たま~に紹介しているジオコレ。
今回は「強襲の都市」シリーズです。
トミーテックのプラモデルの中でも、これは倒壊していたり汚れていたりで、怪獣ジオラマにはぴったりのモデル。
大体、何らかのテーマでA~Cの3タイプが出る。
今回は、今までの中で一番バラエティに富んでいて、A高速道路、B都市型ホテル、C送電線となっております。
ではまずAから。
半壊した高速道路。
一番値が張るのに、一番シンプルな作り。
全体の寂れ具合など、雰囲気はばっちりですね。
横から。
説明書で、二個買って並べてみよう! と、端から複数回を勧めてきやがる。
確かににこれ一つだと、けっこう寂しいものがありますね。
方向を変えて見てみましょう。
思いっきり英語やんけ~な看板。
ここに日本の怪獣が出現すると、ちと違和感か?
繋げることを想定したつくりなのは問題ないが、どうせなら道路部分を倒壊させて、「終わり」部分を作れる仕様にしてくれても良かったのに。
反対側。
怪獣の爪でがっとやったような壊れ方をしています。
上から見ると、こう。
接着剤が垂れて一部、残念なことになっている。
ただ、道路に黒炭跡的なものが付いているのも、らしいですね。
作りは超単純で、ニッパーさえ使用しない。
考えてみれば、この強襲の都市シリーズでは、一回もニッパーを使わなかったな。
道路部分は比較的奇麗なので、ここにガレキとかを並べるのも良いですね。
大きさ比較。ムビモンのゴジラと比べると、こんな感じ。
僕の集めているソフビは、現行よりも一回り大きいものなので、ムビモンと同規格です。
ちょっと怪獣側が小さく見えてしまうのかな。
映画公開時の、より大きなソフビだとけっこうしっくり来る。
ここまでぬっと現れると、高速道路を運転している側は、相当怖さを感じるはず。
続けて、Bの都市型ホテル。
煤けてはいますが、倒壊はしていない。
仮に壊したかったら、シールで罅割れを表現することが可能。
8階建ての、まあまあ大きめなホテルで、非常口も完備している。
この辺の細かさは、プラモデルの十八番ですよね。
側面は相応のボリュームです。
窓ガラスは貼られていないが、窓枠が銀で縁取られているなど、中々リッチな作りです。
一部が大きなガラス面? になっているなど、あまり扁平にならないような工夫がなされている。
アオリで見ると、けっこう堂々とした佇まいですね。
怪獣と比較。ムビモンのヘドラだと、こんな感じかな。
壊れている個所がないから、ちょっと絡ませにくい建物かな。
GMKゴジラとも合わせてみましょう。
顔がここまでくる。
おお、これは相当怖いのでは。
そしてCの送電線。
これが一番手が込んでます。造形も細かい上、かなり背が高い。
送電線は、1954年『ゴジラ』で、素晴らしい効果を上げていましたね。
こちらも煤けていて、雰囲気たっぷりです。
足場も一応ついている。
ややアオリで。
あっ、マン兄さんとメビウスが見切れてる。
アーツのゴジラと絡めると、送電線がそうとう高い。
怒ったゴジラが腕を振り上げて――
どがっしゃーん!!
折っちゃいました。
送電線は二本ついており、うちの一本は違うパーツを付けることで、折れ曲がった状態にすることができる。
この、ぐにゃりと湾曲した感じが良いですね!!!
2点で折れ曲がっています。これで先端が接地する作りになっているんですが、僕のはぴったり部品を合わせると、足場が浮いてしまうバランスになってしまった。
特大ソフビのゴジラと絡めて、やっといい感じになるのかも知れない。
送電線ナメでゴジラを俯瞰。
これは中々良いですね。
怪獣に突き飛ばされて背中から激突するウルトラマン。
ならべてウルトラマンを置いてみた。
中々雰囲気あるんじゃないでしょうか。
縮尺が1/144で、中々アーツなどとは組み合わせにくいですね。
でもね、実相寺昭雄監督が、本に書いてました。
特撮は時に、大きさを意図的に狂わせる必要があるのだ――と。そうしなければ、真珠を食べるガマクジラとかは表現できないのだ、と。
このジオラマも、そういうことだと思ってください。
古代怪獣ゴモラと。
何と! 高速道路に飛び乗るウルトラマン。
こうすると、上下の奥行が出て、良い感じになりますね。
まあ実際は3万トンとかある奴ですから。そのうち、踏み抜きそうですね。
倒壊した街シリーズをずらりと並べた中に置いてみた。
けっこう増えたなあ。
そろそろ、土台を作って、一つにまとめていこうか。
ということで、怪獣ジオラマにぴったり。ジオコレの建物シリーズでした。
中々汎用性が高いと思うので、いろんな写真に絡めていきたいです。