『ゴジラ ファイナルウォーズ』に登場した怪獣の一体。初代の面影を残しつつ、斬新にリニューアルされた空の大怪獣が、早々と東宝怪獣コレクションに登場です。
第6・7・8号で完成。シンゴジほどではありませんが、やはり相当な跨ぎになりますね。
FWラドンは身長100Mということもあって、かなりの大きさですね。
正面から。
ソフビとは違う、硬質なディテールがカッコいい!
尖っている部分も多いので、注意が必要です。
横から。
立たせにくさは、ムビモンと同じ。
そこは別に似せなくても良いんだけど……。まあ、ラドンの立体化商品って、どれもこれも自立させにくいんだよね。
詰めや嘴、角、身体の棘など、エッジが効いた部分に富んでいる。
生物感のある彩色も好みです。
ラドンはやっぱ、この生物感あるデザインが最高ですね。
生物感と言えば、背中。
ぶにゅって膨れている感じが凄い。
尾の部分による皺も、彫深くて良いですね。翼の筋や捩れなども自然です。
胴体を覆う、装甲上の硬質な何か。
流れが美しい。
初代ラドンと同じでいて、絶妙に異なるディテールが素晴らしい。
顔のアップ。
かなり老獪な表情です。
嘴は、もう少し長くてもカッコ良かったかな。
首が長めな辺り、着ぐるみ感もありますね。ラドンは、本編ではあまり使用されていなかったようですが、着ぐるみ(スーツ)も作られていたとのことです。
瞳までしっかり描き入れられている。
頭部側面のざわっとした質感まで、再現が見事ですね。
いやあ、カッコいい。
FWラドンって、コレクションフィギュアとかも含めれば意外と出てるんですが、その中でも満足度の高いアイテムです。
ムビモンとの比較。
ムビモンはムビモンで見事な造形していますが、頭部のバランスなどはやはり、スケールフィギュアである東宝怪獣コレクション版の方が良く見えるのではないでしょうか。
さて、このラドン身長100M組ということで、
キングギドラと同じくらいですね。
こうしてみると、FEラドンって相当にでかいんだな。ニューヨークの摩天楼の中だと、全然実感がなかったけど。
ゴジラの80Mも含めて、時代を超えた『怪獣大戦争』。
端から100Mのキングギドラには、ここまでサイズアップしないと並び立てない。
『怪獣大戦争』期のゴジラ、ラドンは50Mですからね。
ファイナルウォーズ・ゴジラのアーツと。
まあ、そこまでの違和感はないかな。
組み合わせとしては、ちょうど良いくらいです。
劇中では、アンギラス・キングシーサー・ラドンで手を組んでゴジラに挑みました。
時間が許すなら、一対一での死闘も見たかったのにね。
ということで、FW版のラドンでした。
生物感と着ぐるみ感が絶妙に綯い交ぜになった、非常に良い感じのスケールフィギュアです。
ゴジラ怪獣については、昭和平成令和と、全部好きなんですが、やはり平成以降の、ビルに負けないようにスケールアップしていた時期の怪獣だと、単純に大きいというところでボリュームを感じて良いですね。ただそうなると、巻を跨がないと完成しないものも多いのですが――そして、50M組のように小さいものでありながら、非常に良くできた造形のものもあるわけで。次巻でついに、全ての始まりが東宝怪獣コレクションにやってきます!