ムービーモンスターシリーズ ドリーム5 2024 ボックスエディション メカゴジラ1974 | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

あけましておめでとうございます。

 

 

 

本当ならば年内に、このムビモン・ドリーム5の紹介を完了させたかったのですが、最後の一体というところで、原因不明の発熱によりダウンしてしまいまして……。洟も咳も喉痛もなし、ただただエグイ頭痛と倦怠感。コロナやインフルは陰性だったのに中々熱が下がらず、三日間起き上がれずに難儀しました。

 

ようやっと平熱に収まりましたので、遅ればせながらドリーム5の最後の一体を紹介します。

1974年版のメカゴジラ。こちらもしれっと新規造形。

現行規格のムビモンで、1974年版は先に飛行ポーズが一般で出ましたよね。

あと、ムビモン界隈で言うと、どちらかというと1975年『メカゴジラの逆襲』版の方が、色々と出ていた気がします。

 

正面から。

あとで比較しますが、元々売られていた75年版メカゴジラよりも幾分かシュッとした印象。

ただ75年版メカゴジラって、初期アイテムだったこともあってか、お値段以上のボリュームというか、満足度というかが凄いソフビだった。三式機龍とかと比べると、だいたい同じくらいのシュッと感になると思います。

 

 

横から。

ザ・メカゴジラ。

シルバーに輝くボディがとても美しい。

一度も実戦投入されていない、ロールアウトされたばかりの機体って感じです。

ゴジラを模していながら、生物感を極端に排除したカラーリングとディテールに惚れ惚れします。

 

 

ゴジラのロボット版という「課題」があったとして、これ以上の正解を叩き出せるかどうか。

このメカゴジラのデザインは本当に唯一無二ですよね。

平成のメカゴジラも機龍も、一応独自の魅力を打ち出してはいますが、結局はこのメカゴジラが相対に来るわけで。

どこか改善すべき点とがが全く見つからない。寸胴の体型すらロボット的カッコよさの裏打ちになるんだから、凄いよね。

 

背中。

整然と左右対称に並んでるのが良いですよね。

 

腕にはMGの刻印。

明るめをシルバーを下地として、他の色が限定的に使われており、よく映えます。

耳に当たる部分と同じ色で刻印されていますね。

 

 

全体色はシルバーですが、

可動部に当たる所は、少し色を変えて伸縮性を出している。

ここは造形と彩色のなせる技ですね。見事という他ない。

 

ボディの細かさは、ボリュームダウンしても健在。

むしろ少々引き締まった輪郭の中において、このリベット(丸釘みたいな奴)の列の丁寧な並び。

装甲板を繋いでいる役割のリベットもあって、芸が細かいです。

 

頭部。

全体的に直線直角な中で、眉部分が湾曲していて、そこで表情ができている。

この人相――いや、怪獣相? が最高。エッジの利いた悪いヤツ! って感じがビシビシ出ています。

 

真横から見ると、より機械らしさが引き立つ。

小さめの頭部に対して、逞しい首元。

映画を観た後だと、ああなるほど外れやすそうな頭部だなあという感じがしてくる。

 

俯瞰で見ると、眉部分の湾曲が目立つ。

この一つ前の『対メガロ』に登場したジェットジャガーもそうですが、どこか般若的な印象を受ける目つきです。

 

カッコいいなあ。初代メカゴジラは。

これが最初ですよ。本当に凄い。

メカゴジラが登場する2年前の『地球攻撃命令』にはサイボーグ怪獣ガイガンが登場し、そのデザインも相当に渋かった。機械と生体が絶妙に融合していて、めちゃくちゃカッコいい怪獣だった。そんなガイガンのたった2年後に、こいつが出たことで、ゴジラ映画の「ロボット怪獣」枠は永遠に定着してしまった。

 

 

可動は両腕のみ。

以前のメカゴジラは首が回転した。その回転は残してほしかったなあ。

劇中でもありましたが、前後二方向同時攻撃のために首が回転するってのが、メカゴジラの優れたところなので。

 

腕の振り上げ、振り下ろし位置を変えるだけで、雰囲気は少し変わります。

やや後ろ気味に降ろすと、堂々と立っている感じ。

このポーズも中々好きです。

 

腕を前にすると、やっぱりフィンガーミサイルの印象が強い。

全身武器のメカゴジラ。

全身から発射煙を立ち上らせて前進してくる姿は、中々怖いものでしたね。

 

色合いが色合いだし、フィンガーミサイルを構える姿は西部劇のガンマンのようでもある。

ここでやっぱり、般若のような眉が良い味を出してくれます。

 

 

メカゴジラ2と。

体高的にはそんなに変わらないんですが、前後左右の「幅」と「奥行き」では、メカゴジラ2の方が全体的に膨らみがある。

 

 

斜めにしてみると、頭部の大きさからして、今回のアイテムは一回り? くらい小さめではありますね。

指の大きさとかも、比べてみていただけると、けっこう差があることが分かると思います。

 

戦闘。

74年版ゴジは持っていないので、一年後で。

大きさとボリューム的には、ちょうど良いくらいかも。

それにしても、他に昭和低迷期ゴジのソフビを持っていないが故に何度も駆り出されることになる75年版ゴジ。お疲れ様です。

 

街中を進撃するメカゴジラ。

確か映画本編では、東京湾工業地帯を火の海にしてゴジラと死闘を繰り広げていましたね。

ジオコレのコンビナートを引っ張り出して、そこで撮れば良かったかなあ。

 

 

遅れてしまった感は否めませんが、ドリーム5のラスト、メカゴジラ1974年版の紹介でした。

メカゴジラ自体はこれまでにもソフビ化されているので、新鮮味はありませんでしたが、美しいカラーリングと、全体的にシュッとした中での精緻な作り込みは、また一つ新たなメカゴジラ・ソフビの最新版が登場した! という感じで嬉しくなりました。既にこのメカゴジラを使ってのリデコがプレバンで予約開始されていますし、今後はこの新規造詣が主流になっていくのかも知れません。

 

ということで、ちょっと切時の悪い紹介とはなってしまったドリーム5。値段相応の満足度であったかどうかは、本当に人によるBOXセットとなりましたね(笑)個人的には、キングギドラの三大怪獣版と、やっぱりアンギラスの2代目によってだいぶ評価が底上げされている気がします。ただ他のカマキラス・ガバラ・そしてメカゴジラ1974も、「オマケ」扱いというよりは、一体一体魅力のあるアイテムだと思うので、この「ドリーム5」BOXセットに対しては、5体一からげで意外と良い印象を持っています。

 

2025年には、どんなムビモンにであるでしょうね。2024年は、2023年ほど爆発的にたくさんの怪獣がリリースされたわけではなく、色んなゴジラが登場した印象でした。2025年にどんな怪獣がソフビ化されるかは分かりませんが、巡り合わせによっては、ムビモンの記事も今年で100を超えるかも知れません。そうなれるように、頑張っていきたいですね。

 

 

ということで、今年もよろしくお願いいたします。