ムービーモンスターシリーズ関連の投稿もこの記事でついに100に到達!
度々覗いてくださっている皆さま、読みにくいにも関わらず、本ブログに足を運んでいただいてありがとうございます。
記念すべきムビモン100投稿目は何にしようか、あれこれ考えたんですが、やっぱり今年70周年で、大阪のゴジラストアや心斎橋のゴジラストアでもピックアップされているこの怪獣の紹介としたいと思います。
1955年の『ゴジラの逆襲』に登場した怪獣アンギラスの、イマジネイティブカラー版。
『逆襲』はモノクロなんですが、カラー版を想像した上での体色となっており、何故だか前足と頭部については、煌々と赤く輝いている。ソフビの金型自体は一般販売されたアンギラスのものを流用しており、カラーリングが大幅に異なっています。
ゴジラストアで購入可能。
一般販売のアンギラスが軒並み完売している現在、むしろこのイマジネイティブカラーの方が手に入り易かったりしている。
正面から。
真っ赤に燃え上がる顔の中、真っ白な角が悪魔的で、これはこれでカッコいいかも。歯並びがとても丁寧に塗られているのが、魅力の一つですね。また背中にずらりと並ぶ金の棘も、高級感があります。
横から。
胴体などの基本色はアースカラーの茶色。棘に覆われた甲羅と尻尾の上部が金。
初めて見た時は、顔が真っ赤なもんだから、何じゃこりゃ!? と思ったんですが、こうして見ると、さらりと伸びた首が赤く輝くって、凄くオシャレに見えてくる。
この惹かれる感じは、元の金型の完成度に起因しているんでしょうね。
体の茶色も抑制のきいたアースカラーで渋みがある。
もし『逆襲』がカラー映画だったら、たぶんこんな体色だったんだろうなあと思います。
背中。この金の棘は本当に素晴らしいですね。
一般販売のモノクロ版も良かったのですが、背中に関しては、このイマジネイティブカラーに軍配が上がるかも。
頭部のアップ。煌々と赤く輝いております。
唐辛子でも爆食いしたんかなと思ったんですが、どうやら本編『ゴジラの逆襲』において、死闘の果てに、ゴジラの放射能火炎に取り巻かれてしまった状態をイメージしているんだとか。
あっ! そういうこと! だから顔赤かったのかー納得!!
と、なるようなならないような……(笑)
せっかくのイマジネイティブカラーだってのに、何で殺られた時のカラーを想像して塗ったんだか、よく分かりませんね。
じゃあゴジラはアンギラスに放射能火炎を浴びせかけている状態のカラー化かと思いきや、色が青と白なんですよ。
涼しそうな色やなあと思ったら、物語終盤、神子島にて雪崩に封じられた時のゴジラをイメージしているらしい。何で両方とも、やられた時のカラーイメージなんだ。
せっかくなら、第二カラーということで、全部茶と黄色で塗ってほしかった気もします。
ただ何が悔しい(?)って、造形は素晴らしいので、こんなに奇抜な……ってか変な色彩でも、だいぶ気に入ってるんですよね。迫力もあるしね。
暗所でフラッシュ焚くと、より赤が煌々として見えてカッコいい。
ゴジラの熱線にてこんがり熱されると、こんな感じになるんですね。めっちゃ熱そう。
一般販売版との比較。
色鮮やかにはなってるし、やっぱり金!
アンギラスのこのカラーリングにはとっても馴染みがあって、
『怪獣総進撃』に登場した二代目アンギラスと同じカラーなんですよね。
初代アンギラスも、二代目と同様のカラーだったら……を想像したイマジネイティブカラー。ニクい試みです。
可動は通常彩色版に準拠。
角度によっては、アンギラスの目がイッてるように見える。ゴジラの熱線で脳も溶かされたか?
街中に置くとこんな感じで、なかなか怖い。
バーニングゴジラよりも鮮やかな赤。そこにいるだけで、周りを焼き尽くしそう。
ゴジラの吐く火炎に巻かれて……というイメージだということで、
逆ゴジではないけれど、多分こんな感じなんでしょうね。
しかし、ここまで真っ赤になったら、逆にそれを武器にして反撃してこないかな。
うん。違和感ない。
ゴジラの熱線を受け、上昇した体内の熱を吐き返すアンギラス!! なんてどうでしょう。
こんな感じに豪快に吐いたら、とってもカッコいい!!
変な彩色だなぁと思っていたんですが、だんだん最高にカッコよく見えてきました。
真っ赤な頭部も、火炎放射とセットにすると映えて見えてくる。
頭部が熱されている、それだけで武器になるアンギラス。
あっつっ!! 思わず怯むブレーザー。
たしけてくれー。
想像を絶する高温の物体にのしかかられて、さすがのブレーザーも大ピンチ。
炎に巻かれてる=やられてるバージョンって考えたら、何じゃこりゃ? な一品だけど、そこは怪獣玩具の世界。ゴジラの熱線を受けて高温化し、ある種の暴走状態を獲得した姿だと考えると、この煌々とした赤が超カッコよく見えてくるから不思議なものですね。
こうした脳内妄想が捗る捗るアイテム。結局のところ、すっかり気に入ってしまっております。
付属するカードも、首の部分で色を変えている。
結局アンギラスと名がつくものは何でも良いんかい! とセルフツッコミ入れたくなりますが、実際、じっくり眺めてみたり、物語や設定や他怪獣との組ませ方をあれこれ考えたりしているうちに、ネット上の参考写真だけでは得られなかった満足度を味わいました。
購入までになかなか踏み切れなかった一品でしたが、今じゃあ、どんな怪獣と組ませたら映えるか、どんな光線や火炎エフェクトが適しているかを試すのがとても楽しいです。バッチリな組み合わせがあったら、また紹介したいと思います。