実は結構前に買ってたんですが、諸々あって開封が今日まで延びました。魂ストア限定の、2019版ゴジラ、ナイトエディションですね。
魂ストア限定ということで東京に行かないと変えないアイテムでしたが、大阪にも魂ストアがオープンしたということで、ようやっと手に入りました。
別に限定盤のこいつが欲しかったわけではなく、モンアツのハリウッド版ゴジラで一番手に入りやすくなったのがこいつってだけ。過去リリースのハリウッド版ゴジラが軒並みプレ値している中で、定価で買えるのが、まさかの限定版であるこれしかなかったんです。
開封してみましたが、さすがモンアツ。
凄まじいきめ細かさ。
生きているような生々しさ。
ナイトエディションなので、全体に青みがかっています。
前。見事なまでの三角形体型。
頭部はかなり小さいです。
横から。
首の向きの構造上、やや前傾気味。
東宝のギドゴジなどと比べると、姿勢差が際立ちます。
ゴジラにはいろんなニュアンスが含まれていますが、ハリウッド版のゴジラはやはり、ワニ色強めな感じがしますね。
背中。
尻尾については、可動はしますがそこまで自由度がないように思えました。
背中の背鰭。
東宝のゴジラと大きく違うところですね。
東宝のゴジラはフジツボみたいなボツボツが付いてくるんですが、ハリウッド版には深い筋がいくつも入っている。
顔のアップ。
ここはね! モンアツ圧勝(何に比べてだ)。
首元が非常に面白い構造をしています。
首の後が幾重にも重なってるんですね。
これにより、ちょっと亀みたいでもあります。
さて、可動ですが、けっこう癖あり。
特に上半身の分割が、かなり独特なんですよ。
胸部が腹部の奥に来ていて、腕の角度によっては胸部と腹部の関節部分が効かない。
しっかし、カッコいいですねえ。
ゴジラの中でも腕が長いのが特徴。
アクションに秀でています。
躍動感のあるポーズにも、腕の動きがけっこう大きな仕事をします。
爪をひらめかせるゴジラ。
ここまで体を捻れるのは、とっても楽しい。
同じポーズでも違う画角から。
怪獣映画は、やっぱり画角の文化ですね。
いかにカッコよく見えるかどうか。そこに命を賭けていると思います。
腕を前に伸ばして、敵をひっつかもうとするゴジラ。
こうして見ると、背鰭のボリュームが控えめに見える。
さて、この時期にハリウッド版ゴジラを開封すると、やってみたくなる。
腕を振って走るゴジラ。
あの予告編には吃驚しました。何回も見直すと笑えてきますし、さらに重ねてみると可愛く見えてきます。
腕の自由度はそれなりにありますが、前述のとおり、胸部と腹部の分割線に干渉します。
ハリウッドゴジラは喧嘩っ早いイメージがあるので、色々とポージングを試してみたくなりますね。
首もかなり動きます。
上を向いて咆哮、なんかも実現できる。嬉しい。
空から襲い来る敵を見上げるゴジラ。
お気に入りの一枚。
体表のディテールも、とんでもなく細かいですね。
これは――モンアツにしかできない彫りの深さだわ。
恐竜的なポージングで進撃するゴジラ。
これはこれで、カッコいいかも。
この状態で走れば良いと思うんですが。
GODZILLAの映画は、ゴジラの「見得を切る」シーンが見どころでした。
こういう、グッと体の入ったポーズも好きです。
目に宿る影も最高ですね。
瞳が見えないのが、底知れない威圧を感じさせます。
泳ぐゴジラ。
元々ワニに似ているので、すごくしっくりくる。
体のラインがとても美しいです。
可動には若干難がありますが、それをカバーして余りある造形になっている。
HIYAーTOYSとの比較。
モンアツが買えるってわかってたら、HIYAまで手を伸ばすことはなかったかも。
いや、HIYAももちろん頑張ってはいるんですが、モンアツの横に並べると、彫りの浅さがけっこう目立つ。
実際、これであんまり値段は変わらないんですよ。モンアツの方が万越えしてないんですね。
顔のアップ。
首回りの処理は、実際かなり違いがある。
生物味でいうと、実はHIYAの方が、鰓に見える部分とかもあって感じ強めなんですよね。
魂ストア、大阪にオープンしてくれてよかった。
色んなバリエーションがあっても全部揃える財力なんてない。
ハリウッド版ゴジラは、このナイトエディションで良かったと思います。
次回作の予告編は、この背ビレが紫になっていましたね。
ミレゴジを彷彿とさせるデザインだったので――そのバージョンのモンアツが出たら、買ってしまいそうです。
それまでは、このナイトエディションが僕にとってのハリウッド版ゴジラのアーツの決定版。
まだまだ試したいポーズはあるし、そもそも、あの「偽りの王」とまだ絡ませられていない。これから存分に遊び倒せそうです。