ムービーモンスターシリーズ メガギラス | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

君の登場を、ずっと待っていた!!
 

『ゴジラ X メガギラス G消滅作戦』に登場した超翔龍メガギラス。9月24日にリリース。アマだと2500円程度で買える。ちなみにサンプルよりも色彩は濃いので、その色彩や質感を店舗で確認するのもお勧めです。

 

メガギラスは、ミレニアムゴジラ2番目の敵怪獣にして、東宝実写ゴジラシリーズにおいてはラストの新登場敵怪獣(2004年のファイナルウォーズに登場してきたモンスターXはキングギドラへの変身前ということでノーカウント)。



前から。

 メガギラス、僕は大好きなんですけどソフビ化に恵まれていない怪獣で、ムビモンとして登場したのは劇場限定販売版のみ。一般店舗に並んだのは、ゴジラとのセットものだけでした。造形を映画制作のスタッフが手掛けた一品で、凄まじいクオリティ。今でも高値で取引されています。いつか、手に入れたいソフビです。



そんなだから、9月発売のラインナップにメガギラスが加えられていた時は狂喜乱舞しましたね。前のものよりスケールダウンしていることは否めませんが、それでもこの英断を下したバンダイに感謝です。



横から。

 死の蜻蛉、メガギラス。

モスラともバトラとも違う、とにかくギザギザした危なげなデザインが本当に好きなのです。





今回は、スタンドを二つ使って、飛んでいるような感じで撮っています。

 可動はハサミがある前肢部分のみ。

それも可動範囲は狭い。まぁ、大きさ的には可動を入れにくいのかも知れませんね。



背中。尻尾の爪は塗って欲しかったなぁ。

 禍々しい雰囲気が出てますね。

個体差でしょうか。尻尾が微妙にうねっている感じがします。


メガギラスはメガヌロン→メガニューラ、メガヌロンの一体が巨大化→メガギラスというように、生物的社会性の設定がしっかりしている怪獣ですね。だからデザイン的にも、禍々しくてグロテスクなんだけど、その不気味さがどこか生命的な不気味さに繋がっていて、それが魅力ですね。



上から見た図。

 ボリューム的に寂しいかな? と感じるところもありますが、上から見ると、意外に広がりがあります。




刺々しい硬質の殻が重なり合った身体。

 棘の先端が金に近い色で塗られているのも良い。

塗りは非常に丁寧で、ムラがない。サンプルの写真で買うのを躊躇うのは勿体無いですね。ぜひ実物を手に取って欲しい。



顔のアップ。

 鬼灯のような真っ赤な目が恐ろしい。

体は虫なんですが、顔は悪魔的なデザイン。超翔龍だから、顔は龍なのでしょう。


蜻蛉=dragon flyからの龍顔ってことかな。

だとしたら、小粋なデザインでもあります。




このグロイ顔、もろに好みです。

 口の彫りと塗り分けが本当に丁寧で見事。

口吻にめり込んでいるような牙の造形がたまりません。



この禍々しい顔がねえ、劇中のシーンによっては笑うんですよ。

 CGを使って、より感情豊かな表情ができていましたね。



身体の下に並ぶ肢。

 お腹の下が色分けされている。



メガギラスは水没した渋谷の街で誕生し、街の上を飛びながら高周波で破壊の限りを尽くしました。

 初登場シーンは中々にインパクトあったと思います。



ゴジラの昆虫怪獣の中では、明確に「悪意」を持つ顔つきのメガギラス。これが自分の上を飛んでいくって、中々の恐怖ですね……。

 

ゴジラとの激突!!



ゴジラのソフビも、『G消滅作戦』に登場した、いわゆるギラゴジとは彩色がやや異なりますが、アマ等で安く買うことができる。

 ゴジラのソフビは、初代・ギド・バーニング・シンなど様々ありますが、きめの細かさで言うと、このミレゴジが頭一つ抜けている。



対峙する両龍。

 お気に入りのアングルです。



睨み合う両者。

映画『G消滅作戦』について、この作品には否定的な意見も多いようですが、僕は好きです。空想科学ロマンに振り切った世界観、渋谷水没やゴジラの背中に飛び乗る驚きの「画」、何より一貫してゴジラを乗り越えるべき壁として設定したスタンスなどには、この作品ならではの魅力があると思います。冒頭、大阪蹂躙のシーンの緊張感は、今観ても中々のものですよ。

街を蹂躙する超翔龍。
 あの独特かつ耳に残る音楽も、『G消滅作戦』の良いところです。



翼に輝きがあって綺麗です。
 この色が、夜のシーンに映える。


『G消滅作戦』、見直したくなるな。
ディアゴスティーニのDVDがあるから、見直そうかな。
なんでこのタイミングで? とかは言うな!笑
個人的には、ずーっと待っていたソフビです。大きさとかボリュームとか、言いたいことが0じゃないけど、それでもメガギラスをなかったことにせず、ちゃんと作り込んでくれたのがとにかく嬉しい!!

このメガギラスこそ、東宝怪獣ソフビ化企画のラインナップに加えられそうなもんなのに、バランを差し置いて一般流通になるって、何があったの!? としか言いようがない。ないんですがーーこのサプライズが粋ってもんじゃないですか。

メガギラスのようにマイナーな、受ける層が限定されそうな怪獣でも、セレクトしてしっかり作り込んでくれるところに、ムビモンシリーズの本気を感じます。次はバラゴンあたりを是非ともお願いしたい。そこためにも、今回のメガギラスが広く受けいれられることが大切。本ブログとしては、超翔龍メガギラス、諸手をあげて応援します!