ゴジラ・フェス大阪に参加してみた | 怪獣玩具に魅せられて

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4月28日(日)……ついにゴジラ・フェスが大阪に上陸!!!

 

大阪駅直結、グランフロントうめきた広場にて開催された、ゴジラ・フェス大阪。

『ゴジラの逆襲』70周年で大いに盛り上がってほしい大阪での初開催……運営さん、分かってるぅ。

ということで行ってまいりました。今回は非常にざっくりな参加レポートということで書いていきます。

 

 

まず午前中。

フェスの開催は12時からなのですが、8:45からゴジラ・ストアの出張所の入店整理券が配布されるとのことなので、8:30頃に大阪に到着しました。大丸の1階には既に多くの人が……。ただ、整理券を配るだけだったので列の動きは速く、10分くらい並んだところでゲット。

 

12:30~13:30

 

おいぃぃぃ。スタートしてすぐかよ。

 

 

取り敢えず12:00までは時間があるので、大阪をぶらぶらすることに。

準備している開催場所も覗いてみました。

7月の後半に、ここで梅田ゆかた祭りが開催されるんですが、実はそこで毎年出演のご縁がありまして。今回は完全に観客として参加する側。期待が高まります。

 

暇だったので、ちょっと高いところから開催地を見てみようと、大阪ステーションシティの展望フロアまで登ってみました。

全然見えない。

遥か下方に、緑色の物体がありますね。あれ、うめきた広場の横の水路? みたいなところで水を吐き出し続けている謎の熊です。その左側全体が、今回のフェス会場になっている感じですね。

 

その後はヨドバシ行ったり、ウルトラマンショップ行ったりと阪急側まで足を延ばしつつ、涼しいところに座って、最近買った『ゴーレム100』という小説を読んだりと、まったりした時間を過ごしました。

 

 

11:40くらいには会場入り。

すでにたくさんの人が集まっていました。

ステージ最前のエリアはキッズスペースと言うことで、子どもたちがたくさん座っていました。

ゴジラの子ども人気ってすごいと、改めて思わされましたね。

 

12:00にはオープニングの映像がスタートして、総合司会の笠井信輔さんが登場!!

ゴジラ・フェス大阪が開幕しました。

 

フェスは基本的に笠井さんの司会進行の基、中央のスクリーンにスライドや映像が投影されるスタイル。時々、ゲストの登壇もありました。

 

撮影禁止の看板があったので、写真は殆ど撮っていません。とりあえず、参加したプログラム順にざっくり感想的なものを挙げていくと……

 

【オープニング】

・かなり暑かった! 囲いの中は日陰が一切ない上に立ちっぱなので疲労が早かったですね。何度か離脱して、水分補給。囲いから出ればすぐに日陰があるし、地下に降りればコンビニや休憩所がすぐ近いので、休憩は取りやすい環境です。

・ゴジラフェス大阪に上陸! を推してくれた笠井さん。ゴジラシリーズでゴジラが大阪に進軍したのは、『ゴジラの逆襲』と『ゴジラVSメカゴジラ』の2作だって言ってましたが……いやいや、『ゴジラXメガギラス G消滅作戦』の冒頭も、大阪でしたよ。笠井さん、出てたんでしょ。

・『ゴジラXコング』への出演を以て、笠井さんがゴジラ作品に7作参加。レジェンドの宝田明さんが6作参加。しかし宝田さんはその6作全てにおいて主役あるいは止め役。改めてレジェンドの貫禄を思い知る。

・早くも迷子のお知らせ(汗)。会場の範囲自体は限定されているのですが、いかんせん人が多い。他にも何名か、迷子をスタッフが探しまわしていました。基本は子どもだけというキッズスペース、親はちょっと心配かも。行かせるなら目の届く範囲に親もいるか、あるいは連絡手段を持たせる必要があると感じました。

・笠井さん、全体を通して若干の言い間違いあり。『新たなる帝国』→×『新たなる野望』、『史上最大の決戦』→×『世界最大の決戦』、『プライムビデオ』→×『プライムワン』

 

【『ちびゴジラの逆襲』】

・ストア出張所の入店開始時間と重なっていたので、残念ながら見れず。まあ、毎週水曜にチェックしているからね。

・上映前に、ちびゴジラがステージ下に登場していました。ちまちまして、可愛かったです。

 

そこから大丸5階のゴジラストア出張所へ。

10分くらい並んで、中へ。ストアの規模自体はそれほど大きくなかったですが、目当てのものは多量に品数確保してくれているらしく、売り切れを心配せずに選ぶことができました。

買い物を済ませて出る時に、入り口付近で整理券をもらっている人の話が耳に。何と、その時点での整理券の入店が19:30~! 午前中に行っといて良かった……。

水分補給をして、会場に戻ります。

 

