塗るトラ怪獣 復活怪獣 タブラ | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

久しぶりの投稿となりました。

素人なりに、頑張って作っていたもので。

 

きっかけは、息子にあげたグドンの昔ソフビが無残な形になったことです。

このグドンはうちに来る前から可哀そうなことになっていて、角は片方なく、左手の鞭も欠損。そこで、足りない部分をパテで作り直し、色を塗り直してあげたわけです。今以上にパテについては素人だったので、かなり大味な出来になっていますね。

さすがにここまで欠損となると、作り直す気にもなれないなあと。手を付けていない部分の棘も、ぽろぽろ取れているので。

そこで、このソフビを素体として何か作れないかと考え、ちまちま時間をかけて作ることにしました。

今回は改造の過程もいくつか撮っています。

 

取り敢えず、体中の棘を落としたうえで、両腕、足、首の部分をカット。

速乾のエポキシパテを使って、どんどん持って行きました。

 

 

 

パテを持った状態がこちら。

もうグドンの面影がない……。

これのために、相当量のパテを使いました。100gの奴が殆どなくなったので、パテだけで1480円分かかっていることになる……。

 

 

唯一、素体としたグドンが露出しているのが、顎と腕部分。

口に紙を挟んでいますが、パテが固まるまで上顎を固定する役割です。

表皮のざらっとした感じは、彫刻刀の刃を止める金属部分を使いました。滑り止めで、ざらついてたんです。

 

パテが完全に乾いた後で、黒のサーフェイサーを吹いて下色を付ける。

黒は滅多に使いませんが、タブラは基本色が黒なのでこれで良いかと。

この上から、筆でざっくりタイヤブラックを塗りたくり、爪と牙と目を塗ったら完成です。

 

完成品がこちら。


じゃじゃん。

80に登場した復活怪獣タブラ。微妙に、というか頭部などはあんまり元に似ていません。

タブラの資料があんまりなくてね……。しかも、元々は違う怪獣を作ろうとしていたので、頭部だけはオリジナル色が強くなりました。

 

正面から。


腹部の蛇腹や首の弛み、棘などが個人的に上手く行ったところです。

 

サイドビュー。


素体にしたグドンは、かなり旧式のソフビで、スタイルもあまり良いとは言えなかったので、思い切って上からパテで塗りつぶすことにしました。そのため、かなり重い&トゲトゲで手が痛いです。

 

塗自体は、30分くらいで終わりました。

あんまり塗る場所もなかったので。


黒のサフを吹いたので、白はちょっと汚れた感じになります。それも味わいになるかなと思い、爪や歯の塗は敢えて雑にしています。

 

 

 

背中。


罅割れのような表現が上手く行ったのが嬉しい。これは僕の親指の爪で刻んだものです。

 

 

手足。


54本の棘をちまちま付けるのは大変でした……。

 

胸部と頭部。



タブラは胸部が装甲然とした造形なので、そこが上手く表現できていれば良いなあと思います。

 

顔は、本編のタブラはもっと爬虫類顔ですね。





角のせいか、牛の怪獣みたいになっています。

鼻の上の五本の角など、大変だけど楽しかったです。

 

 

本編とは乖離していますが、これはこれで気に入ってます。


スカイドン以降、塗るだけじゃなくて改造も当たり前になりました。

つぎは、ゴドラ星人の初期ソフビのプロポーションを何とかしたいと思っています。

 

 





 

マイナー怪獣なので、今後のソフビ化も望めまい。

だからこそ、自分で作る。そこに特別感があります。



80の怪獣は旧規格ソフビシリーズでも、あんまり出ていなかったので、今後、ソフビ改造で開拓の余地はあるかもしれません。





まだまだ人様に誇れるクオリティではありませんが、自分がどこまで改造できるかの指針として、とりあえずこれを完成させた自分を寿ぎたいとも思います。大変だったけど、楽しかった。