ウルトラマンティガ第2話「石の神話」に登場した岩石怪獣ガクマ。
2体登場しており、こちらはお兄ちゃんのβですね。
ガクマは凄く印象が強かった怪獣で、ティガ放送当時、ミニフィギュアを持っていましたね。ティガ開始前の情報では、ゴルザ・メルバ・ガクマまでがけっこうフィーチャーされていた記憶があります。
前の2体とは異なって、東宝怪獣の初期パターンにあった四つ足怪獣。僕はこのガクマが一番好きでした。絵に描きまくった記憶があります。
正面から。
大きく開いた口と、枝分かれした赤い角が目を引きます。
ソフビで見ると、けっこうほっそりしているんですね。角度によって印象が変わる怪獣です。
横から。
ウルトラマンで言う、マグラーに近いものがあります。マグラ―も四足歩行できましたしね。
彩色もあって非常に硬そうな印象。その中で目と角の赤が映えます。
カッコいいなあ。
ソフビはティガ放送時のものですが、非常に奇麗な状態を保っています。やはり、良いものは長く残るんですね。
確かこれも、BOOKOFFでレスキューしたものだったと思います。
後。鮮やかな黄色。
地底怪獣・岩石怪獣のカテゴリで言うと、背中は黄金怪獣ゴルドンのような鮮やかさですね。
背中の突起は、岩の尖った感じが良く出ています。尻尾あたりになると、映え方が複雑になっていますね。
背中が金に染まる、後脚膝すりタイプの四足歩行というと、東宝怪獣の人気者が思い浮かびます。
ディテールは全然違いますが、シルエットには共通したものを感じますね。
東宝怪獣級あるいはそれを凌ぐデザインの新怪獣が毎回登場していた頃のウルトラシリーズは、ほんとうに凄い三部作でした。
背中の突起にも細かいデイテールが施されています。
ソフビの素材が固いのでね。岩石の表現には適しているのかも知れません。
顔のアップ。やはり角が目立つ。
しかしその後ろに続くお顔にも精悍さがあって良いですね。
眉の彫りなど、細かいところの処理が光る造形です。
欲を言うと口の中も塗って欲しかったかな。
BOOKOFFとかで、もう一体くらいレスキューしたいな。
そうしたら一本角に改造して、口の中を塗り直して――と、塗るトラ怪獣に回せるんですが。
体色も忠実ではあるんですが、もう少し重みというか、陰影が際立つように塗り直してみたいと思います。
横顔イケメン。
こうして見ると、身体のいい意味での大雑把に比して、顔は小さめ、かつその小さな中で非常に作りこんである。
塗分けも完璧で、嬉しくなっちゃいますね。
角は若干剥げてきています。
まあ、27年も前のソフビなんでね。剥げない方が変ですよね。
さて、可動ですが、このガクマ非常によく動きます。
四肢と首回り。これだけで、すっごく雰囲気が出るんですよ。
これくらい動いてくれると楽しい。そして、これくらい動かせるためには、やはりこれくらいの大きさが必要なんだなと改めて思わせられました。
突進するガクマ。
この恐ろしく硬質な巨体が突撃してきたら、本気で怖いだろうな。
咆哮する岩石神。
険のある表情をしているので、動的なアクションにも合いますね。
首回りが動くので、こんな感じで方向転換しているかのようなポージングも可能。
これ、手前にアーツのガッツウィングとか置いても良かったな。
市街地に置くと、顔が隠れる。
この形で進軍して、土煙が巻き起こる中でビルが崩れていく特撮も素敵ですね。
上から見ると体高がよく分かります。
手前にコンビニのように小さな建物を置くと、ナメでも良い感じに撮ることができますね。
ぬっと顔が出てくるのが素敵怖い。
劇中では、パワータイプとの激闘が展開されましたね。
ということで、真骨彫さんに登場してもらいました。
体高差があるので、パワータイプの方を、体重を下に置いたポーズにしています。
両者睨み合うと、こんな感じですね。
そこから肉弾戦アクション!!!
力の拳は、ガクマの岩石質の表皮を砕くのか。
侵攻を止めるパワータイプ。
力と力のぶつかり合い。
デラシウム光流を放とうと、力を込めるパワータイプ。
そこにガクマが突進してくる。
背中に乗って攻撃!
四つ足の怪獣については、ウルトラマンはよく背中に乗ります。
デラシウム光流!!
見事命中!
真骨彫の可動域の広さはもちろんのこと、ガクマ自体も良く動くので、すごく良い感じに組み合わせることができる。
クオリティが高いなあ。
遊びごたえがあって、ずっと触っていられます。
ティガの怪獣ソフビの中でも満足度は高い。難を言えば、ゴルザやメルバのように再販やReに恵まれていないところですね。バリエーションとかはありません。
せっかくだからαも出してほしいところですが、今ソフビ化すると、現行の小ささに収まってしまう気がします。それだと、この怪獣の良さが出ないんじゃないかなあ。この体長があってこその迫力だと思うのでね。そう考えると、旧時代の怪獣ソフビとの出会いはまさに一期一会。このガクマも長年好き、かつ欲しかった怪獣の一つだったので、リサイクルショップ等を回ってレスキューできたのは本当に良かったです。