ゼットンと同時期に再販がかかっていた、ウルトラマンベリアル。ようやっと、開封できました。
赤と黒、毒々しいデザインが魅力の悪トラマン。
マッシブかつアメコミテイストなので、アクションフィギュアにしても華がありますね。
正面から。
肩から胸部にかけてのボリュームが凄い。首もかなり太いです。
横から。
素立状態から各部に角度を付けているためか、頭部がけっこうデカく見えますね。
全身を彩る複雑なデザインも、丁寧に造形。
ここまで細かくて、ムラがないってのが凄い。
当たりの個体を引きました。
広い背中。
広く、たくましい背中なのに、正義を語ってくれないところが悲しいですね。
顔のアップ。
瞳が美しい。くすんだ黒い顔の真ん中で、ぎらぎらと輝いております。
横から見ると、こんな感じ。
鋭利なとさか。サメを思わせますね。
シン・ゴジのイメージと言い、強大であったり邪悪であったりするキャラクターには、危険な水棲生物のイメージがよく似合います。
このフィギュア、首の可動が非常に優秀であり、
ここまで前のめりにできる。これにより、ベリアルの独特なポージングが表現しやすくなっています。
この首が中々に太く、可動域、保持共に優れている代物。とても良いです。
口? も少しだけ開く。
邪悪な笑いすぎて怖いですね。
さて、このベリアルさん。素立の状態から、腹部を反らし気味に、胸部を前傾気味にしております。
それにより、不良立ちのような、剣呑な感じが出ている。
それでは、動かしていきましょう。
右足の保持力にやや難がありますが、それ以外は非常に動かしやすいです。
腕の可動などはアーツ初期って感じで、後年のアイテムに比べると、自由度はやや劣る。
それでも、しっかり動きが決まるのが良いですね。
巨大な両手も良いアクセント。
哄笑するベリアル。
交換手首は二種。この大きなパーの手が、中々に迫力あってよろしい。
笑うと怖いベリアルさん。
凄いですね。腹筋がバッキバキに割れております。
この巨大かつ鋭い爪を活かしたポーズも楽しい。
個人的には、口物が見えずギラリとした目だけが印象深い「画」が好きですね。
もう一つの交換手首は、ギガー・バトルナイザーを握るためのもの。
こうやって拳にすることもできる。
普通のウルトラマンのアーツ以上に、造形が際立っております。
スーパーヒーロー着地!!
手首を組み合わせて、デスシウム光線の発射ポーズも再現可能。
肩部分が思ったよりも動かなくて、腕を組ませるのが難しい。
まあ、雰囲気だけ、味わってもらえれば。
この巨大かつ鋭利なクローで組むL字はカッコいいですね。
こうなってくると、光線エフェクトが欲しいところです。
手首のバリエーションは少ないのに、いろいろと遊べるベリアルさん。
そんな彼についてくる最大の付属品がこちら、
ギガ・バトルナイザーですね。
これは封印? 時で、ベリアルさんが手にした瞬間、
ここまで伸びます。
100体の怪獣を操ることができる。
『大怪獣バトル ウルトラギンガ伝説』では、これをぶんぶん振り回して、ウルトラマンたちと闘っておりました。
今回のお気に入り。
バトルナイザーを支えにすれば、こんな蹴り技もできる。
ちなみにこの武器、先端からエネルギーを撃つこともできます。
その威力は、光の国のウルトラマンたちを戦闘不能にできるレベル。
デザイン造形共に優れていますが、可動域と付属品が寂しい感じですね。
これ単体で見ると満足度は申し分ないですが、やっぱりACTと比べると付属品の寂しさが目立つ……ACTはこれに加えて斬撃エフェクトが付いてきたし、さらに別商品「カイザー・ベリアル」においては、とんでもなく巨大なマントまで登場させていた。ACT時期はそれくらい、ベリアルが人気かつ優遇されていた時期だったんですが、アーツにおいては、良くも悪くもそれほどフィーチャーされずに、ラインナップの1つとして組み込まれている感がありますね。理想すぎるプロポーションが賛否両論を呼ぶACTですが、元からマッシブであるベリアルに関しては違和感がない。あの頃の、ベリアルーーいや、ウルトラマンのアクションフィギュア全体に対する、異常なほどのコダワリや熱量に比べると、値段に比して寂しくなったのかなあと、そんなことを思ったりなんかもします。