8月10日に発売。
ムビモンのゴジラの新たな代表となり得そうな、カッコいいのがやって参りました!!
『ゴジラXメカゴジラ』に登場した、機龍ゴジあるいは釈ゴジ。
ミレゴジの意匠を踏襲しつつも、直立態勢や顔のデザイン、背びれの色などで差別化が見られるゴジラを、現行のムビモン規格で忠実に再現しています。
オンラインショップでも売られていますが、最寄りの家電量販店に走った方が速いかも。
正面から。
良いスタイルですね。思ったよりも、ほっそりしている。
キングコブラのように広がっている首筋により、首が長く見えます。
その上についている頭部の大きさも控えめで、背が高い印象を受けますね。
横から。
ミレゴジは背鰭を「背負っている」感がありましたが、このゴジラは背鰭の主張がやや控えめになっています。
歴代のゴジラの中でも、黒と銀の色合いが渋い。
美しいフォルム。惚れ惚れします。
『ゴジラXメカゴジラ』は、主役はどちらかというとメカゴジラ(三式機龍)なんですが、ゴジラの「画になるカット」にもたくさんあって、シーンによってはゾッとするほど美しいゴジラの佇まいとかも見られる。僕の中では、歴代ゴジラの中でも、特に洗練された感のあるゴジラです。
背中。
三列構造。尻尾は真っすぐ伸びてうねっている。棚に入れるときに尻尾が左右に振られていると並ばせにくいので、これは有難いですね。
体表のディテールにぐっと寄って見た。
背中に向けて、棘のような造形が増える。
首の、硬質な鱗状の重なりなどとにかく細かい。
頭部のアップ。
上顎のラインが僅かに曲がって、口先が少し持ち上がっているのが特徴。
東洋龍のような印象もあるし、劇中ではかッと目を剥く仕草などでは、虎のような肉食獣のイメージも受けます。
カッコよさと渋さを兼ね揃えた、絶妙なバランスのデザインですね。
正面から見ても、目がイかないのも嬉しい。
横から。
小さな耳もしっかり造形。
口の中の塗分けも非常に丁寧。
一般流通のソフビで、これは本当に嬉しいです。
可動は、四肢と首。
腕は横軸ロールなので、あまり雰囲気は出ませんが、首が動くのは嬉しいですね。
こんな感じで、咆哮させる時に首の角度を変えるだけでも、ちょっと印象が変わる。
破壊された街の中に置いてみました。
ゴジラの体高により、上手く嚙み合って見えます。
やっぱりゴジラは街中を進軍させてナンボ、な感はありますね。
高速道路ナメで一枚。
アオリじゃなくても映えるゴジラ。
ビルに手をかけるゴジラ。
上半身に動きが出せるため、ビルか何かで下半身を隠せると、それなりに良く見えます。
露光を控えめにして、夜の岩山。
黒が一気に締まります。
石油コンビナートの危機!
どこに置いても楽しい。
三式機龍と並べて。
機龍の方が少し高い。良い体高差です。
砕け散るまで戦え!!
お互いあまり動かない同士ですが、
寄りで見せることで、何となく戦っている感。
実際、ゴジラの戦い方って、東宝本家では最後の最後まで迷っていたイメージ。着ぐるみ怪獣は腕のリーチが短いから格闘が映えない。『ゴジラXモスラXメカゴジラ 東京SOS』とかでも、ゴジラと機龍の肉弾戦を見てると、抱き合っているようにしか見えないシーンがあったり。『ゴジラFW』では、とにかくゴジラが動きまくるんだけど、どんどん人間臭く見えてしまうとかね。
その後はCGゴジラが主流になって、表現の幅は広がって格闘らしい画も、カッコよく見せられるようになりましたけどね。
ミレゴジとの対比。
姿勢、背びれの色とボリューム、頭部デザインなど、釈ゴジはよりシュッとして見えますね。
やんちゃな個体だったミレゴジらから、成長して渋さを備えた印象です。
今年は新作控えめ、ただ、リリースするものはいずれも素晴らしいムービーモンスターシリーズ。
これが一般流通なのは嬉しいですね。ちょっと深読みしてるんですが、『東京SOS』のゴジラを、ゴジラストア扱いとかにするんじゃないかな。今回の釈ゴジと、『東京SOS』のゴジラは、胸部にアブソリュート・ゼロを受けた傷がある以外は、変化がないんですよ。ゴジラ映画では珍しい、直結の続き物だから。胸に傷を造形を加え、何ならモスラの鱗粉攻撃を受けている状態でのカラーリングにして、ゴジラストアとかで出すんじゃないかなあと思っています。出たら買いそうで怖い。
どの角度からでも映えるゴジラ(2002)。
いろんなムビモン・ゴジラが再販されているので、VSゴジ、ミレゴジ、EWゴジ、マイワンゴジなど、色々なゴジラを家電量販店などで見ることができる。そんな中でも、このゴジラ(2002)は凄くおススメです。最新のクラシックという感じで、ここからゴジラソフビスタートでも全然OK! ここから息長く、ムビモンゴジラの一代表選手としてあり続けて欲しいアイテムです。