S.H.モンスターアーツ ゴジラ1954 70周年特別記念版ver. | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ゴジラ70周年を記念して、モンアツに初代ゴジラが再登場。カラーリングを一新し、小物を付けたバージョンとして、前の同アイテムを持っている人でもそそられる一体になっています。

当時のポスターのビジュアルを取り込んだパッケージが最高。

「水爆大怪獣映画」と銘打たれていたところを、「大怪獣可動模型」とするなど、芸が細かい。

この箱も、潰さずに保管ですね。

予約戦争は完売が多かったけど、Amazonでは発売直前とかに頻繁に在庫復活していた印象。

最近は、怪獣およびウルトラアーツはそれほど転売屋の毒牙にかかっていないので、安心して買うことができて嬉しい。



側面には堂々たる、70周年のロゴ。

ゴジラ70周年だもんねぇ。そりゃ、揃えないわけにはいかんでしょ。




表面の渋い感じに比べて、裏面はけっこう派手。

ゴジラのカッコいい画角を、これでもか!! と見せてくれています。



早速開封。

基本スペックは、以前のモンアツ初代ゴジラと同じ。

でも彩色が違うだけで、こんなに印象が変わるんですね。

言うまでもなく、この彩色はあの非常に有名なポスターのカラーをイメージしたものです。



正面から。

色がつくことによって、こんなにも魅力マシマシになるとは……。

茶色くてゴワゴワしているので、恐竜というよりは熊みたいですね。



斜めにすると一気にゴジラ。

おおー、ポスターのまんまのゴジラが机の上に……。

思ったよりも首長+牙が明確に塗り分けられたことで、逆ゴジの印象も多分に感じられるようになっていると思います。




少し引きで斜めに撮ってみた。

このディテールが凝縮された感は、初代ゴジラならではかもしれない。表面のざらつきが、ごちゃごちゃしない程度に、しかしみっしり刻み付けられています。



背中。

この背鰭と背中の色の使い分けが素晴らしい。



背鰭の中程まで、体表の茶色がかかっている。

茶色い彩色のゴジラってのもないし、この色の背鰭って見ないよね。

そう言う意味でも、とってもレアな彩色です。



さて顔ですが、これも色がつくと一段と良く見えるから不思議です。

目と口の中が塗り分けられています。

瞳のぎょろっと感が最高に初代ゴジラ(意味不)。




こうして見ると、GMKゴジラってかなり異質だと思っていたのに、初代ゴジラの延長線上にちゃんとあることがわかる。

この向きの頭部とか、黒目を無くしたらGMKゴジラそのまんまだものね。



開口すると、生々しい口の中がお目見え。

生物感とは違う、いかにも塗りました感と絶妙な汚し。口を閉じて飾るか、開けて飾るか、悩まされます。



口の中に並ぶ歯。この乱雑な感じが逆に怖い。



ややアオリで撮ってみた。これなんかも、すっごくGMKっぽい。

このどっしりとした重量感と存在感は、こなカラーリングならではかも知れません。



可動ですが、初代ゴジラ準拠。

つまり、そこそこよく動く。

初代ゴジラのアーツって、歴代ゴジラアーツの中でも実はぐりぐり動かすのが楽しい一体だったりするのです。


暴れるゴジラ。

胴を捻ることはできませんが、股関節の可動と足の各部の可動が優秀なので、体重を傾けたポーズも様になる。



進撃するゴジラ。

踏みしめる一歩一歩が重々しい。



ゴジラの咆哮。

胴体は捻るのは苦手ですが、前後へはそこそこ動かせる。前傾姿勢にはしやすいですね。




腕も肩と肘の2箇所で動いてくれる。

本編では片方の腕が体に癒着してしまっていて、補佐的にしか動かさなかったらしいのですが、このフィギュアでは自在に腕を広げることもできます。



尻尾の位置から見返りゴジラ。

本編ではこの尻尾も、イキイキと町をぶっ壊してましたね。



ビルや送電線を破壊する時の印象的なポーズ。




ちょっと前傾にして、恐竜らしさを出してみました。


楽しいですこれ。

通常版も相当気に入っていたけど、今回の70周年特別記念版は、そのさらに上を行く。



さてさて、ポスターカラー版ということで、そのポスターを再現するための小物がいくつか付いております。

戦闘機×2と、放射能火炎、さらにそれを固定する台。



これによって、本当にポスターそのまんまのゴジラを再現できる。

火炎のエフェクトが鮮やかで美しくも不気味。



戦闘機は二機付属しているので、

思い思いに戦闘シーンを再現できる。



がぶーっ!!

戦闘機にかぶりつくゴジラ。

劇中ではできなかったアクションも、アーツでなら自由自在。



シンプルに火炎を吐くゴジラ。



スタンドにより角度を変えることができるので、



飛んでいる飛行機に向けてなど、色んな角度での放射能火炎が楽しめる。




ただ個人的にお気に入りなのは、やっぱり下向きかな。


前傾にしやすい初代ゴジラアーツの強みを活かしてみました。



逆ゴジよろしく、戦闘機に吠えるゴジラ。

戦闘機自体が単色なのは少し残念ですが、それでもこういうのを2体も付けてくれるのは本当に嬉しい。



これが、70周年ゴジラセット一式ということになります。



素晴らしい満足度。改めて、ゴジラアニバーサリーに立ち会えていることの喜びを実感。

初代ゴジラは、前のモノクロ版を持ってるから良いかな……と思っているそこの方! こいつは、開封して動かしてみないと魅力が伝わらないアイテムです。しかも、モノクロ版とは全然雰囲気が違う!! 渋さが光ったモノクロ版に対して、この70周年版は、色がついたことにより、"怪獣"としての初代ゴジラの圧倒的存在感と荒々しさを堪能できます。


まだ初代ゴジラ持ってないんだよなというそこの方!! ぜひ、この70周年版を。次のアニバーサリーまで早くて5年。80周年は10年後。その時にはまた違ったアーツが出るのかも知れませんが、少なくともゴジラメモリアルイヤーの現行決定版は、このs.h.monsterarts ゴジラ1954 70周年特別記念版です。ゴジラに興味があろうとなかろうと、これ単体で心ゆくまで遊べる一体。こいつをグリグリ動かして、初代ゴジラの新しい魅力、たくさん見つけましょう!!