これを超えるデカさは……東宝怪獣コレクションの中では、もうないんじゃないかしら。
何せ10号ぶんなんですよ。1号2700円くらいだから、×10で、27000円くらいは使っていることになる。まあ、その横で、ミニラやらジェットジャガーやらが完成していったんですけどね。
27号から36号までで、ついに完成。
27号で最初のパーツが届いた時から、ヤバさは覚悟していたんですが、完成してみると想像以上にヤバかったです。
でかいんだ。
ビオランテって、こんなにデカかったのね。素直に驚きました。
正面から。
中央に植獣形態の顔がどどんとあって、左右合わせて四本の巨大な蔓が伸びている。
両手で持つと、ずっしり重いです。
斜めから。
カッコいいですね。
特に中央にどどんと君臨する、巨大な顔の威圧感が素晴らしい。
蔓のうねりによって、角度で印象が変わるアイテムです。
この蔓部分が1号ごとについてきたんですよね。
トンデモなくデカくて、驚きました。こりゃぁ場所取るぞって。
背中。
葉っぱのようなものが重なり合っている。
ここも数か所に分割されて送られてきました。
中央部分。
ビオランテのグロカッコいい魅力が多量に漏れ出ております。
このサイズ、このクオリティの立体化アイテムを今まで手に入れたことがなかったので、嬉しいですね。
腹部? に当たる所のコア的なものも、凄く映える。
前後左右から出ている蔓。
ハエトリグサみたいに牙がある。
これ単体で、普通に他の怪獣よりもデカい。
うねりをあげながら空に伸びている感じなど、凄く勢いを感じますね。
改めて、ビオランテって凄まじいデザインなんだなと思わされました。
こちらは前にぐねっている。
表面のざらつきなど、ディテールも見事です。
中央の顔が口を開けて吠えており、それに呼応するように蔓の口も開いている。
ビオランテ自体はそこまで邪悪な怪獣という印象がないのですが、顔つきは非常に凶暴性がありますね。
顔のアップ。
口の中にずらりと並んでいる牙。
いやー、これは凄い。
上の方にも並んでいる。
口を開く時にできる襞や、上顎の裏側など、生々しいところも見どころですね。
特に頭部はディテールの情報量が凄く、
植物怪獣の頂点みたいな造形になっていると思います。
あと、これは塗の問題だと思うのですが、このビオランテは二重に見えるんですね。
で、ビオランテってのはゴジラ細胞に植物と沢口靖子の細胞を合成しているわけじゃないですか。だから、ちょっと女性的な目つきにも見えてくる。特にこのビオランテは瞳のない白目が、『富江』などでおなじみ伊藤潤二先生が描く異形の女性のようにも見えました。表面のざらついたディテールなんかも、増殖・異形化した富江っぽいと言えば富江っぽい。
身体にはところどころから黒い棘が伸びる。
持ち所を誤ると、手が痛いです。
蔓自体がかなり大きいので、
飾るにもけっこう場所を取りますね。
91年版ゴジラと比較。
ゴジラは4号分で完成。
ビオランテは10号分で完成。
倍近くかかっているわけですから、当然大きさも違ってくるのでしょうけど……こんなに差があるのか。
ビオゴジは、84ゴジと同様に80mサイズ。
体高的にはビオランテの上顎にかかるくらいで、そこまで差があるようには見えないけど、全体のボリュームが段違い。
これで敵うはずがないと誰しもが思いますよね。
ビオランテに地球侵略や世界崩壊の意図がなかったのが幸いなのかも知れません。
何だったら、蔓の口部分だけでゴジラの頭部の大きさ超えてますからね。
あたまからガブリつきで、おしまいになりかねない。
80m級ですらこれですから、
50m級の初ゴジや、それ以下のミニラなんかはご覧の通り。
あまりに長いことかかってるから、気付けば完成してたって感じでした。
出来上がった時にはさすがに感心しましたが、完成まで長くてげんなり……の気持ちの方が強かったですね。
2月末で、取り敢えず40号まで来ました。
今後の60号分で、どんな怪獣が出てくるのか全貌は見えていませんが、これ級の特大サイズは出てこないんじゃないかなあと思います。あるとしたら、同じ体長設定であるカイザーギドラくらいですかね。とりあえず前半の大イベントって感じはあったので、ここから数巻は小さめの奴をちまちま出してくれる方がありがたいです。