【最新情報①】

・フェス版のゴジラ対メガロが劇場公開!? って吃驚したんだけど、よくよく聞いてみると、オムニバス映画の一本として二週間限定で上映されるらしい。GEMNIBUSっていうんだって。他の3作も面白そうではあるが……6月か。

・『ゴジラー1.0』の円盤情報。ゴジラ・ストアでムビモン付の二次受注版を予約しているので、僕の手元に来るのは当分先ですが、実物で見せてくれた「特設災害對策資料綴」は早く読みたいですね……。ブックレットにポスター資料も充実しているらしいし、楽しみです。

 

【ジェットジャガー 再現スーツプロジェクト】

・コアなファンが多いジェットジャガー。スーツ再現のメイキングで、頭部が完成したところで歓声が上がる。

・笠井さんの説明によると、2004年『ファイナル・ウォーズ』で再登場できなかった怪獣は、着ぐるみの関係で絶滅危惧種らしい。ガイガンも『FW』ではデザインが一新されていたから、旧ガイガンを復活させるためには、今回と同様のクラファンによるスーツ再現プロジェクトをせざるを得なかったんだと。そう考えると、フェス等の映像で登場するゴジラが、最後の「着ぐるみ特撮」ゴジラであったFW版ゴジラだったのは納得がいく。ただそうなると、「ニジゲンノモリ」にたまに出てくるミレゴジって、どういう扱い??

・元のジェットジャガーに忠実にするため、素材まで同様のものを使い、身長も同じ176cmのアクターを見つけてくる。ジェットジャガーに対して、その拘りっぷりが凄い。

・今の子どもたちにとってJJと言えば、『ゴジラSP』のJJ。会場の子どもたちで『ゴジラSP』観ていたのが意外と多くてびっくり。あの分かりにくい、取っつきにくいにもほどがある話を、観ていたとは……。

・登場したジェットジャガー。なんと、『オペレーション・ジェットジャガー』にてJJの中に入ったアクターの方による登場。ぴったりフィットするものを作った結果、彼にしか着れない代物となったらしい(笑)

・笠井さんが手持ちのスマホで細かいところまで見せてくれる。ウェットスーツの本地部分とか、撮影の酷使跡とか。頭部が、映像で見るよりも鮮やかに銀光りしていて、カッコ良い。

・グリーティング(ハイタッチ)は、スーツアクターの健康を考慮して、中学生以下の子ども限定に。とにかく暑かったからね。仕方がない。大人は写真撮影だけで我慢。が、子どもを出汁にしてしれっとタッチしてもらったり(子供同伴の親はタッチできない)、何食わぬ顔で列の中に入って行った大きな子どもがいたらしい。これって役得とかじゃなくて、運営妨害だよね? こういうのがいるから、オタクやマニアってどうしようもないと言われるのでは。大半の人は、ちゃんと守ってましたよ。

 

グリーティングが始まってすぐ、水分補給のために離脱。腰がかなりキテいた。

 

【歴代予告編イッキ見上映】

・1954年の初ゴジから、2023年の‐1.0まで、国産ゴジラ映画の予告編を一挙公開。

・ところどころ、後年の「チャンピオン祭り」仕様の予告編も。「キングギドラ対ゴジラ」とか「ゴジラ電撃大作戦」とか。

・切れ所が勿体ない。暗転のタイミングが早すぎて、最後のセリフとかが切れちゃってました。一方、実は予告編が存在しない『ゴジラの逆襲』(実は『空の大怪獣ラドン』の前半部分)は、ちょうど良いところで暗転して、そこにラドンの咆哮が重なるようになっていて、良いな、と思ってしまった。

・音がかなり耳に来た。特に高音。東宝の怪獣って、思っていたよりも金属質な高音の鳴き声が多い。ミニラもそうだし、クモンガ、カマキラス、エビラのような甲殻系の皆さんの声が、中々耳にぶっささる。

・VSシリーズ頃になると、歓声が上がる作品も出てくる。参加層に人気なシリーズやキャラクターが分かるのも、予告編イッキ見の良いところかもね。

・最初に会場がワッと沸いたのは、VSメカゴジラ。やっぱ好きな人多いみたい。次が、デストロイア。ラストの「ゴジラ死す」で早めの拍手。『ミレニアム』『Xメカゴジラ』も少し声が上がった。

・なんてったって一番盛り上がったのが、『ファイナル・ウォーズ』。あれは予告編そのものが、いやがうえにも盛り上がるようにできているから仕方がない(笑)。全作品並べて観ても、ぶっちぎりにワクワクする予告編だった。

・全部観るのに1時間くらいはかかっていたはずだけど、思っていたより長く感じなかった。5月3日以降に全作品アマプラで配信されるから、何見よっかなーとか考えてみていました。

 

 

【最新情報②】

・ここでアイドルユニット登場。5月26日からスタートするチャンネルの先取りらしい。

・笠井さんの「好きな怪獣は?」「好きなゴジラ映画は?」の質問に、残念過ぎる答えしかなかったのが悲しい。まっさらな状態から、ゴジラに沼っていく展開が見どころなのかもしれないけど、現状だとトークに出すには全員の答えが一致しすぎていて弱いと思う。

