BOOKOFFでレスキュー。汚れていたから、380円だったと思う。
ウルトラマンジードに登場したベリアル融合獣の一体で、DX規格での販売。サンダーキラーです。
デカいは正義。ジード放送当時に発売されていたDX怪獣は、どれも迫力があります!
このサンダーキラーは、宇宙怪獣エレキングと異次元超人エースキラーの怪獣カプセルによる融合獣。エレキングをサンダーと呼び変え、エースキラーのキラーと合体させるネーミングセンスが最高です。
正面から。
安かっただけあって、ところどころに剥げがありますが、ソフビ自体に欠けはありません。
エレキングがエースキラーの装甲を被ったようなデザイン。エレキングのつるっとした体表と、エースキラーの金属質な装甲とが絶妙なバランスで融合している。
肥大化した左手は、エースキラーの名残。
こういう極端な肥大化もカッコよさの一つですね。この爪から凶悪な高圧電流を浴びせる、サンダーデスチャージを放つ。
爪まで一体化した鋭利かつ強そうな腕は、カイザーベリアルの腕も彷彿とさせます。
毒々しい体表も色も、ベリアルのおぞましさを物語るようで好きですね。
エレキングは元々白あるいは黄色ですが、ベリアルが融合したことにより、水死体のような不気味な色になっている。
エレキングの体表の特徴である裂け目のような黒の周りには、血のほうな赤が滲んでおり、ベリアル融合獣の中でもグロテスクな感じがあります。
背中。
尻尾の付け根などに、エレキングの面影が残っている。
両肩から突き出る角も肥大化しており、極めて攻撃的なシルエットですね。
凶暴な左手に寄せてみる。
この左手で街を薙ぎ払い、ウルトラヒーローを掴み上げ、凄まじい切り裂き攻撃を加えてほしい。
頭部のアップ。
お馴染みのアンテナ上の角がエレキングの証。
頭部装甲は、エレキングとエースキラーの頭部デザインを異様な感じで組み合わせており、どちらの面影も多分に感じることができる。天才的なデザインだと思います。
エレキングは元々、往年の「怪獣」デザインとは異なる、目鼻が曖昧なデザインが逆に新鮮でカッコ良いわけですが、このサンダーキラーはそこにエースキラーの甲冑の意匠を組み入れているのが最高ですね。
胸部にはベリアル融合獣に共通する、真っ赤な造形。
水死体みたいな不気味な体色に、毒々しい赤が映える。
可動は四肢と、少しだけ首が動く。
巨大な腕を振り上げるポーズ、中々決まっています。
肩部の棘を突きだす姿勢。
エースキラーが中世の甲冑イメージなので、装甲を駆使した戦いも観たい。
ベリアルの高笑いを意識して、両腕を広げてみる。
凶暴で刺々しい腕や装甲に対して、感情が読みない頭部デザイン。
この辺のギャップが素晴らしい。
サンダーキラー、進軍せよ!!!
背が高いから街中に置いても映える! 市街地での戦闘が物凄く似合う怪獣ですね。
これはやっぱり、この高さのビルヂングをもっとたくさん集めて、街を作らねばなりません。
縦にも横にも相応に大きいので、ある程度の建物が並んでいないと街感が出ないんですよね。
ウルトラマンジード プリミティブの登場!!
ジードよりも背が高いのが良いですね。
やっぱり怪獣は、これくらい大きくなけりゃ!
左腕から繰り出される猛撃を受け止めるジード。
無表情な装甲の奥で、怒りの声を漏らすサンダーキラー。
強烈な蹴りの一撃が飛ぶ!
スカルゴモラのようなフィジカルによる耐久ではなく、ぶよっとした体表で衝撃を吸収しつつ、金属装甲で跳ね返す戦闘スタイル、であると嬉しいサンダーキラー(妄想)。
ジードの腕を掴み、持ち上げるサンダーキラー。
ギリギリと持ち上げられるジードの身体。
この凶悪な左手から逃れる術はあるのか――!?
レッキングバースト!
やっぱり怪獣は、戦わせてナンボですね。
これが380円で手に入ったのは、本当に幸運だったなあ。
剥げ部分を塗り直そうかなんて考えるんですが、この死蝋みたいな色を再現できる自信がないので、とりあえずこのままにしておきます。細かいところ、塗れていない部分もあるんだけれど、けっこう手が混んでいる彩色だと思いますよ。
こういう掘り出し物があるから油断できないBOOKOFF。
ベリアル融合獣は、温故知新の極致と言いますか、二体の怪獣を掛け合わせたデザインがこんなに斬新に映えるというのが、怪獣デザインの面白さの真骨頂なのかもしれないですね。特にこのサンダーキラーは、エレキングを素体として、エースキラーとベリアルの意匠の融合が抽象のレベルにまで高められている、極めて優れた発想だと思う。それをDX規格で再現してくれた、このサンダーキラーのソフビも最高! 手に持った時のずっしり感と言い、ウルトラマンと闘わせた時の楽しさと言い、非常に満足度の高いソフビです。Zでも客演していたし、色んなウルトラマンと組み合わせてみたい怪獣ですね。



















