほど際立った形にはなっていないけど、実は構造上複雑なオメガの頭部を可能な限り再現していると思います。
さすがに瞳のダイヤモンドカットみたいな光は再現できなかったか。
卵型の目。耳の中も同様の色に塗られている。
オメガスラッガーは必要最低限ながら、筋が掘られています。こちらも細かいですな。
背の高さはエースと同じくらい。
エースは素体色が銀で、そこに赤を入れていく。
オメガは逆で、素体が赤で、そこに銀を入れているんですね。
怪獣と並べてみると、拳の位置が高いことが分かる。
何でコイツ?? と思っけど、たぶん、タロウに登場した改造ヤプールによって送りこまれた刺客だったからなのでしょう。あのタロウのベムスター回も、捉えようによってはヤプールによる復讐の話と取れなくもありません。
正面から。
胡乱な目つきと、縦長なのが逆に不気味な改造ベムスター。
過去に造形化されたものと言えば、食玩界隈では、ウルトラマンパノラマファイトで、帰マンのオリジナルベムスターと激闘していました。
過去に取り上げています。ウルトラパノラマファイト 世紀の〝宇宙一大食い王〟争奪決戦! | 怪獣玩具に魅せられて
この時はジオラマ風フィギュアでした。今回単体でデビューです。
横から。
うっすい(笑)
オリジナルベムスターって、全体的に厚みがあって、人型ってことを感じさせるフォルムではなかったと思うんですが、このベムスターは明らかに中に人が入っているフォルムで、本当に「鳥人」って呼称がしっくりきます。
この腕の下についた小さな襞で、どうやって飛ぶんでしょうね。
そんな余計なことを心配してしまう、不思議なデザイン。
体表ディテールも毛とかはなくて、全体がひび割れているような造形になっている。
背中。
オメガ同様にくびれています。同様かな?
ベムスターにも支えがあって、足と尻尾の間に入れるタイプのものだったんですが、このヒト体幹が良くて、尻尾を持ち上げたまま自立してくれました。
お腹の赤。
これが開いてガスタンクや宇宙線を呑み込むシーン、ベムスターの目のイキ具合もあって、何か卑猥と言うか何と言うか……。
その問題の目がこちら。
不気味ですよね。まず垂れ目なのが不気味。
黄色い瞳も焦点合ってないし。ほんとに、ゾンビみたい。
よっぽど酷い改造を受けたのかな。
鼻先は尖っていても嘴がなく、これものっぺり感に繋がっているのだと思う。
「あ~すっかり寒くなったなあ。今日は鍋かなぁ」
そんなことを考えながら帰る道。
だいたい考え事しながら歩いていると、こんな顔になりません? ならないか。
大きさは、ブラックサタンと同じくらいかな。
ブラックサタンは角が長いからね。ほんのちょっと高いんですが、頭の位置は大体同じくらい。
ただ、ベムスターは頭部から胸部に至るところがなだらかに続いているので、ずんぐり感がありますね。
オメガとの死闘。
華奢なオメガに対して、横に広いベムスターは良い組み合わせかも知れません。
この弾力ありそうな皮膚が、全てを跳ね返しそうです。
この4体で組み合わせ遊べるように、ポーズの高さもとかも計算されているのかな。だとしたら凄いですね。
逆にエース兄さんだと、腹部へのパンチになる。
組み合わせ的には、オメガVSベムスターの方が体高が引き立って好みです。
以上、4体セットの「復讐鬼ヤプール編」。
久しぶりにHG買ったけど、やっぱりカッコいいなあ。
今後も、特に好みのウルトラマンや怪獣が出てくれた時に、探していこうと思います。
あと、実は過去に揃い得ていたHGシリーズを、まだまだ紹介しきれていない。
こちらも今後、このブログで紹介してきたいと思います。










