・最新情報自体は、ソフビ新作。シンゴジの覚醒版のオルソ版。これには会場から、おおっ! と歓声が上がる。覚醒版はゴジラストア限定で発売され、俺も持ってるけど、今は完売しているから、こういった形でまたストアに並ぶのは喜ばしい。彩色も、マットな黒とぎらつく銀の対比が映える。5月1日から予約開始だそうけど、ちょっとまだ手は出ないかな……。

・もう一点、こっちはプレバン限定で、蒲田君、品川君、鎌倉さんのオルソバージョン。いつか出るとは思っていたが、このタイミングか。どうせなら、マイナスワンのカラバリとか、再販とかを検討して欲しかった気も。

・ゴジラストア出張所の整理券は、この時点で配布終了。Tシャツも、M・Lは売り切れ御免状態。ただ、Tシャツの価格が間違っていたとかで、X上に払い戻しの案内が。これ、既に大阪を離れてしまった人とかいると思うし、かなりヤバいことになるんじゃ……。大丈夫か。

 

【グリーティング 2回目】

・グリーティングは1回目同様に、中学生以下の子どものみ。大人は写真撮影タイム。予告編イッキ見の段階からじわじわ前の方に行く。

・子どもたちとのハイタッチ終了後、撮影タイム。

・前の方にいる人は、撮影が終わったらしゃがむ。僕の周りは一応、ちゃんとルールを守っていた。段々と視野が開けていく面白さ。

・もちろん、撮影後に屈みましたとも。最初は中腰くらいだったけれど、その態勢もきつかったので膝をついた。中々良いアングルで撮れたし、ストレスもなかったので満足。

 

ここで離脱。朝早くからだったので疲れているし、立ちっぱで腰が限界。後の対談などは配信で確認することにして帰宅しました。

『オペレーション・ジェットジャガー』は、大阪の夜の中で観たかったけど断念。ラストに持ってくるの、ズルいよ(笑)

去り際のゴジラ・フェス。

4時間くらいいて、すっかり汗だくになりました。

 

 

以上、ゴジラ・フェス大阪の参加レポートでした。

行ってみた感想としては、最新情報はもう少し耳寄りなものが欲しかったのと、アイドルグループの登壇は、まあ近々そういうチャンネルが配信されるということではあるんだろうけど、別に要らなかったような……。それだったら、これまでのフェスで公開されてきた作品を一挙公開してくれる方が良かったですね。

 

ここ以外にも、マイワンゴジの像が飾られているところや、ゴジばんのキャラクターが飾られているゾーンなんかもあったし、発売予定のゴジラフィギュアが並んでいるテントや、ニジゲンノモリのゴジラ迎撃作戦が紹介されているテントもありましたが、テントの方は合間に一応中を拝見し、他の飾りはまた別の機会ということにしました。

 



情報的には、もう少し踏み込んだものが欲しかった一方、参加することの面白さは存分に味わえましたし、ゴジラ映画のどんな部分やどんなキャラクターが人気だったり魅力だったりするのかを体感的に知る、良い機会となりました。あと、当たり前なのに実際行ってみるまで全然気づけなかったことですが、ゴジラってやっぱり、子どもたちのヒーローなんですね。1954年の初ゴジこそ、純然たる恐怖と破壊の権化という感じでしたが、それ以降は、たとえシンゴジでもマイワンゴジであっても、怖くもありカッコよくもあるヒーローなんだと。今日の子どもたちの完成や反応を見て思い知りましました。日常の崩壊こそが怪獣映画の魅力だとか理屈をこねまわして、『ゴジラXコング』に乗れなかった自分をちょっと反省。でっかければ、カッコよければ、それで良いんだっていう、そうした要素だって、怪獣にはあるはずだし。

 

まあ、それでも『ゴジラXコング』への「どうにかならなかったのか」感は、変わらないんですけど……。

 

そんなことも考えさせる、中々に濃い一日だったと思います。

来年、同じように大阪でフェスをやってくれるかは分かりませんが、またやってくれるなら、ぜひとも、今度は最初から最後まで、腰を据えて参加したいですね。

 

開催してくれた運営の皆様、当日のスタッフ・キャストの皆様、濃いぃ時間と体験を、ありがとうございました。

 

ちなみに、ゴジラストア出張所での戦利品は2体。

一つは、また近々レビューします。

そしてもう一つは大阪限定のコレ。

このシリーズはサイズの割に値段が高くて手が出なかったんですが、この大阪食い倒れカラー(と勝手に呼んでいる)は、ゴジラ・フェスが大阪に来た記念ということで、値段度外視で買おうと決めていました。いつか開封する時が来るかもしれませんが、とりあえずはこの状態のまま、大切に飾っておこうと思います。