映画もエゲつかったけど、こっちもエゲついですよ。
大ヒット中『ゴジラー1.0』に登場するゴジラのアーツ。何とか予約戦争に勝てたものが、昨日届きました。
パッケージがパンフレットと同じなんですね。
裏面は更に凝っている。
透明部分がＧの形にくりぬいてある。
オシャレですね、この箱。捨ててしまうことにためらいを覚えます。
ポーズ参考例は控えめ。まあこれは、最近のモンアツでは良くあることです。
開封してみました。
おおおおお。カッコええ。
本編よりも頭部がシュッとしている感じがしますが、さすがモンアツ。さすが酒井ゆうじさん。凄まじいクオリティです。
じっくりと眺めていきます。
まずは正面から。
表面のゴツゴツがとにかく細かい。
見事な三角形スタイルですね。
やや俯瞰気味に。
頭部の小さな角状突起の列など、本当に細かい。
マイナスワンゴジラは、背びれが特徴的でもあるので、やや俯瞰気味にして背びれが見えるぐらいの角度が良いですね。
横から。
どっしりした脚と、不気味なほどに肥大化している背びれが目立ちます。
尻尾は短めですね。
色合いも渋いなあ。
背ビレの痛々しい感じもあって、廃墟を背負って歩いているような印象さえ覚えます。
背面。
太もも部分の彫りこみや、足のディテールの重なり具合など、まあ本当に凄いという言葉しか浮かんできません。
指も三本が可動。しっかりと接地させられます。
腹部や胸部のディテールも、まあ緻密なこと。
パンフレット等に全体ビジュアルが写っているのですが、かなり忠実です。
あまりにゴツゴツしているので、長時間触っていると指に窪みができています。
禍々しい、というか痛々しい背びれ。
突き出た墓標のようですね。
上半身。
色々なニュアンスを感じられる頭部ですが、頬部分の一部白などから、個人的には白熊までイメージを想起させられました。
逆に、こちら側は怪獣然として、かなり怖い顔つきです。
こちら側には、平成ゴジラの名残を多分に留めている気がします。
特に眉部分は、ビオゴジを思い出しました。
口は開閉可能。
しっかり開きます。
歯は、さすがに一歩一本の造形や塗装は無理だったかな。
しかし、良くできている。
どの角度から見ても、隙がない。
あと、全体的に可動はゆるめでしたね。
ゴジラなどの怪獣は尻尾があるから、多少関節が頼りなくても、何とかなるもんなんですけどね。
見栄を切るゴジラ。
腕が長めで、しかも良く動く。これは有難い。
首の角度が優秀で、身体を屈め気味にする一方、首をぐっと持ち上げることができます。
あるいは、首をすとんと前に傾けることも。
この方向け範囲の広さは、ミレゴジを思い出させますね。
熱線を吐いた後、キノコ雲に向かって吠えるシーンです。
口を開いて、躍動感のあるポージング。
カッコいいなあ。お気に入りの一枚です。
腕がいい仕事をします。
今回は、パンフレットの写真も参考にしました。
これ、けっこう好きな一枚。
腕を振りかざしながら暴れるゴジラ。
このような動的なポーズが似合う怪獣でもあります。顔に険があるからね。
あるいは、進撃するゴジラ。
銀座蹂躙シーンはこの「進撃」だけで十二分に怖かったですよね。
巨大な足が引き立つ画角で。
尻尾を上手く使えば、こんな前傾姿勢も。
恐竜然としています。一番でかい背びれを、本当に「背負っている」感じが出ていますね。
泳ぐゴジラ。
劇中中盤の海上戦では、こんな感じで敷島たちの船を追いかけたに違いない。
シンゴジラとの死闘。
コブラとマングースの戦いのような印象を受けます。
マイナスワンのゴジラは、多分に哺乳類的な顔をしていますね。だからこそ、表情感情が伝わりやすいのでしょうか。
カッコいいです。これは良いですね。
可動には若干の癖がありますが、造形はいつも通りの神クオリティ。
歴代でも怒りの表情豊かなマイナスワンゴジラでしたが、このアイテムからも、ゴジラの敵意、害意が伝わってきそうです。
凄く良いアイテムで、どこもかしこも早期に完売しているようですね。実際、開封して遊んでみると、本当に満足度が高い一品でした。
マイナスワンゴジラ、この一体だけで終わらせるのは勿体ないポテンシャルと人気を得そうな気がするので、プレバン限定かなんかで、熱線verとか出したらどうでしょうか。怪獣王シリーズみたいに。シンゴジラは色んなバージョンが出ていたと思うので、このマイナスワンゴジラもバリエーションを豊かにして、映画同様、モンアツ界でも長く愛されるアイテムになってほしいなと、思ったりなんかしたりします。