怪獣玩具に魅せられて -3ページ目

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

東宝怪獣コレクションは『怪獣総進撃』に力を入れているみたい。

『キングコングの逆襲』で初登場し、その後で怪獣島に移籍、キラアク星人に操られてパリで凱旋門を破壊したり、キングギドラの背中にカンガルーキックをぶちかましていた、ゴロザウルスがラインナップに加わりました。

 

 

 

 

 

今回は一号で完結。そりゃそうですね。大きさが35mなんでね。ちなみに尻尾の長さは15mだそうです。

 

正面から。

青褐色と黄白色の組み合わせが鮮やかです。

一対の牙や爪なども、小さいながらしっかり作られています。

 

横から。

お腹がぶよっとなっているところとか、着ぐるみらしさが出ていて素敵ですね。

ボリューム的には、小さっ! ってまずはそこに驚きますが、次はその小さい中で細かい作り込みがされていることに驚かされます。

 

脚や尻尾のカーブが美しい。

目はもう少し小さく収まっても良かったかも。

ゴロザウルスの精悍な目が好きなので。

 

背中。

背鰭のように一列に並んだコブ。

この小ささで、ごつごつし体表が目立ちます。

 

 

顔のアップ。

綺麗な三角頭ですね。

口の中は牙一本。

 

 

こっちは少々彫りが歪な感じはある。

考えてみると、ゴロザウルスの35mは、1/700スケールだと5cmになるから、このゴロザウルスは小さすぎるんですよね。せめて5cmあれば、もうちょっと彫りが調整できたんじゃなかろうか。

 

この大きさって、平成VSシリーズが劇場公開されていた時に入場者得点でもらえた、ミニフィギュアに似てますね。あと、昔は食玩とかでもこれくらいか、これよりも少し大きめの塩ビフィギュアが入っているシリーズ、ありましたよね。けっこう好きだった。

 

 

小さいは小さいで、遊び甲斐があるんですけどね。

ぶっ壊したビルの狭間からこんにちはするゴロザウルス。

ゴロザウルスと言えば、地中から現出して、凱旋門を真っ二つにしたシーンが印象的。柳田理科雄さんによると、怪獣島からパリまで地中を突き進んでいったとすると、怪獣島での最強はゴロザウルスということになるらしい。

 

 

ムビモンのゴロザウルスと。

「あなたが選ぶ! 東宝怪獣ソフビフィギュア」の第一回」で不動の一位に選ばれ、ゴジラストア限定ソフビとなるくらい人気な怪獣ゴロザウルス。ムビモンは真っすぐな姿勢。東コレは身体をS字にくねらせ、下半身のぶよっと感を出しています。

 

 

あと、ゴロザウルスは設定上、アロサウルスが怪獣化したものなんですよね。

ジュラシック・ワールド ハモンドコレクションのアロサウルスと向かい合わせてみた。一口でいけるサイズ。

似てるか? と思いきや、1967年当時に考えられていた再現図にとっても似てるし、何だったらジュラシック・シリーズのアロも相当に三角頭なので、意外と共通点は多い。

今の復元図を基にゴロザウルスがリニューアルされたら、左側のアロに近いものになるんでしょうかね。

 

バラゴンとの比較。

バラは身長25m、ゴロは35m。う~ん、やっぱり身長差がないのは不満ですね。

ゴロが小さいんだよなあ。

 

怪獣総進撃の皆さん。

ゴジラが完全に保護者(笑)

そして写真を見返すまで気付かなかったけど、ゴロがゴジラの足を踏んでいました。

 

ジオコレのビルの中に入ると、

殆ど一階部分で収まります。

 

 

ここまでちっちゃいと、他のシリーズとの組み合わせが難しいですが、

ダダ「ウルトラマンがうるさいから、人間標本のかわりにこいつを持って帰ろう」

なーんてね。

 

引きで見てもカッコいいんですが、

この歳になると、小さくて細かいもののディテールを愛でるのは難しい……。

 

東宝怪獣の中でも人気の一体だし、このサイズでしっかり作りこまれているとは思いますが、1/700の縮尺は、ちゃんと守ってほしいなぁと。やっぱり、設定上のサイズの縮尺が揃っているからこそ、「いや、『怪獣総進撃』のゴロザウルスは何mやってん」というツッコミが楽しかったりするわけですからね。ちょっと勿体ない一体だったかな。