ウルトラアーツの中でも、メモリアルの時期と重なったセブン関連のアーツが熱い。今回は再販ではなく新作、セブン怪獣人気No. 1の宇宙怪獣エレキングが、アーツになって登場です。
Amazonや家電量販店でも定価で買える印象。
いろいろとショップを巡って、少しでも安く買う方法を探してみると良いかもしれません。
エレキングはかつて、ULTRA-ACT でも登場してました。それを紹介した記事でも再現度の凄さに驚嘆しましたが、今回だって、負けちゃいませんよ!
じゃじゃん。
ひょろっと背が高いエレキング。劇中のプロポーションのみならず、表面のディテールからは独特の着ぐるみ感さえ伝わってきます。
正面から。
エレキングって、実はかなり首が長い。
背が高いイメージがあると思うんですが、特に長いのは胴体と首なんですね。学校の身体測定よろしく、座高を測ったら短足がバレるタイプの体型です。
横から。長い尻尾。
エレキングといったら、長い尻尾。
ウルトラ怪獣シリーズのソフビなどでは、尻尾の長さってなかなか伝わり辛いので、ここは値のはるアクションフィギュアならではの良さでしょうか。
横から見ると、牛のようにも、キリンのように見えますね。
宇宙怪獣ということで、地球上の生物の系統にはないデザインのはずなんですが、どこかにそういう面影を残しているのも、面白いと思います。
後。
抜かりがない。
尻尾のインパクトが良いですよね!
顔のアップ。
宇宙怪獣デザインの極致。
目がある位置から突き出たアンテナがイカしすぎています。
刃物のように鋭利なアンテナ。これが回転するんですよね。
胴体は生物感がある中での、この絶妙なメカニック感。最高がすぎる。
口の中のざらざらまで、細部も細かく再現。
ディテールをオミットして、ぬったり感を強めている表皮も、エレキングならではの不気味さがありますね。
可動ですが、ACT以上にぐりぐり動く。
胴体のボリュームに股関節が負けるなど若干のゆるさはありますが、尻尾がしっかり支えてくれるのが怪獣の良いところです。
そしてその尻尾も、まぁなんと表情? 豊かなことか。
映えるエレキング。
首が長いだけあって、うねうねとよく動きます。
首や尻尾が長いだけに、他の怪獣アーツよりも可動に富んでいる気がしてきますね。
胴や首の捻りも良い。
あんまり捻りすぎると、胴体の黒模様が分割されるのですが……ただ、そもそも抽象的な模様なので、全然気にならないです。
前傾姿勢からの、テールアタック!!
こんなこともできちゃう。
テレビではできないポーズも、これでなら叶えられる。超楽しい。
エレキングは比較的人型に近いプロポーションなので、人間臭いアクションでも映えます。
腕がイキイキとアクションしてくれるのは嬉しいですね。
個人的にお気に入りの一枚。
尻尾がここまでぐりぐり動くのはエレキングならでは。ゴジラウルティマも尻尾が長かったですが、あれは重すぎてここまで微細に動いてくれなかった。
エレキングといえば、この手の角度。
ウルトラマンマックスに登場した個体は、「放電竜」とも呼ばれていました。僕、この呼び方大好きなんですよ。宇宙怪獣というざっくりした括りもいいんですが、放電竜って、エレキングの特徴の全てを言い表しているような気がします。
にゃん🎵
ちょっと可愛く。
エレキングは後世、リムエレキングなどマケット化して可愛くなったりしましたが、それ以前からデフォルメキャラとなっていたりと、実は可愛いでもお馴染みの怪獣。
笑っているような、ちょっと間抜けな口元に緩さがあるんですかね。あるいは、表情が読めないからこそ、我々がそこに豊かな感情やキャラクターを見出してしまうのかもしれません。
そんなエレキングの、険のある表情。
やんのか、あぁ?
みたいな顔、
こわゆす。
首と胴体を曲げれば、ここまで前傾になる。
ウルトラマンと格闘させる時に、この可動範囲の広さは美点ですね。
かなり頑張ってうねうねせてみた。
いや、本当にすごいな。
めちゃめちゃ楽しいです(2回目)。
セブンと。
中々のボリューム差があります。
セブンが初期アーツなので、可動がそこまで優秀ではなく、エレキングの躍動感に組み合うポーズを付けるのが難しい。
びりびりびりー!!
セブン戦闘シーン中でも特に有名な一幕。
これは尻尾を付け替えます。
ACTではこれに加えて口から吐く怪光線のエフェクトも付いてきましたが、今回はない。
値段はACTの方が半額レベルで安いのに……ちょっと悲しい。
体高さ差があるのは、ACTと同じで、
ダイナミックな戦闘アクションが楽しめます。
つっかまーえたっ!
トドメの一撃。
実際はいろんなところをぶった斬ってから首チョンパでしたね。
侵略宇宙人に操られた怪獣同士での激闘。
セブンってただでさえ怪獣が少ないから、こういう形でリリースされる機会は本当に貴重。ダンカンやギラドラスは、いつ出るかなぁ。
ACTと並べて。
ずっしりなACTに対して、アーツは可動を優先して全体的に軽量化した感じがありますね。
ことエレキングに関しては、どちらも捨てがたい魅力があります。
湖の秘密
エレキングは湖畔がよく似合う。
尻尾によって送電線を破壊!
それによりエネルギーを蓄えるという一石二鳥。
ゴジラといいエレキングといい、本当に最近のアーツはハズレがないな。
アクションフィギュア自体の値段が上がっているので、結構財布に痛い投資ではあるのですが……それでも、このハイクオリティフィギュが、転売買い占めの憂いなく定価で買える現状はすごく恵まれていると思います。特に、ウルトラ怪獣のアーツは今や、ゴモラも再販モノが手に入る、数年前とは違った幸福な時期。売り切れる前のどこかのタイミングでゲットして、遊び尽くして欲しい、ウルトラ怪獣フィギュアの傑作の一つです!