塗るトラ怪獣 地底怪獣テレスドン | 怪獣玩具に魅せられて

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久しぶりの投稿です。

5月30日に買った、地底怪獣テレスドンのソフビを個人用にアレンジしてみました。

今回、日本橋でレスキューしたのはこちら。

660円で買いました。

1983の刻印があるので、かなり初期のソフビですね。

 

実はウルトラ怪獣シリーズにおけるテレスドンは、旧規格のものも現行規格のものもあんまりカッコよくない。

何でかは分かりませんが……すっごく棒立ちなんですよね。特にこの旧規格タイプは、仕方がないっちゃ仕方がないんだけど、めっちゃ棒立ちで、怪獣というより、セサミストリートにでも出てきそう。

 

ということで、どうにかもう少し怪獣らしくならんかということで、自分なりにアレンジを加えてみました。



じゃじゃん。

雑な部分はありますが、元よりは怪獣らしくなったかな。

 

正面から。



今回、特に力を入れたのが下半身と頭部です。尻尾や両腕は現行のままにしてある。

 

斜めから。



テレスドンはどっしりしているイメージがあるので、下半身を中心にパテで太らせてあります。それに加えて、脚の向きも調整して、棒立ちは棒立ちでも、どっしりとした感じが出せるようにしました。

 

パテでの足盛に2日くらいかかっています。



最初に固めていたのを、息子が遊んで外してしまって……。ただ、つけ直す際に思い切って半分ほどカットし、より微調整できるようにした結果、前のものより満足できる結果になりました。

 

 

背中はこんな感じ。



こちら側はあんまりいじっていません。

背中の真ん中の殻のような部分は、元ソフビのクオリティの高さによるものです。

 

 

 

足の角度を調整した結果、尻尾を持ち上げての自立が可能になった。



これは良い感じな姿勢になっていると思います。体幹がしっかりして、重心がちゃんと下に落ちている証ですね。

 

 

盛った下半身はこんな具合です。



腿の部分を膨らませて、でっぷり感を出してみた。

ウルトラマンZに登場した時など、以前にもまして下半身がでっぷりしていますからね。

 

 

胸部も全体的に持ってあります。



その上で、体内の筋が分かるようにうっすら窪みを入れていたりする。

この辺は、前々回のスカイドンで学びました。

 

後頭部分。



頭部をしっかり俯かせるために、首もカットして節を追加。後頭部から背中に繋がる殻部分も増やしてあります。

この辺を見ると、後から付け足した感が満載ですね(汗)

 

 

顔のアップ。



頭部には結構な付け加えをしてあります。

・後頭部から眉間にかけて、一本線を追加。

・口吻を追加

・目の周り造形を追加。

これらは全てエポキシパテで付け加えました。

 

 

 

 

特に力を入れたのは、目の周りですね。



元ソフビはここがめっちゃのっぺりしていたので、写真などを見て付け加えました。

かなり細かい作業で難儀しましたが、完成品には満足しています。

 

口中をあずき色で塗った後、歯を白で塗装。



もう少し鋭くしても良かったかな。

 

 

 

現行のソフビと比較。

頭一つでかいです。

 

 

全体にサフを吹いた後、ジャーマングレーとレッドブラウンで全体を吹き、後は部部分部分を塗装。



体色が一色なので、塗装自体はそこまで時間がかかっていません。

口吻は最初赤にしていましたが、唇がぶ厚い、化粧魔のおばちやんにしか見えないということで、ウッドブラウンに変えました。

 

 

 

アオリで見ると中々の物です。



頭部とか、もう少し手を入れるべきところはあったかも知れませんが、角度によっては似てみえるところもあります。

うちの部屋の怪獣棚に、他の怪獣たち(正規)と並べていても遜色はない――かな。



長らく欲しかった怪獣なので、自分の手で作り変えることができて、素直に嬉しいです。