S.H.モンスターアーツ GAMERA 2003 | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

もうすぐネトフリにてスタートする『GAMERA REBIRTH』。ムビモンでは敵怪獣含めてソフビ展開しておりまして、モンアツでは満を持しての登場。いやがおうにも期待が高まります。

これまでのモンアツに比してもデカめの箱。

深々と刻まれた爪痕のデザインがカッコいいです。

 

 

裏面はポーズ見本。

こちらは箱の左側だけで、右側は内部が見えるようになっている。

反射がやばいので、こちらだけに留めました。

 

 

昭和ガメラとも平成ガメラともアヴァンガメラとも違う。それでいて、今までのガメラのニュアンスが総合されたような、絶妙なデザイン。体格的に一番近いのは、『小さき勇者たち』に登場したアヴァンガメラかなと思います。

実在の亀で言うと、カミツキガメが近いのかな?

巨石から削り取られたようなディテールが見事です。

 

正面から。

ムビモンだと、だいぶぬぼっとして見えた体躯ですが、いやあ、本当にカッコいい。

今までにないくらいボリュームのある両腕が良いですね。今回はアニメでの登場だということで、実写ではできなかった画が見られるかもしれません。

 

平成ガメラを撮っていた時に樋口監督が、「ガメラは腕のリーチが短いから戦いに向いてない」と嘆いていたそうで。それが覆されるアクションを期待したいところです。

 

斜めから。

尻尾の関係で、若干の前傾姿勢。重い甲羅を背負っているのでね。

目がしっかりと前を向いているのもポイントですね。ゴジラに比べると柔和なイメージのあるガメラの瞳(ガメラⅢは除く)。本ガメラも、それほど凶悪な印象はありませんが、闘志のうかがえる目つきです。

 

全体的に生物的な生々しさがある。

水槽に入れていたら、本物のカメと間違えるかも??

 

 

背中。この甲羅が凄まじい。

非常に有機的というか、抽象的というか。

うねうねぐねぐねと重なり合ったディテールにくらっとしてしまいます。

 

四肢。

鱗が装甲のように重なり合っていて、強そうです!

とくに巨大な手の甲。ここが個人的には注目ポイントですね。

 

顔のアップ。

モンアツの「瞳」クオリティは、ある段階から物凄くレベルアップしましたよね。

アサッテの咆哮を向いている目が、今はもう殆どありません。

えげつないほど襞や重なりがあるガメラですが、顔は、若干の重なりはあるとはいえシンプルな部類。

横から見ると、トサカの感じなんかは平成ガメラを意識させるものになっています。

 

口はしっかり開閉。

ガメラの口の開閉は、ゴジラよりも雰囲気が激変するから好きなんですよ。

やっぱり、部分の重なり具合がゴジラよりも複雑なので、口の開閉一つで印象が違うんですよね。

口の中には舌も作りこまれています。

横から見た口の開閉。

けっこう大きく開ける。

開くとしっかり前を向く牙が素敵。

 

 

 

平成ガメラとの比較。

頭部をリニューアルしたガメラⅢもカッコよかったですが、この全体的な重量感が嬉しいリバガメ、非常にヤバよろしい。

 

 

 

可動ですが、こんだけデカデカとしているのに、けっこう動きます。

ムビモンシリーズのガメラが、造形を優先した結果可動の一切を捨てたのとは大きな違いです。

 

腕がしっかり動いてくれるのが嬉しいなあ。

たぶん、今回のデザインリニューアルで製作陣が大切にしているのが両腕なんでしょうね。

重なりが多くて何かと干渉されそうなデザインの中で、可動の可能性を探って作られている感じです。

 

 

反面、脚の可動範囲はそこまでではない。

前傾姿勢にはできるので、爪を強調させたポーズをとらせることができる。

これがね――超カッコいいんですよ。

 

 

直立に近い形まで立たせると、こんな感じになります。

首の可動範囲が優秀ですねえ。首部分から前に倒したり、後ろに引いたり。表現の幅が広がります。

 

 

戦闘をイメージした姿勢。

この巨大な腕を、どのように駆使して戦うのか。

攻防に秀でたデザインと質感ですよね。今までのガメラにはない戦闘が見れるかもしれないと、今から楽しみです。

 

咆哮するガメラ。

腹部のラインが輝いています。超古代文明感がありますが、リバガメの設定はどうなんでしょうね。

 

いやぁ、生々しい。

この生々しさが癖になる。

喉元の襞とか、モロに好みです。

 

ガメラは造形の重なりが多い分、可動に制限はありますが可動部がそれほど目立たない。これは強みですね。

 

見栄を切るガメラ。

平成版ガメラは、とにかくガメラの見せ方が上手かった。ぞくっとするシーンにあふれていました。

リバガメでも同様あるいはそれ以上の、決め画を期待したいところです。アニメだからこその、カッコいい瞬間が味わいたいですね。

 

さて、このガメラ。

ここまで外れます。

別に無理に外したわけではなく、そういう仕様なんですよ。

 

 

何故かというと――

飛行モードに組み替えられるからです。

 

 

このウィングのディテールの細かさ。

かなり尖っているので触ると痛いんですが、このきめ細かさには驚愕さえ覚えます。

しかもかなりの大きさ。

 

 

飛べ! ガメラ!!

スタンドの構造はこれまでのガメラと変わりませんね。

衝撃波が緑色になっています。これも本編準拠なのでしょうか。

 

正面から。

巨大な山が迫ってくるかのような迫力。

その前に小さな頭部がついているなど、各部の大きさのバランスが絶妙過ぎる。

 

 

 

こうして見ると、甲羅は丸みを帯びているんですね。

ウィングと顔のついた隕石が飛んでいるかのようでもあります。

飛行タイプでも、その重量感はまったく色褪せませんね。

 

 

 

ウイングの湾曲にも注目。

平成ガメラとは異なった線を描きます。

 

 

 

後から見ると、トンデモねえものが飛んでいる感が凄い。

 

 

 

ウイングのトゲトゲが、飛行中のブレのようにも見える。

この巨体で体当たりされたら、どえらいことになりそう。

 

 

 

カッコいいです。ウイングのボリュームに、とにかく驚かされます。

この状態で飾りたいんですが、ウイングに相応の重量があって、この支えのない状態のままだと良くないんですって。

 

 

 

こんな感じで、飛びながら火球を発射したりするんだろうか。

 

 

飛行モードでも、地上モードでも、とにかくカッコいいリバガメ。

本編まだ見てないのに、すっかりファンになっています。

 

 

長らく待ったガメラ復活。

最大の課題でもあった、主役ガメラのデザインですが――

このモンアツを見る限り、期待しかありませんね! これが映像の中で、どんな動きをして、どんな活躍を見せてくれるのか。願わくば、これまでのアイテムの中にあった、「フィギュアやソフビのような造形物の方がカッコいい」という事態にはなってくれるなよと。ネトフリでのスタートまで、もう間もなく。その時には、お気に入りとなったリバガメを横に置いて、楽しみたいと思います。